「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    西会津町・新潟県阿賀町 ~鏡山~



     今日は、立冬も過ぎたと言うことで、福島県の「冬の入口」を見に新潟県境の鏡山(標高1,339m)へ行ってみた。


     まずは登山口のある西会津町の弥平四郎という人の名前のような地区を目指します。自分の選択したルートは喜多方市から国道459号を西へ向かい、旧山都町の相川地区の丁字路を右折して県道を北へ。いくつか集落を過ぎ、「いいでのゆ」という温泉施設を過ぎた辺りから道は極細になります。舗装されてますが、この時期は落葉に埋もれて路面が見えません。スリップと対向車に注意しながら進んで行き新稲荷峠(眺望なし)を越えて、ようやく弥平四郎に着きました。

     先に帰りの報告をしておきますと、ここ弥平四郎から県道を南へ下り、国道459号へ出て旧山都町方面へ抜けました。途中の蕎麦で有名な宮古地区の先にトンネルが完成しており、こちらのルートの方が走りやすく感じました。




     弥平四郎の集落に入り、人家の途切れた所の橋を渡り左へ行こうと思ったら・・・。橋の先にチェーンが有り鍵がかかっていました。近くに看板があり、どうやら先へ向かうには区長さんのお宅で鍵を借りて来なくてはいけないようです。朝早かったので、どーしようか?と思っていたら、橋を渡る集落の方が現れて鍵を開けてくれました。又、先に帰りの話ですが、帰りも鍵が必要なので区長さんのお宅を探していると、朝と同じ方に声を掛けられて鍵を貸していただいた。本当に助かりました、ありがとうございます。


     無事、関門?を通過して橋の先を左へ折れ、車一台分幅の林道を上っていきます。





    1301.jpg

     前方に砂防ダムが見えてきました。車で行けるのはここまでのようです。4~5台は駐車可能と思われます。

     準備をして、いよいよ鏡山へ向けて出発です。



     最初の約5分は杉林の中を歩きます。




    1302.jpg

     杉林を抜けると四ツ沢沿いを歩きます。何度かこの沢を渡り上って行きます。雨の降った翌日などは水量に注意が必要です。又、ルートも慎重に確認しながら進みましょう。


     出発して約30分、登山道は山の急斜面にたどり着きます。道を間違えたかと目を疑うほどの急登ですが、最初に辛い思いをすれば後々楽だろうと思い登ります。




    1303.jpg

     急登(写真だとあまり急に見えない)に加えて、この落葉の絨毯(じゅうたん)に苦しめられます。落葉は滑りやすく、下に木の根や石が隠れていて思うように歩かせてくれません。



    1304.jpg

     ぶつぶつ独り言を言いながらも登ります。晩秋の紅葉を眺めながら。




    1305.jpg

     大きなブナの木が多く、その周りには小さなブナの幼木が沢山生えていました。


     最初の急登の後、楽になるどころかパート2、パート3と続編のように急登が続きます。精神的に非常に参る。まいる?・・・マイル!・・・これでマイレージが貯まったら、どこまで行けるかなー、とアホな事を考ながら登ります。





    1306.jpg

     登っていくと景色が開けたところに出ますが、道は急斜面の細い道を横切らなくてはいけません。途中で目まいすると怖いので、息を整えてから進みます。





    1307.jpg

     この急斜面辺りから鏡山方面を見ると・・・雲に覆われています(写真中央に見えるはず・・・)。今日はなーんも見えないかなーとテンションが一気に下がります。





    1308.jpg

     出発してから1時間40分、弥生口からの分岐(合流点)に着きました。ここでそちらから来た単独の登山者の方とお会いしました。

     お話を伺うと、鏡山には何度か登っていて、弥生口からの方は林道が荒れていますが、その手前に車を置いてその林道を歩いても、弥平四郎口からよりは傾斜が緩いので登りやすいとの事でした。

     んー・・・下りの事も考えると弥生口の方が良かったのかなーと後悔しましたが、今更なので何事も経験と思うことにします。

     お話した方が鏡山へ向かってから5分ほどして自分も向かいました。





    1309.jpg

     途中で先程とは別の登山者(単独)の方とすれ違い、弥生口の分岐から約10分、「清水あります」の看板があります。写真の左の木を下った所にあるようです。ですが自分には確かめに行く余裕も無く・・・。目の前に又、急登が見えたので先へ進みます。

