「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    南蔵王水引入道の秋 ~白石スキー場から~



     今回はお隣宮城県、南蔵王の紅葉を観に行ってみた。





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     さっそく、みやぎ蔵王白石スキー場に到着。広い駐車場(標高約830m)は混雑が無く助かります。

     ただ、蔵王方面は雲の中・・・・・荒れてそう(予報は回復傾向でしたが・・・)。

     準備して出発!






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     前に来たときは看板左のルートで不忘山(2014/9/6)へ往復しました。

     今回は右(水引コース)から水引入道経由で屏風、南屏風、不忘と周遊を予定しています。

     ちなみにこの看板、ちょっと古いものらしく、コースタイムがかなり厳しく設定されているような?・・・・・それとも自分の足がかなり遅いのか?

     でも、下に大事なことが書かれています。「無理せず引き返すことも勇気です、楽しい登山を!」、これは今も昔も同じですよね。






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     始めはゲレンデ横の林道を登り、その後ゲレンデを登ります。

     少しづつ青空の面積が増えてきてます。







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     ゲレンデを上って行くと右側に登山道(水引コース)の入口(標高約970m)があります。

     さっきの看板にはここまで10分とありましたが、もう既に20分経過しています・・・・・。






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     登山道に入ると、強風で木々のざわめく音が頭の上で響き渡りますが、林の中で風はあまり感じません。

     


     

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     この谷の奥へ進んで行くようです。






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     道には樹木や岩があり、なかなかリズム良く歩くことは出来ないので、後に控える急登に備えて、体力温存でゆっくり進みます。






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     進んで行くと、少しづつ秋の気配に包まれていきます。






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     やがて、木々のざわめきとともに、せせらぎも聞こえてコガ沢に出ます。

     (この写真の少し手前に、最初のコース看板にあった「沢コース」への古そうな入口標示板はありましたが、道は不明です。)



     このままコガ沢の左岸を進みます。






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     沢沿いの平坦な道が続くと思いきや、又、登りになり、この後、小刻みなアップダウンが続きます。





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     赤や黄色に彩られた道が続きます。あぁーきれいだなー!





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     かなり沢の奥まで入ってきました。

     道の右(沢)側は急斜面で、場所によっては樹木の枝や岩に手を掛けて体を安定させて通過します。





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     「ゴンゲン沢左」の水場です。

     ここまでで、のんびり休憩できるような場所は少なく、この水場周辺が平坦で休めそうな感じです(少し暗いですが)。

     間もなく急登が始まるので、この辺りで一息ついて行くのが良さそうです。

     自分は、一面黄色に染まる風景に惑わされて、通過してしまいましたが・・・・・。







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     「ゴンゲン沢右」の鎖場です。

     足場を確認して慎重に降ります。

     降りたら、沢を渡り少し右へ進みます。






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     すると、ゴンゲン沢右とコガ沢の出合いです。

     ロープが左の土手に廻してあったので、それを左手で掴みへっぴり腰で通過します。


     ・・・・・だって、右側が急傾斜の滑滝で、下が見えちゃって怖いんだもの(~_~;)







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     出合いに沿って、鎖場を斜めにコガ沢へ降りて行きます。

     こちらは、高度感はありませんが、足元が滑り易いので注意しましょう。

     降りたら沢を渡ります。






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     鎖場の横に、まだ色の鮮やかなアジサイが残っていた。





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     コガ沢を渡ると、急登の始まり(標高約1,250m)です。

     最初は鎖場、一見、簡単そうですが、足元が泥濘(ぬかるみ)で非常に滑ります。

     滑ったら泥だらけは免(まぬが)れないので慎重に登ります。






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     で、こんな難所に限って絶景!

