西郷村・那須塩原市 ~三本槍岳(1)~



     眺望と紅葉を求めて、栃木、福島県境に位置する那須連峰の最高峰、三本槍岳に行ってみた。

     夏に行ってみた、流石山・大倉山・三倉山と同じ場所から登ります。下郷町の東にある観音沼方向からのルートです。




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     観音沼付近からの写真ですが、三本槍岳方面は雲の中。仕方ないので、観音沼で散歩したり、この先の日暮滝を見たりして、雲が晴れるのを待ちました。

     しかし、状況は変わらないので、とりあえず登山口に向かいます。細いながらも舗装の道を上がっていきます。途中からは砂利道になります。相変わらず、ゴツゴツした岩がむき出しの道ですが、夏に訪れたときよりも状態は良かったです。観音沼から車で約30分、手前の駐車場に着くと、車が5、6台あり、これから登ろうと準備している方々が居ました。道の状態が良かったので、奥の駐車場(林道終点)まで進んでみます。道は更に岩がゴツゴツ度を増し、車の底に当たる危険やパンクの危険を伴いますので、手前の駐車場をお奨めします。歩いても10分ほどです。なんとか無事に奥の駐車場へたどり着きました。こちらは3、4台の車がありました。

     この時点で既に雲(霧)の中に入っています。でも雨は降っておらず、霧もそれほど湿り気を感じません。天気予報では回復傾向(前日の予報では朝から晴れでしたけど・・・)なので登ることにします。しゅっぱ~つ!




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     歩き始めて5分、鏡ヶ沼の分岐に着きました。道なりに旧街道を進めば大峠です。帰りはこちらから戻る予定です。まずは1.3km先の鏡ヶ沼を目指します。


     

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     この分岐には、鏡ヶ沼の説明板がありました。だ、だ、大蛇ですか。自分はニョロニョロ系が大の苦手なので少しブルーな気分になりました。説明の通り、そばには「おせんが宮」という祠がありました。「大蛇に遭いませんように・・・」手を合わせてから歩きます。




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     分岐してしばらくは、針葉樹の林の中を歩くなだらかな上りです。それも10数分で終わり、岩がゴロゴロした沢登りのような道になります。




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     沢登りのような道が終わると、一転して平坦な笹っ原にでます。霧に覆われていて周りの地形が全く分かりません。



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     笹っ原を歩いて行くと鏡ヶ沼に到着です。大峠の分岐から約40分でした。沼は畔が見える程度でしたが、水がきれいに澄んでいて神秘的でした。ここで休憩を予定してましたが、風が強くなり、休める雰囲気ではないので先へ向かいます。決して大蛇が怖くて先を急ぐわけではありません・・・。




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     鏡ヶ沼を右側から回り込むように歩いていきます。滑ると沼に落ちるので注意して歩きます。




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     鏡ヶ沼を過ぎると、勾配がきつくなります。それだけで十分なのですが、障害物競走も強いられます。最初の関門は丸太越えです。倒木があり道を塞いでいます。まあ、運動会の季節なので仕方ないかと、変な納得をして越えていきます。



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     次は斜面上りです。タイガースファンではない自分にとっては、使うのを躊躇(ちゅうちょ)してしまうトラロープが設置してあります。渋々トラロープのお世話になり、滑りやすい斜面を上ります。更に先にはこの斜面を上りながら、先ほどのような丸太の倒木を越える難関がありました。どうやって越えるか悩んだ末、左側の笹薮を利用してなんとか越えました。




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     最後の関門も斜面上りですが、今までのものより傾斜がきつく、熊の巣穴(実際見たことは無いですが)か、又は大蛇の通り道かと思えるようなところへ突入していきます。途中で休憩不可な様なので、息を整えて一気に上りました。


     もしかすると、前日にまとまった雨が降った時などは登れないかも知れません。ご注意ください。




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     「熊の巣穴」をクリアして間もなく、鏡ヶ沼から約20分で尾根沿いの道(鏡ヶ沼入口分岐)に出ました。残念ながら、相変わらずの霧で視界は悪く、おまけに尾根は台風並みの暴風(西風)が吹き付けます。ここで風を除けながら約10分休憩です。

     予定ではここから北に0.4kmある須立山(標高1,720m)へ往復して景色を楽しんでから、三本槍岳(ここから南へ1.4km)へ向かうはずでした。須立山は諦めて、真っ直ぐ三本槍岳へ向かうことにします。携帯が繋がったので天気予報を確認すると、お昼からは良くなるようです。ゆっくり歩いていけば、山頂へ着く頃には天気も回復してるかもと期待して、歩き出します。




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     ここからの道は低木ですが、身長よりも少しばかり高いので風をまともに受けずに歩けます。




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     一ヶ所、崖を横切って行く場所がありました。通常なら普通に歩けるところだと思いますが、強風が正面から吹きつけて、片足になると体ごともって行かれそうです。ここにもトラロープがあるので、念のためお世話になって無事通過です。

     この崖を通過後は、道も歩きやすく勾配もそれほど急には感じませんでした。




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     尾根道に出てから35分、大峠・三斗小屋への分岐までやって来ました。帰りはここから大峠へ下る予定です。




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     この先の道は遮るものが無くなり、強風との闘いです。腰につけた熊除け鈴が、歩みを止めても鳴っています。幸いなことに、日頃の食生活の成果がでていて、重めの体(特に下半身)の為か吹き飛ばされることはありませんでした。「良かった良かった」って、あまり重いのが良いことではない。




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     大峠への分岐から15分、駐車場からだと2時間5分(休憩含む)で三本槍岳(標高1,917m)の山頂に着きました。でも天候は全然回復しておらず、この後、どうするか悩みます。



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     天気が良ければ、360°見渡す限りの眺望が楽しめるそうです。360°真っ白ですけど・・・。




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     三本槍岳の説明板です。山名の由来などが書いてあります。




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     こちらは見えるはずの山が記されています。富士山の名も記されていました。ですが今は10m先すらはっきり見えません。

     とにかく、風が強く、動いていないと寒いので、栃木県側に10分程散歩してみたが、こちら側も天候は同じで霧の中。又、山頂に戻り、風が除けられるスペースで天候回復を待つ方が居たので、一緒に自分も待たしていただいた。

     その方の話だと、「必ず晴れる」との事。期待して待つ。今の時期の三本槍岳は、通常ならたくさんの登山者で賑わうらしいですが、さすがにこの日は、4~5組程度でした。しかも皆さん頂上に滞在せずそのま下山する方ばかりでした。
     
     待っていると、時折明るくなり、晴れるかなと期待させては、又曇る。何度か繰り返して、1時間たった。体も冷えて、腹も減ってきた。もし晴れても、この強風では、ここで食事は出来ないと思い、下山することに決定。一緒に待たせて頂いた方は、後10分待つと言っていたので、別れを告げて歩き出しました。この10分後に天候が大きく変わることも知らないで・・・


     ~つづく~



    行ってみた日 2012.10.13





    <国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)三本槍岳






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