安達太良へ ~奥岳から鉄山、船明神山、安達太良山~




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     スカッ!っとした青空の下、安達太良山へ行ってみました。






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     二本松市の岳温泉の奥(北西)、あだたら高原スキー場の奥岳登山口から歩きます。

     駐車場はかなりの台数が止められそうですが、イベント時や紅葉時などは、第二駐車場?(数百m手前)の可能性もあると思われます。

     この日は7時30分頃で20台くらいの駐車で余裕がありました。

     トイレはゴンドラリフト乗り場(写真の場所から左方向)にありますが、営業時間外に使えるかどうかは不明です。



     準備して登山開始です。

     上の写真の場所から右方向へ歩き始めます。

     歩いてすぐ右手の建物の所に登山届けを出す場所があります。

     但し、登山ポストの大きさが登山者数の多さに対応し切れてないので、書いても入れるのに苦労するかも・・・・・、緊急時の命に関わることなので、改善して頂きたいところです・・・・・。






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     はじめは緩やかな林道歩きです。

     途中、五葉松平(左)への分岐を、勢至平方面(道なり)へ進みます。

     ※まだ冬期閉鎖状態でしたが、登山口近くから、あだたら渓谷自然遊歩道(烏川渓谷沿いの道)を経由しても烏川橋で合流可能なようです。





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     烏川橋を渡り少し行くと、馬車道と旧道の分岐になります。

     どちらも同じ勢至平へ続く道で、旧道を縫うように馬車道が通っています。

     この後2本の道がクロスする場所では同じ看板を見ることになります。






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     旧道は馬車道に比べ、傾斜が急で木の根や段差も有りますが、歩行距離は短いです。

     雨天時、雨天後は滑り易くなるので注意が必要です。






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     馬車道は傾斜も緩く、のんびりとリズム良く歩ける道ですが、歩行距離は長いです。



     ご自身の体力や体調、上り下り等の用途に合わせて考えながら歩きましょう。

     自分は馬車道をのんびり進む予定でしたが、先行者が旧道へ向かうのが見えたので、ついつい同じ方向へ・・・・・、流されやすい性格を直さなくては・・・・・。





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     旧道を進んで行くと、沢側に顔を出せるところがあり、安達太良山頂(乳首山)を確認しながら一息つけます。

     ここから5分ほど歩き、「八の字」(奥岳口から1.7km)で馬車道と合流します。

     八の字~勢至平~くろがね小屋までは馬車道で、アップダウンも少なく広い道の歩きになります。






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     旧道沿いの森の中に沢山咲いてたショウジョウバカマ、ここに来てようやくカメラを向ける余裕が出てきました。

     勢至平までの道上に残雪もありましたが、気にするほどではありませんでした。



     勢至平に入ると、平行してもう1本道があります(恐らく旧道)。

     覗いてみると石碑があったりして、古(いにしえ)が感じられる道なので興味のある方はどうぞ。






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     勢至平の「峰の辻」への分岐(奥岳口から2.7km)まで来ると、ベンチが一脚あったので休憩します。



     休憩中、この分岐で3組ほど立ち止まり考えていたようですが、全組くろがね小屋方面(峰の辻へは約0.5km遠回り)へ向かいました。

     自分は、・・・・・もちろんここも流されて、くろがね小屋方面へ向かいます(最近、あまのじゃくさが少しづつとれてきたのかな?)。

     





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     歩いて行くと、残雪箇所も増えてきます。

     締まった雪なので歩きやすく、楽しいです。






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     更に行くと、残雪に傾斜が加わります。

     穴を潜っても行けそうなんですが(行けません!)、その上を歩いて行きます。

     中にクマが寝てる(居ません・・・多分)と思いながら、静かに滑らないよう、踏み抜かないよう、慎重にクリアします。






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     やがて、硫黄の香りと共にくろがね小屋(奥岳口から4.0km)が見えてきます。



     近づいていくと、小屋のご主人が道の上で進路確保の為、1m以上ある残雪と格闘していました。

     話しかけると、「つかっちゃがら、もうやっちゃぐねー」・・・・・、方言そのままだと読んだ方は?????なので、翻訳して書きます(^_^;)

