白狼伝説の山津見神社(山の神) ~雨には勝てず・・・~


    先日、箱根駅伝で活躍された柏原竜二さんが現役引退を表明した。

    その活躍は記憶に新しいところでして、同じ福島県人の今井正人さんに次いで「山の神」と呼ばれ、県民にはたくさんの元気を与えてくれた方です。

    恐らくはこれからの人生のほうが長いので、ゆっくりと休んで新たなスタートを切って頂きたいと思います。本当にお疲れ様でした。





    で、「山の神」と言えば・・・、飯舘村の虎捕山(とらとりやま)にある山津見神社が「山の神」とか「山神様」と親しみを込めて呼ばれてたっけ、ってーのを思い出した次第でして。

    山を愛する端くれとしては、「山の神」様が鎮座する虎捕山に登らなきゃって事で行ってみた。

    ・・・・・が、飯舘村に近づくに連れ雨は強くなるばかりで、山津見神社に到着しても止む気配は全く無し。

    駐車場から見えるはずの虎捕山は霧に覆われている。
    (虎捕山の麓に拝殿や社務所があり、山頂付近に本殿があるらしいです。)

    登山は早々に諦め、折角来たので参拝のみすることに。

    ただ、手は諦めが悪かったようでステッキを持って車を降りてしまう。

    それじゃ濡れちゃうので、傘に持ちかえスタート。






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    参道を行く。



    ここで山津見神社の由緒を簡単(結構長い?)に(内容は現地で頂いたパンフより)。

    むかーしむかし(約900~1,000年前)、この辺りをねぐらにする橘墨虎(たちばなのすみとら)ってーのが居ったそうな。

    この墨虎、仲間と共に近隣の村落を襲っては人々を困らせてた悪党。

    時は流れて永承六年(1,051年)、ここから近い掛田(かけだ)に陸奥守源頼義(みなもとのよりよし=八幡太郎義家のパパ)が訪れた際、人々は「墨虎を退治してけろ」ってお願いしたんだとさ。

    それで頼義は部隊を送り、墨虎一味をやっつけたんだけど墨虎本人には逃げられてしまったんだと。

    墨虎は頼義の目を盗んで再びこの地へ戻り悪さを繰り返したもんだから、頼義は困ったんだなー。

    そんなある夜のこと、頼義の夢の中に山の神(大山津見神=おおやまつみのかみ)が現れた。
    「墨虎を捕らえるならば、白狼(おおかみ)の足跡を追うべし」と告げたそうな。

    その夢を部下の藤原景道(ふじわらのかげみち)に話し、命を受けた景道は地元の男(2人)を案内人として山中に分け入ったんだと。

    獣の足跡を追って行くと、山の上にそびえる大きな岩が。

    更に足跡を追うとその大岩付近に岩穴を発見!

    その中に隠れてた墨虎、見っけ!

    「御用だ!御用だ!」・・・ん?時代が違うか?

    「オーマイガット!」慌てて逃げ出す墨虎!

    「シャキーン!」景道は墨虎の背中めがけて短刀を擲(なげう)った。

    「ジャジャジャーン~♪」果たして結末はいかに・・・・・。

    ~つ・づ・く~





    続きはまた来週ってことで・・・・・そうもいかないので続けます。(^_^;)



    「ギャーーーーー!」短刀は見事に墨虎の背中を捕らえて一件落着。

    後に頼義は夢に出てきた山の神を敬い、この山に祠を建てたそうな。

    墨虎を捕らえたので「虎捕山」と呼び、短刀を刺したことからこの地区を「刺(さす)⇒佐須」という地名で呼んだそうです。

    めでたしめでたし。



    まあ、こんな感じの話です・・・・・多分?

    ただ一説によると、実は橘墨虎は良い人だったってー話もありまして。

    先程の昔話は、朝廷の言いなりにならない墨虎たちを煙たく思った朝廷側が、墨虎退治を正当化するために流した噂的な話だったのかなー何ても考えてしまいました。

    先週登った大滝根山にも似たような話がありまして、坂上田村麻呂に成敗された大多鬼丸(おおたきまる)も朝廷じゃ悪者扱いでしたが、地元じゃ民を守る良き指導者だったとか・・・・・。

    「勝てば官軍、負ければ賊軍」てーことですかねー。






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    山の神の使い「白狼」(おおかみ=御眷属様=ごけんぞくさま)



    もともとは神様と同じで姿は見えない存在らしいのですが、まれに御縁のある方には姿を現すとか。

    勿論、自分の前には現れるはずも無く・・・・・。






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    拝殿

    残念ながら2013年に焼失してしまった拝殿。

    現在の拝殿は2015年に再建されたものです。

    「狼の天井絵」が復元されてました。一見の価値あり!






