風音とカッコウ響く赤面山 ~強風にたじろぐ~


    毎度お馴染みどーでもいい前置きから。

    「あっ、いつもより長めですー」(^^ゞ





    この日は以前から参加したいなーと思ってた某山開きへ行く筈だった。

    いつになく入念な準備に下調べ(いつもこう在りたい)、更に体調もばっちり・・・・・ただ天気予報が今一。

    それでも前日就寝前の予報じゃ何とか持ちこたえそうで、早々にぐっすり。

    明けて翌朝(とは言ってもまだ薄暗い中)、予報を確認・・・・・うー、悪くなってるしー。

    諦めが悪いので、とりあえず支度を済ませ家を出る。

    その山の方角へ向かうも、絶対に晴れないと言いきれてしまう空模様でいよいよ諦める。

    あーあ、来年のお楽しみと言う事で・・・・・。



    で、別の山へ行こうと思ったわけで。

    通常なら2、3、代案を持って出掛けるところを、今回はその山開きしか頭に無く、困ってしまってワンワンワワーン~ワンワンワワーン~♪(全然困ってる感が伝わらない)

    南下すりゃ晴れてるかな?と白河を越えて那須方面へ。

    那須なら観光地だし、それほど詳しくなくても大丈夫だろーと行ってみた。

    近づくと那須の峰々は雲の中。

    そんな中、希望を感じさせる虹が!

    ウキウキして峠の茶屋の駐車場(標高約1,470m)に到着。

    「ビュゥーーー!」風強っ!

    「パラパラ」っと雨も・・・、虹が出るって事はそりゃー雨も降ってるよねー。

    こんな天候でも山へ向かわれる方々を見ながら暫く車内待機するも、時間が勿体無いので湯本温泉辺りまで下りプチ観光。



    ~1時間経過~

    山にかかる雲はとれないけど、その位置が少し上がった感じでちょっと期待。

    途中まで戻ってみるも相変わらずの強風でやっぱ「駄目だこりゃ。」

    折角の早起きが無駄だったかなーと、刻々と過ぎて行く時間に焦り始める(ようやくですか?)。

    んー、この辺りで知ってる山と言えば・・・・・、去年の今頃、赤面山に行ったっけなーって思い出し、今年も行ってみた。(やっとこさ始まります。ここまでお付き合い下さいまして、お疲れ様でした。)





    那須から県道290号を甲子温泉方面へ向かう。

    県境を越え福島県へ戻り少し行くと左側にスキー場の跡地があり、そちらへ車を入れます。

    入って行くと正面に不気味な廃墟があって、それに向かって左側に登山口があります。






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    広ーい駐車場(トイレ無し)ですが、変なものを踏んでパンクしない様に注意しましょう。

    8時過ぎで先行者(車)5~6台でした。

    風は強いけど青空の面積が広くなってきてる感じの中、準備して出発!






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    こんな看板がありました。

    開発された山を、元の姿に戻すってとっても大事で大変なこと。

    どーしてボランティア任せになってしまうんだろー。

    街路樹植えて信号や標識を見えなくする予算があるなら・・・・・。






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    登山口(標高約1,100m)

    最初はゲレンデ跡の左端を登って行く。






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    高度を上げて振り向くと、遠くに白河の市街地や八溝山(多分?)の眺め。






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    登り詰めると平坦になり、目印を追ってリフト建屋を右方向へ。

    100mほど行くと別のリフト建屋があり、その向こう側から次のゲレンデ跡へ入る。





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    目印を追ってひたすら登る。

    この日は登れば登るほど強風になった。

    ゲレンデ歩きの途中で3度、下山する方(いずれもソロの方)と出会った。

    皆さん、山頂直前で強風の為に前へ進めずに戻ったとの事。

    かなりの風らしい・・・・・、用心して向かう。






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    登って行くとリフトの終点を左に見て、右方向の森へ進路をとります。






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    するとようやく赤面山山頂入口。(標高約1,500m)

    ここまで来ればこの先に急な坂は無く、かなり楽になるかと思われます。






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    ブナの森に入り、直ぐに少年自然の家からの道と合流。

    「ザザァーザザァー!」凄い風音で樹々が暴れまくってた。

    道に揺れる樹々の影が映り少々不気味・・・・・。






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    森を抜け笹原に・・・・・。

    風を警戒するも、地形的なものか意外にも難なくクリア。

    ここいらで本日4人目のソロの方と出合う。

    この方は強風の中を山頂に立ったとの事。

    今までの方々の話を伺う限りでは、徐々に天候が回復してるらしく、期待して進む。






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    ツツジの多い低木帯に入る。

    右の画像のような小さな切株が多いので、つまづいたり踏んだりしない様、気をつけましょう。






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    ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅)