     尖(とんが)りピークと滝が見えます・・・・・、2歩手前まで滝も見えてたのですが、体が安定せず怖くて撮れませんでした。






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     急登、直登と噂には聞いていたので、鎖場が続くとばかり思っていましたが、この先に鎖やロープは無く、樹木の枝や根、岩を頼りに登ります。




     ここでちょっと悪い癖でいつもの余談(今回の山歩きには関係の無い話なのでスルーして下さって結構です・・・・・だったらそんな話するなと言う突っ込みは勘弁し下さい。)


     昔々、渓流釣りをしていた頃の話です。
     「ジャブジャブ」と沢をさかのぼりながら、釣りをする訳ですが、目の前に大きな滝(落差20mくらい)が現れまして、戻れば良いものを、滝の横の土手(柔らかい土)を登り始めました(下は岩盤)。
     その土手が雑草や高さ1mに満たない木がポツリポツリと生えてるくらいの土手でして、八割方登ったところで掴んだ木が根っこから「スポッ!」と抜けました。
     その瞬間、目の前が真っ暗になるのと同時に、時が止まったような感覚になり、よく小説なんかにあるような感じで、頭の中に今までの記憶(幼い頃からの出来事)が走馬灯のように蘇りました。
     こんな風に思い出すってことは、このまま死んじゃうのかな?と思いながらも、土手に爪を立てて少しでも落ちるスピードを押さえようと必死に抵抗する自分!
     そしたら、岩が転がり落ちたような穴のところに足が掛かって止まったんですよ~!
     時間にして僅(わず)か1~2秒の一瞬の出来事だったと思います。
     先に登っていた友人に「大丈夫!」と声を掛けられ、「ハッ!」と我に返りましたが、その日は死に対した恐怖とその瞬間の不思議体験で震えが止まりませんでした。
     それ以来、渓流釣りは止めました。

     でも、あれから数十年経って、又こんな場所を登っている自分・・・・・。
     あの時の自分も不思議でしたが、今の自分も不思議だねー、もうあんな体験はしないように気をつけなくちゃ。

     以上、過去の記憶からでした(^_^;)





     話を戻しますね。





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     少し登って、一息つきながら振り返ると、見事な紅葉でした。





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     この後は急斜面を、ひたすら登る、登る!、登る!!、のぼるーーーーー!!!!!

     

     自分の場合、「登る」と言うよりは、「這い上がる」って感じだったかも?







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     急登にうんざりした頃、周りの木々が低くなり、振り返ると不忘山が見えてました。

     写真はちょっと斜めですけど。





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     急登が終わり、開けたガレ場に出て休憩しようと思ったら、「ゴオォォォーーーーー!」ってすんげぇ(凄いの最上級?)強風(゜o゜)

     真っ直ぐ歩けない、片足上げると体が浮いてふらつきます。

     体を屈めて、風が弱まったところでダッシュ!

     そしたら、又、「ゴオォー!」て来て、何か飛んでった・・・・・?

     風下を見たら、見覚えのある頭巾が飛んでる!・・・・・「俺のだ~(T_T)」

     幸いなことに10mほど離れたガレ場に引っ掛かって回収できたけど、無駄に体力を消耗した。





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     ジャンボリーコース分岐(標高約1,580m)

     この分岐のところにあった岩陰で休もうと思い陣取ったが、吹き溜まりっぽく砂が飛んできた・・・・・ジャリジャリ(>_<)。

     別な岩を探さなくては・・・・・。






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     やはり、風が弱くなったタイミングでダッシュ!

     ほぼ四つん這いで登って行く。

     大日向の一角にある岩陰でようやく風が避けられ安堵してザックを降ろす。

     強風ってこんなに体力を消耗するとは思わなかった。喉もカラカラ。

     でも、汗だくだった服は乾いていた・・・・・こんなにすぐ乾くなら、洗濯物も持ってくりゃ良かったかな?


     休憩してる間に、何組か先へ向かって行くが、水引入道で引き返す方が殆どらしい。

     やはりこの風では・・・・・。

     
     休憩後、折角ここまで来たので、自分も水引入道山頂まで行ってみる。





     
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     山頂付近まで、風除けが全く無い・・・・・真っ直ぐ歩いてるつもりが、体が斜めになり、風に押されて右に流される。

     降りてくる方と擦れ違う。その歩く体勢が滑稽に見えて笑いそうになるが、自分も同じ体勢だったりするのでお互い様、挨拶も風に消されて聞こえないほど。

     山頂付近は低木があるので、いくらか風を遮ってくれる。






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     水引入道山頂(標高1,656m)\(^O^)/