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    催花雨(さいかう)に桜の蕾も色付きはじめた山津見神社でした~。

    虎捕山登山は又の機会に・・・・・。






    行ってみた日 2017.4.9























    こっからは愚痴です。
    運悪く見つけてしまった方はまともに読まないで下さい。
    万が一読んだとしても、心の中で嚙み砕いて処分して下さい。
    宜しくお願いいたします。



    帰り道に飯舘村内をウロウロしてみたんだけど、雨に濡れる淋しい風景を見てたらふと疑問が・・・。

    原発事故からの復興って事で数兆円って金額が投じられてる割には、何処にお金を使ったのかわからない。

    除染したりソーラー発電所や箱もの、道路を建設したりしたのはわかる。けど、そんなことには数兆円もかかっていないのでは?

    自分の勝手な憶測だけど、予算の大部分は東京に本社のある大きな会社に持ってかれて、そこからフィルターとかスポイト的な役割をしてる〇〇法人とか〇〇組合とか通して周り回って一部は「とーでんさん」に流れてるんだろーなー・・・。

    本当に飯舘村に住んでた人々が望む「村」になってるのかなー?見た感じでは全然そう思えないんだなー。

    本気で村に申し訳なく思っているなら、お役人さんなり、国会の先生なりがここに定住して、村人の話を聞くだけじゃなくて実際に何が必要か?を体験して行動するのが理想では?

    たまーに〇〇大臣とか偉い人が来て、私がこれをやりました的な発言して帰るけど、予算額と復興度合いがミスマッチでおかしいなと思わないのかな?
    思う訳ないか、知っててやってるんだから・・・・・。

    ただ、そんな姿見せられると、県民はイラっとして血圧あがるんだけどなー。

    それから最近は、福島の避難者が金、金って騒いでる的に聞こえかねない報道や偉い人の発言を耳にするけど、福島県人からするとあんまりお金の話はしてないんだよなー。

    何か文句を言うと、直ぐに「金か?」ってお役人とか偉い人は思っちゃうんだろーなー。お金しか人の気持ちを量る道具持ってないんだから仕方ないか。

    まー、例えお金を要求したとしても、復興と称されてあちこちに流れてるお金に比べたら僅かなものだと思うんだけど・・・。

    金、金って騒いでるのは、大きな会社さんだったり、国会の先生達じゃないのかなー。ちょっとはボランテイア的な気持ち無いのかなー。

    復興のお金が余計に掛かるのぜーんぶ(全部)、福島のせいにされちゃ敵わん!

    当時のとーでんの偉い人や原発を推進した偉い人(〇〇党とか)なんかが何度も何度も来て頭を下げて、こっちに住んで共に苦労を分かち合ってくれりゃ、気持ちも通うのに・・・。
    (とーでんの元社員さんが定住してるケースはあるらしいです。)



    長閑(のどか)で平和だった飯舘村の姿を知っているだけに、6年経ってもそこに近づいた感の無い景色と、その方向性がちと違うのでは?と、がっくりしたり苛立ったりして書いてしまった次第です。

    当方、この手の話をし出したらきりがないので、そろそろ止めておきます。

    ※話の内容の殆どは個人的憶測や思い込みであり、何の根拠もありませんので、信じないで下さい。
    それから、決して誰かを陥れようとかするものでもございません。

    失礼いたしました。


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    奥会津シンフォニーロード(メロディロード)



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    会津から新潟へ向かう国道252号線。
    柳津を経て三島へ入り、只見方面へ車を走らせる。やがて三島町の西、早戸温泉に差し掛かり、トンネルを抜け橋を渡ると「金山町」の境界表示板が見えてくる。
    そして金山町に入った直後が上の写真。左に只見川、右には只見線、ん?道には見慣れぬ標識。

    この標識を通過すると!!!、「タンタンターン、タンタンターン~♪」と聞き覚えのある名曲が流れ出す!

    ※片側のみ(50km/hで約20秒)です。

    帰宅後、調べてみるとメロディロードと言うそうで、舗装路面に複数の溝を切り、音が鳴る仕組みだそうです。ここのものは、昨年(2014)暮れに完成したらしい・・・・・、あれ?、今年春にも来たはずだけど、ただの眠気防止かスピード超過防止の段差と思って通り過ぎてしまったようです。

    今回は、少し手前(数キロ?手前)にメロディロードを知らせる標示板をチラッと見た気がしたので、警戒しながら運転してて気づけました。






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    ネット等で調べれば何の曲か直ぐ分かってしまいますが、実際の音色を聞きながら「何の曲か?」って当てるのが面白いと思います。

    運転手の疲れを癒してくれるのは勿論ですが、長旅の車内にまれに訪れる気まずい雰囲気(^_^;)を一変させる(・・・多分)楽しい道なので、奥会津へ向かわれる際はちょっと気にかけて通過してみて下さい。