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    低木帯を行くと、開けた場所から茶臼岳(左)、朝日岳(中)、スダレ山(右)。

    峠の茶屋からは全く見えなかったけど、ここまで来てのこの景色、「来て良かった~」

    ただ雲の流れは恐ろしく早い・・・・・。






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    遠くに薄っすら筑波山(多分?)。






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    進行方向にチラッと赤面山を確認して進むと、本日5組目の方々(3名)と出会った。

    この方達も強風の中、山頂に立ったとの事。

    この先の森林限界から先は強風でしかも寒く、それなりの格好で帽子等飛ばされない様にとアドバイスを頂いた。

    それを受けて、さっそく手袋したり、飛ばされそうなもんをザックに全て押し込んだりして準備万端、山頂へ向かう。






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    シャクナゲ(石楠花)を見つけ笑顔になったのも束の間、周りに遮るものが無くなって強風に顔が強張る。

    さっき出会った方は這って山頂へ行ったと冗談っぽく言ってたけど、ホントの話だったかもねー。

    凄まじい向かい風に、前傾姿勢で岩陰から岩陰へ渡り歩きながら近づく・・・・・、刑事ドラマの銃撃戦で物陰から物陰へ走るイメージで。






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    スダレ山。

    右端の一段低く見える山が那須連峰最高峰の三本槍岳。






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    岩陰から山頂を覗き込む。

    もうちょっとだけど、この先に遮る岩が無い。

    強風にプラスαするかの様に時折突風が加わる・・・・・、それが怖い。

    一度、ダッシュでスタートするも思った場所に足をつけない。

    ここから横風になり、体が左へ左へと流れ、岩や藪の方向へ持って行かれる。

    一旦岩陰へ戻り再スタート。

    姿勢を低くして一歩一歩確実に近づく。






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    そして、赤面山山頂(標高1,701m)

    「ゴォォォォーーーーー!」すんごい風!(写真じゃ全く伝わらない・・・)

    もう立ってられない。

    三点支持で適当にシャッターを切るのが精一杯。






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    関東平野



    こんな強風でしたが、朝登った方々よりも状況は好転してたと思います。

    上空晴れてましたし、風に雨も混じってませんでしたし、ラッキーでした。

    スライドした皆様から山頂の状況、風へのアドバイス等頂きまして感謝申し上げます。

    「ありがとうございました。」



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    左から旭岳、甲子山、大白森山等々



    風が冷たいんだか、小石が当たってるんだか分からんけど顔が痛い(面の皮の厚さには自信があったのに)。

    多分、顔、赤くなってるなー・・・・・、「はっ!だから赤面山て言うのかー、なるほどー。」(どー考えても土の色が赤いからでしょ)

    おまけにザックの紐が解けてしまいビシビシ当たって首も痛っ!(競走馬の気持ちが少し分かったかもねー)。



    滞在時間1分足らずで下山開始。

    戻りが又怖い。

    後ろからの風で、歩くスピードが増して止まれなくなる。

    転倒しないよう慎重に戻る。






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    この岩陰で休憩を試みるも、座ったら頭が隠れない。

    被り物を取ってたもんだから、髪がバサバサして額にチクチク刺さり痛い。

    結局、ここでの休憩は諦め、ゲレンデ下りの途中で休みましたとさ。






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    茶臼岳と朝日岳

    今回は御縁が無かったと言う事で、別の機会にお邪魔したいと思います。






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    少年自然の家への分岐に咲いてたシャクナゲ(石楠花)。

    往路では気づけなかった。

    それだけ風に怯えていたのかも?






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    強い風に翻弄されっ放しだった赤面山の歩き。

    その風は次第に音を小さくして、カッコウ(郭公)の声が響き渡るいつもの赤面山に戻っていた。

    「カッコー、カッコー、カッコー、・・・・・」





    行ってみた日 2017.6.4






    この日の行程

    登山口⇒(65分)⇒山頂入口⇒(40分+途中休憩5分)⇒赤面山山頂⇒(30分)⇒山頂入口⇒(40分+途中休憩15分)⇒登山口

    以上3時間15分(休憩20分含む)の行程でした。



    ↓地図の赤線は皆様がお察しの通り適当です。ご了承下さい。
    赤面山
    地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)赤面山







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    テーマ : 登山・ハイキング
    ジャンル : 旅行

    tag : 福島 中通り

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