     山頂にある岩に腰を下ろして、周りの風景を見回します。






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     屏風岳



     稜線から雲が湧いてきて、太平洋へ向かって猛スピードで流れていく。

     その殆どは青空に吸い込まれるように消えていく。







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     南屏風岳(右)と不忘山(左)



     こちらの稜線も猛スピードの雲の通り道。






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     後烏帽子岳



     紅葉した山肌に雲の影が映る。






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     前烏帽子岳



     後ろに川崎町や釜房湖が見えました。

     太平洋側は天気が良く、シェルコムせんだい等も確認できました。





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     水引平~屏風岳間を観察してると、登り、降り、両方向とも登山者がいます。

     降りてくる人は、レインウェアっぽい原色系の服装が目立ちます。稜線は雨交じりなのかそれとも寒さ対策か、どちらにしても向こうの天候はこちらより良くないようです。

     水引平に人が増えてきて、皆さん立ち話状態・・・・・、そのうち座り始めて休憩する方も・・・・・、こちらに来る方を待って情報を伺いたいところですが、今すぐ向かってくる方はいないようです。



     向こう側の稜線まで行っても南屏風~不忘の間は強風で厳しい歩きが予想され、自分には無理っぽいので、今回はここまでとして戻る事にします。


     



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     強風は全然治まりませんが、人間ある程度慣れてくるとなんとかなるもので、風下に顔を向けて息をしながら下ります。






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     自分の頭(技術)では強風を表現出来る写真はこの程度







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     ゴジラ岩(通称)から見下ろした辺りの紅葉が見事な色合いでした。



     風上方向なので、こちらを向いて口を開くと風圧で口内が膨らむ・・・・・お笑い番組の罰ゲームか・・・・・。






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     東の斜面は赤が多く、日光が当たると輝いてキレイでした。

     白石の市街地も見えました。





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     分岐まで戻り、帰りはジャンボリーコースを東へ降ります。

     傍にあるウスユキソウが濃い白になり、雪を待っているかのようでした。





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     ジャンボリーコースは所々に木が横たわってますが、登って来た水引コースと比べれば非常に歩き易い道です。

     ただ、こちらのコースもあまり休憩ポイントらしい場所が無いので、その辺り考慮して歩きましょう。




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     黄色に染まり始めた緩斜面を降りて行くようです。

     写真右上に出発した白石スキー場の建物が見えています・・・・・遠っ!






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     一ヶ所だけこんな所が・・・・・、写真は降りてから見上げてます。






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     こちら側は風も穏やかで、陽射しがあるとポカポカ暖かく、の~んびり歩けます。






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     今日は行けなかった不忘山、この辺りでお別れです(ToT)/~~~





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     秋色の道






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     時折、シラカバを見上げたり、ブナやナラの樹林を見上げたりしながら、緩斜面を下りて行きます。


     この区間、眺望こそありませんが、見事な広葉樹の森で癒しを感じます。






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     下りて来ると、まだ緑が濃いので、もう少し先まで紅葉が楽しめそうです。





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    最後にカラマツ林を抜けると、






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     ジャンボリーコースの登山口(標高約810m)に出ました。






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     白石スキー場までは林道歩き・・・・・、看板には1.6kmとありましたが、直線の多い道なので視覚的に長~く感じます。しかも、この日は羽虫にも囲まれて、ちょっと厄介でした。
     でも、その虫に刺されることも無く、駐車場に無事到着しました。

     この後、近くの「不忘の湯」(¥300・露天風呂のみ・洗い場無し)に車で移動し汗を流し、帰宅しました。

     

     山の上では強風の試練に難儀しましたが、それも勉強と言うことで。

     美しい紅葉を楽しみながら歩けた、秋の水引入道でした。

      ~おしまい~




    行程

     白石スキー場→(20分)→水引コース入口→(80分)→ゴンゲン沢左の水場→(15分)→急登始まり→(60分)→ジャンボリー分岐→(15分・途中休憩15分)→水引入道(休憩15分)→(10分)→ジャンボリー分岐→(70分・途中休憩15分)→ジャンボリーコース入口→(25分)→白石スキー場

     以上6時間40分(休憩45分含む)の行程でした。

    行ってみた日 2014.10.4


    水引入道


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)水引入道山





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