     ここから登ること約20分、木々の間から雪山が見えて新潟、福島の県境の尾根に出たのが分かりました。

     この後、尾根にあるピークへ登ると先程の雲は消え、鏡山が見えました。しかし、急な坂を一度下り、その先の急登を又登らなくてはいけない現実がわかり、正直帰りたくなりました。
     
     天気も回復傾向で、山頂では絶景が待ってくれている。山頂で食うおにぎりとカップラーメン美味いだろーなーと、なるべく好材料を考えながら何とか先へ進みました。





     登り始めて約3時間、目の前がようやく開けて鏡山山頂(標高1,339m)にたどり着きました。





    1310.jpg

     おー、すげー!・・・と思ったきり言葉が出てきません。白い雪をまとった飯豊(いいで)の山々が目の前に広がります。しばしの間、疲れも忘れて立ち尽くしてしまいます。

     
     聞こえるのはわずかな風の音・・・「ギュルギュルギュル~」と・・・これは自分の腹の音。

     山頂に着いた安堵感からか、腹が減っていることにようやく気付いた(平地では考えられん)。急いで食事の準備(湯を沸かすだけですが・・・)をします。

      恐らく、福島県で最も早く冬の訪れる飯豊の山々。それを眺めながら食べる、おにぎりとカップラーメンは最高です。

     食事後、先に来ていた弥生口の分岐で出会った方と話をして、飯豊山のことなどを教えていただきました。





    1311.jpg

     残念ながら肝心の稜線は雲の中でしたが、雪のラインが一直線で景色を楽しむには十分でした。





    1312.jpg

     大日岳(標高2,128m)方向




    1313.jpg

     御西岳(標高2,012m)方向




    1314.jpg

     飯豊(本)山(標高2,105m)方向




    1315.jpg

     足元から延びる登山道は、写真右奥の方へ巻岩山、疣岩山、三国岳と続き、やがては左奥の飯豊山に通じています。

     いつかこの道の先へ踏み出して行きたい、と思わずには居られませんが、同時に今の体力、知識、装備では無理だと言うことも感じさせてくれる景色です。




    1316.jpg

     一応パノラマで撮ってみたので、写真をクリックして(別画面で)見てください。少しだけ雰囲気が分かっていただけると思います。




    1317.jpg

     飯豊の山々からは、数本の滝(沢)が流れ落ちています。山頂からは新しい冬(雪)が迫っていますが、よーく見ると、谷底にはまだ雪渓が残っています。手負いの白鳥が半年もの間、仲間が戻ってくるのを待っていたかのようです。


     磐梯山は雲の中で見えませんでしたが、裾野に広がる会津盆地は確認できました。



     1時間弱の滞在でしたが鏡山山頂を満喫して下山しました。


     帰りは来た道を戻ったわけですが、やはり落葉に神経を使いながらの下りとなり、汗の引くことはありませんでした。

     途中、5~10名位のグループ2組と挨拶を交わし、弥生口との分岐点では三度(みたび)、同じ方と出会い、「いつかどこかで」の再開を約束してお別れです。楽しいお話ありがとうございました。




    1318.jpg

     振り返ると、来る時は見えなかった鏡山が顔を出していました。自分には「又来いよー!」と言っているように見えたので、次回は、残雪の飯豊山を見に、初夏の頃に行ってみたくなりました。






    行ってみた日 2012.11.11






    今回の行程

    弥平四郎登山口⇒(1時間40分)⇒弥生口分岐(休憩10分)⇒(1時間15分)⇒鏡山山頂(休憩55分)⇒(50分)⇒弥生口分岐(休憩5分)⇒(1時間25分)⇒弥平四郎登山口

     以上6時間20分の行程でした。

    鏡山
    地理院地図(電子国土Web)より

    <国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)鏡山









    大きな地図で見る
    関連記事
    スポンサーサイト

    Comments 0

    Leave a reply