野草咲き出す青麻山
今回は、お隣宮城県の山を歩きます。
福島県から国道4号で宮城県に入り、白石市内の片側1車線から2車線になる辺り(白石バイパス)から、車窓正面(北)に2こぶの山が見えてきます。
向かって右が青麻(あおそ)山、左があけら山と言うらしい・・・・・以前から気になって、気になって、夜も眠れないほど・・・では無かったけど、行ってみた。
そのまま国道4号を仙台方面へ向かい、白石ICを通過後、蔵王町宮から県道12号に入り、東北道のガードを過ぎた辺りに「青麻山」への案内板を発見して左折しました。
すると、こんな感じで青麻山が見えてきます。
ここから案内板に従い進んで行くと、道はどんどん狭(せば)まり、最後には砂利道になり、登山口に到着しました。
山頂で分かった事ですが、自分が到着した登山口よりも、電波塔の所(上の写真山頂を左に下りた辺りに2本見えますか?)から登るのが一般的のようです。
電波塔のほうより自分が登り始めたほうが100mほど低いので、余計な苦労をしてしまいました。
事前のリサーチ不足がこういう結果を招きます。下調べの段階でもう登山は始まっています!(失敗しといて偉そうでスイマセン)皆様お気をつけ下さい。
それで到着した登山口はこんな場所で、この先ロープが張られており車はここまで。
10台ほど駐車可能(トイレ無)ですが、この100mほど手前にある舗装路の十字路からは路面状態が悪く、枝もはみ出してるので、十字路のコーナー辺りに駐車するのが無難かと・・・・・、但し、道交法上の問題は個人で判断してください(^_^;)。
最初は林道歩きで、少し行くと間伐された杉林です。
ここ最近の暖かさで、スギの木の黄色い部分(花粉)も減ったような気がします。
「全部飛んで行ったのかな~!!!ハァー、ハァー!、ハックショッン!」
言ってるそばから・・・・・、まだ花粉は飛行中です(+_+)。
そろそろこのクシャミねたも花粉同様終わらせたい。
イノシシの仕業のようです。
北へ北へと勢力を拡大しているようです。
登山者を歓迎するアーチ(期間限定?)・・・・・ただの倒木です。
杉林を抜けると、ナラが主体の雑木林に入ります。
ん?足元に・・・・・
スミレを見つけました。今年初!
アズマイチゲも今年初!
カタクリはもうちょっとで咲きそう。
キバナノアマナは控えめに咲いてます。
落葉を掻き分けて出てきたアズマイチゲ。
春ですな~
春の野草を楽しんでいると道が二又になりました。
ここは右方向へ進み、この先急斜面に突き当たります。
そこを右から巻いて稜線(急斜面の上)に出ます。
後はひたすら登るだけ。
この日は20℃超えて、暖かいをとおりこして暑いぐらい。
木々越しに見える泉ヶ岳や船形山の白い山肌に涼を感じながら登ります。
少しだけですが岩場もあり、進む先に山頂が見えてきます。
ここで振り返ると下界の見晴らしが良く、一息つくのによろしいかと思います。
岩場の先は鞍部になりますが、この先は急登です。
宮城県の山は標高の割りに直登、急登が多くて苦労させられます。
水引入道の水引コース、大東岳の鼻こすり、仙台神室山頂直下などなど・・・・・。
悪魔でも個人的印象ですが。
急登を終え、山頂に近づくと雪が残ってました。
この日は「涼し~!」
青麻山の山頂(標高799m)に着きました。
青麻神社に手を合わせ、休憩にします。
ベンチ等は無いので敷物をご持参ください。
東側の眺めが抜群で、街や集落、道を行き交う車、川の流れ、遠くには海と、見てて飽きません。
写真中央のぼんやりした白いのが船岡の観音様らしいです。
休憩中、仙台空港に着陸する飛行機が目線の先を何度か横切りました。
木々に囲まれてますが、西側にあけら山の山影、その向こうに真っ白な蔵王連邦が確認できました。
山頂でお逢いした方のお話によると、あけら山頂も木々に囲まれて眺望は今一らしいので、今回はパスさせていただきました。
少しづつ移動しながら山が見えるポイントを探して・・・・・、雁戸山かな?
こっちは大東岳かな?
山頂で眺望を楽しみ、出会った方との会話を楽しみ、満足感プラス満腹感で下山します。
急傾斜の下りは勢いが付くと止まれないので、幹に掴まりながら無事に駐車地点まで戻りました。
春にしては少々高目の気温でしたが、今年初めて花と出会えた山旅でした。
めでたしめでたし~
行ってみた日 2015.3.28
行程
登山口⇒(75分)⇒青麻山山頂(休憩85分)⇒(30分)⇒登山口
以上3時間10分(休憩1時間25分含む)の行程でした。
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)青麻山