「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    北海道<2013初夏-36(最終回)> ~帰港~




    ~9日目~



     誰かが部屋を出る音で、目が覚める。

     恐らく、父親が散歩にでも行ったのだろう。

     窓を覗くと、外は明るくなりかけていて、遠くに陸地も見える。

     携帯で時間を確認すると、まだ4時20分・・・・・、朝食まであと3時間は寝られる。

     でも、昨夜の緊急事態(具合の悪くなったお客さんを八戸港に緊急寄港して下船させ、救急車で病院へ搬送)があった影響か、父親が寝ぼけて海に落ちたりしないかと、ありえない不安が頭に浮かび、心配になり甲板へ向かう。



     階段を上がり、強風を警戒しながら扉を開け、西(右)側の甲板へ出ると、風は弱く心地よい。

     人影が見えたので、そちらに目を向けた瞬間、上空に予想外の光景が・・・・・






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     大きな大きな虹!

     ポカーンと口を開けっ放しで見入ってしまいます。

     もうこの時点で、父親への心配などすっかり忘れてますけど(^_^;)。






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     東(左)側の甲板へ移動すると、虹も少しづつ消え始めます。

     その代わりなのか、朝日に照らされ、白い船体がオレンジ色に染まり始めます。






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     穏やかな海に、柔らかな光を放ちながら、日が昇ります。

     見ているだけで、幸せになるような光景に、またまたポカーンと口を開けっ放しで見入ってしまいます。



     ポツ、ポツ、ポツ・・・・・、このタイミングで雨が・・・・・、見上げると、先ほどまで虹を写していた黒い雲が船の上に。

     甲板に居た人達(6~7人)は、急いで船内に戻ります。

     その中に父親の姿を確認して、自分が何をしに来たかを思い出しますが、この時点でお役目終了。

     急に雨と共に風も強くなりましたが、一人甲板に残り、物陰で雨風を凌ぎながら、もう少し朝の景色を楽しみます。






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     先行していた貨物船?を、こちらのフェリーが抜いていきます。

     昨夜の件で、仙台着が遅れる旨の話がありましたが、結果的には30分弱の遅れだけでした。

     船長さん筆頭に乗組員の皆さんが、かなり頑張ったものと思われます。



     自分も微力ながら、進行方向の壁に寄りかかり、船を押してました・・・・・。

     これで早くなるなら、バスや列車は、きっとバックしちゃいますね。





     部屋へ戻り、朝食まで二度寝タイムです。






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     2時間ほど寝て、眠気覚ましに、再び甲板へ出ます。

     真っ直ぐだった航路も、少しづつ弧を描き始めます。







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     太陽は高度を上げていて、照らされた海は光り輝いています。







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     空は、北海道では見られなかった真夏の青に染まり、今日の暑さを知らせています。






     朝食が終わる頃、右手に金華山や牡鹿半島が並び、フェリーが仙台湾へ入ること、同時にもうすぐ船旅が終わることを知らせてくれます。






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     仙台港では、タイヤを履いた新幹線が、お出迎え?

     下船後、この新幹線で自宅まで「ビューッ」とは帰れない(我が家に新幹線ホームが無い・・・)ので、マイカーで仙台港ICから帰宅して、無事、旅を終えました。








     旅を終え、両親も自分も、旅の疲れで患(わずら)うことも無く、平々凡々と暮らしております。

     私事ですが、両親のみと旅行をするのは、実は初めての事でした。

     お互いを尊重しない、性格も合わない、そんな家族なので、気まずい空気の中、ストレスパンパンの旅を想定して出発しました。

     ですが、皆、年齢を重ねたせいか、お互いに多少の気づかい、多少の折り合いで、トラブルを避け、ストレスを軽減しながら、無事、長旅を終えることができました。






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     人生には、紆余曲折(うよきょくせつ)いろいろとあり、遠回りや誤解、間違いの連続で、決して真っ直ぐな道とは言いませんが、大きな海を前に、人生を振り返ってみれば、意外と真っ直ぐな道だったのかなーと考えてしまいます。

     そんな風に考えられるのも、北海道の広々とした風景に魅了されたからかも知れません。




     なかなか綺麗な言葉で締められそうも無いので、これ以上ボロが出ないうちに、終わりにしたいと思います。

     長々とくどい話、鼻で笑われるようなくだらない話を、貴重な時間を割(さ)いて、見て(読んで)下さった方々、北海道の大自然とそれに関わる方々、今回の旅でお世話になった方々、皆様に深く感謝申し上げます。

     「ありがとうございました!」



     
      ・・・・・・・数年後、又、北海道へ行けるよう期待しつつ・・・・・・・

      ~おしまい~






    目次はこちらへ⇒<2013初夏の北海道>一覧

    前回の旅はこちらへ⇒<2011夏の北海道>一覧


    詳しくはこちらへ⇒太平洋フェリー








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