     「疲れたからもう(除雪)やりたくない」とご主人。

     「自然に任せたらどうですか?」と言うと、「そうだね」と言い、続けて「でも、(道が)分かりにくいから」と言って、手を休めることなく作業を続けて居られます。

     この後、2言、3言、ホンの少しのやり取りでしたが、来てくれる人を待つ心遣いや、相手に気を使わせない心遣い、福島県人の良い気質を受け継ぐご主人とお見受けしました。



     自分は、除雪を手伝う事も無く、トイレまでお借りして、在り来たりなお礼の言葉だけで、小屋を後にします(こんな福島県人もいます、ゴメンナサイ)。







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     くろがね小屋から峰の辻へは、このような急な斜面もありますが距離は短いです。






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     しばらく行くと、大量の残雪が・・・・・。

     ギシギシザクザクと音を楽しみながら横切ります。

     雪が締まっていたので普通の登山靴で歩けましたが、強風時や早朝などの低温時は注意が必要です。



     


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     残雪を歩いた先が峰の辻(奥岳口からくろがね小屋経由4.8km)で、安達太良山頂は目の前です。

     先行者に山頂直登する方は無く、みんな牛の背方面へ向かうので、ここも流されてそちらへ向かいます。






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     すると、再び残雪が・・・・・。

     先程とは色が違い、安達太良特有の赤土色に染まっています。





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     岩も転がっています。

     強風時や急激な温度変化時には、こちらにも注意する必要がありそうです。






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     残雪を登り、牛の背(奥岳口からくろがね小屋経由5.4km)に出ると、沼ノ平の荒涼とした景色が広がります。

     この景色を初めて見た人も、何度も見てる人も、ぜひ見た瞬間に、「オォ-!」とか「ウワァー!」とか、声を出して感動しましょう。

     深い意味はありませんが、その方が楽しそうに見えるので・・・・・(^^ゞ





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     牛の背から安達太良山頂までは0.7kmですが、鉄山方向を見ると全く人の気配が無く、今行けば鉄山山頂が貸切出来そうなので、そちらへ向かいます。





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     馬の背を経て鉄山の下まで来たら、この赤い目玉を追いながら登ります。

     周りの景色に目を奪われ、岩につまづいたり、膝(ひざ)等をぶつけないよう注意して歩きましょう。






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     鉄山山頂(標高1,709m)です。

     予想通り、山頂は誰も居らず貸切状態(5分間ほどでしたが・・・)で、景色を満喫します。





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     この日は天候に恵まれ、吾妻連峰や飯豊連峰もバッチリ見えています(写真は小さく見えますが、肉眼ではもっと大きく近く見えました)。

     他にも、那須連山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、浅草岳、磐梯山、蔵王連峰、阿武隈山系の山々、福島市内などなど、割とクリアに確認できました。



     ここで、出会った方々とお話しながら食事休憩した後、牛の背へ戻ります。



     

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     馬の背と矢筈森入口の間は、滑り易く掴(つか)める物が無いので、杖(ステッキ)等があると便利です。

     特に下る際には注意しましょう。





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     牛の背まで戻り、時間に余裕があったので、船明神山(写真:雲の下の三角)へ寄り道します。

     沼の平火口を右下に見ながら(怖くて見られませんけど)向かいます。






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     石筵(いしむしろ)と沼尻の分岐に近づいて行きます。

     もし火星に遊歩道があったら、こんな感じなんでしょうか?






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     船明神山が目の前です。

     南(左)に巻いて西側から上がります。





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     船明神山山頂です。

     磐梯山の方を向いた祠があります。

     昨年は怖くてこの上に立てませんでした(四つん這いで登りました)が、今年は何とか立てて360度の景色を楽しめました。





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     安達太良山頂方向です。

     赤茶色の稜線を左から歩いてきました。





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     沼の平です。

     ここから眺めると、高さだけでなく傾斜も急なので、怖くて足の裏に余計な力が入ります。






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     沼尻方面の斜面に広がる原生林の先には、川桁山や磐梯山が眺められます。



     少し休憩しますが、地震が起きたらどうしよう?何て事ばかり考えてしまい、居心地があまりよろしくないので、牛の背へ戻ります。





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     振り返ると、船明神山頂に人影が・・・・・、今まであそこに立っていたのかと思うと、「ゾッ(*_*;」とします。





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     出来るだけ目線を上にして鉄山を見ながら戻りたいところですが、やはり足下も気にしなければ・・・・・。





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     牛の背から、ようやく安達太良山頂へ向かいます。





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     山頂(標高1,700m)へ着くと、午後になったのも影響してるのでしょうが、この天気が良い中、数えられるほどの人数で、アレレって感じです。

     次の週(2014.5.18)に山開きが行われるようなので、皆さんそちらに照準を定めて居られるのでしょうか?