    行ってみた日 2015.10.10










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    霞ヶ城跡(二本松城跡)公園


     1月も最終週に入ったところで、ようやく2015年始動です。

     遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。






     今年最初に行ってみたのは霞ヶ城(二本松城跡)公園。

     春の桜、秋の菊人形と福島県人には有名な霞ヶ城。地元二本松では「お城山」と呼ばれ親しまれているようです。


     二本松市内に入り案内板を頼りに駐車場へ辿り着きます。

     徒歩の場合、JR二本松駅から約20分だそうです。






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    到着と同時に、石垣と白壁に圧倒されました。







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    園内に入る前に駐車場の東端へ移動して、旧二本松藩戒石銘碑なるものを見学。

    役人(武士)の給金は住民の汗(働き)からいただいてるので、住民をいじめると天罰が降る的な事が彫られてあります。

    当時の藩士は登城の際、この石碑に刻まれた文を戒めとしてから城へ向かったそうです。

     




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    南側にある正面入口






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    正面には少年隊の勇ましい銅像。

    13~17才の少年達が戦った戊辰戦争、会津の白虎隊と並び、今も語り継がれる悲劇です。


     



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    進んで行くと左手に案内板があります。

    この案内板の右下にポケット的なものがあり、開けると中にパンフレットが入っています。






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    箕輪門

    領内箕輪村内の御神木(カシの大木)を利用したので、この名が付いたとの事。






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    現在の箕輪門は昭和57年に完成したものです。







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    箕輪門から三の丸へ向かう際のアカマツが見事です。






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    三の丸下段

    秋の菊人形はこちらがメイン会場になります。







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    城壁にある狭間(さま=弓矢等で敵を狙う穴)を覗いてみた。







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    戊辰戦争の際には役にたったのだろうか?

    今は道の向こうに町並みが見える、平和な時代。






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    別な狭間からは箕輪門が見える。






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    三の丸上段へ移動して西へ進むと、霞ヶ池の向こうに洗心亭が見えてきます。







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    洗心亭は「墨絵の御茶屋」と呼ばれた茶屋(茶室)で、江戸時代後期の崖崩れの際、阿武隈川畔に移築され、藩主の釣茶屋として利用されたそうです。






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    その後、明治時代後期になり再びこの場所に移築された為、戊辰戦争の難を逃れて城跡内に唯一残った江戸期の建物です。






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    丹羽(にわ)神社周辺は、イロハカエデが多いので紅葉の時期に訪れたい。







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    江戸時代の城主丹羽(にわ)家を祀る丹羽神社。

    二本松で節分の豆まきには、「鬼は外」と言いません・・・・・言えなかった。

    「お丹羽、外」になってしまうからで、「おにーそとー」と間の「は=わ」は発音しません。

    「福は内」はそのまま発音するらしいですけど。







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    傘松、別名「八千代の松」、直径14m、樹齢300年以上との事。







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    城跡内にはいくつか滝があります。

    洗心滝は形が銚子ヶ滝に似ているような気がします。








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    仙台出身で「荒城の月」を作詞した土井晩翠の歌碑もあります。

    「花ふぶき 霞が城の しろあとに 仰ぐあたたら 峯のしら雪」

    傍(かたわ)らの見晴台から、安達太良山が良く見えます。








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    二合田用水は初代光重公が、幕府に内緒で引いた用水。

    幕府の役人に見つからないように夜間工事を行い、18kmもの距離を安達太良山麓から引いたそうです。







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    智恵子抄詩碑

    高村光太郎直筆の銅版をはめ込んだ岩は「牛石」と呼ばれ、最初に二本松城が築かれた頃の伝説の岩だそうです。







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    少年隊の丘と呼ばれるこの場所は、当時、砲術訓練が行われていたそうです。







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    搦手(からめて)門跡

    お城の裏口は質素です。







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    ようやく本丸跡の石垣が見えてきました。

    ウロウロしながらなので入口から約1時間も費やしました。

    本丸跡の近く(東側)にも駐車場はあるので、ここだけ見学にも来れます。






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    現在の石垣は平成5年から2年かけて修築復元されたものです。

    この中に旧石垣が保存されているそうです。






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    石垣を1周してから本丸への石段を上ります。







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    ここに本丸があったそうです。

    写真左上が東櫓台で、西櫓台から見ています。






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    二本松の市街地が一望です。







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    遠くに郡山も見えています。

    今でこそ高い建物があるので郡山だとわかりますが、当時の人々は郡山が見えることに気付いていたのでしょうか?






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    こちらが天守台。

    意外と狭い感じですけど、ここに天守閣があったんでしょうね。






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    安達太良連峰の眺めが抜群!







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    古くは万葉集にも登場する安達太良山。

    歴代の城主たちは、きっとこの景色を楽しんで、客人に自慢したんだろうなー。


    絶景を楽しんで殿様気分~♪になれた霞ヶ城跡でした。




    行ってみた日 2015.1.25


    詳しくはこちらへ⇒二本松観光協会








    tag : 福島 中通り 城跡

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