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     おかげ様で、並ぶ事も無く記念撮影。





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     和尚山が間近に見えました。



     自分の写真では分かりませんが、平地の水が張られた田んぼが湖のように見え、この時期限定の景色に満足して、下山します。





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     下山は薬師岳(ゴンドラリフト山頂駅近く)を経由して、奥岳へ戻ります。

     拳(こぶし)大の石を踏んで、「ズルッ!」っとこけない様、注意して下ります。





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     こちらの道にも残雪がありました。

     雪を踏締め、下界の景色を楽しみながら下りていきます。






     ところが、この後、一気にテンションが下がります。



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     残雪が解け、その水が登山道に流れ込み、水量豊富な川状態です。

     この時期の登山道にはよくある光景なのでしょうが・・・・・。

     ここから、しばらくは岩や石を伝っての歩きになり、いつも以上の集中力で下らされます。





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     ところどころ残雪部もあり、踏み抜く危険もあるので要注意です。

     「雪がとけて川になって 流れて行きます~♪」なんて鼻歌まじりで下る余裕も無く・・・・・、心身共に疲れます。





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     歩幅に合わせて、石(岩)が敷かれてるので、落ち着いて、一か八か的に跳んだりしなければ大丈夫かとは思われます。

     ただ、ゴンドラリフト利用でお手軽登山を楽しむ方や、小さなお子さん等歩幅の狭い方は苦労しそうなので、足元の装備万全(長靴など)でお出かけ下さい。

     自分の場合、お手軽も歩幅も該当しますが、杖(ステッキ)があったので、転倒はありませんでしたが、靴の中に若干の浸水がありました。

     この時期限定の風物詩かも知れませんが、とにかく皆さん苦労されていたので、頭に入れて行動して頂きたいと思います。





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     結局この雪解け水は、仙女平(県民の森)への分岐を過ぎても続き、ゴンドラ頂上駅少し手前の木道の始まりまで続きました(時間にして約40分間)。



     木道の上にも残雪がありましたが、こちらはスリップに注意すれば大丈夫と思われます。






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     ゴンドラリフトの山頂駅への分岐を過ぎると、薬師岳です。

     振り返ると、本日お世話になった安達太良の面々がこちらを見下ろしています。

     「またね~!(^^)/~~~」






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     薬師岳から見下ろすと、駐車場(写真左)が遥か遠くに・・・・・。

     同時に下り行くゴンドラも目に入り乗って行きたくなりますが、やはり最後まで自分の脚で。


     



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     ここからの道は岩が多く、始めは傾斜も緩いのですが、ゲレンデが近づくと急になります。

     1ヶ所残雪があり、先程の雪解け水の二の舞か?と思いましたが、短い距離で解消されホッとします。






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     ゲレンデに出ると、真っ直ぐな下りで足に(負担が)くるので、出来るだけジグザグに歩いて負担のかからないよう下りて行きます。

     沢を渡る頃にはゲレンデの傾斜も緩み、左手に見えてくるリフトの下を通り、今朝登った道と合流します(ゲレンデを直進しても駐車場へ行けそうですが、登山口の看板にゲレンデ通り抜け禁止と書いてあります)。

     最後はジャラジャラと砂利道を歩き、出会った方と「お疲れ様」と言葉を掛け合いながら奥岳登山口に無事戻りました。





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     「ほんとうの空」の下、充実した安達太良の一日でした。






    行ってみた日 2014.5.11






    行程

    奥岳登山口⇒(45分)⇒八の字⇒(20分)⇒勢至平峰の辻分岐(休憩5分)⇒(25分)⇒くろがね小屋(休憩5分)⇒(35分)⇒峰の辻⇒(15分)⇒牛の背⇒(25分)⇒鉄山(休憩65分)⇒(20分)⇒牛の背⇒(20分)⇒船明神山(休憩20分)⇒(20分)⇒牛の背⇒(20分)⇒安達太良山(休憩10分)⇒(55分)⇒薬師岳(休憩5分)⇒(45分)⇒奥岳登山口

     合計7時間35分(歩行時間5時間45分)

    奥岳、安達太良2014地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)安達太良山






    詳しくはこちらへ⇒二本松観光協会

    詳しくはこちらへ⇒岳温泉観光協会

    詳しくはこちらへ⇒あだたら高原リゾート(ゴンドラリフト)









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    tag : 福島 中通り

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