「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    真夏の三ツ岩(三岩)岳 ~旧道の急登に汲々とする~


    国道352号を桧枝岐村へ向かうと、小豆温泉手前の「ふくしま国体山岳競技コース」の看板がいつも気になっていた。通過する際にはスピードを緩めて、「いつかは歩いてみたいなー」って思いながら眺めてた・・・・・・・・・・行ってみた。



    国道のスノーシェッド内から小豆温泉窓明の湯(現在休業中)へ折れたところが駐車場(バス停有・トイレ無→檜枝岐スキー場前のトイレまで車で約10分)。






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    朝6時頃で他の車は2台・・・・・「今日は静かな歩きになりそう」と思っていたら、駐車と同時にブンブンブンブン!虻!アブ!あぶっ~! 厄介者の登場で歩く前からブルーな気分・・・・・。



    気を取り直して準備して出発!

    写真奥のスノーシェッド出口へ向かう。






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    ここが現在の登山口、スノーシェッドの上から黒桧沢沿いを歩く「新道」。

    でも、今回は国体のコースを歩いてみたいので、国道を4~500m程歩き、「旧道」へ。






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    旧道登山口・・・・・ふくしま国体はもう20年も前の出来事ですか・・・・・、あの頃は何してたっけ?登山をするなんて事は1ミリも思ってなかったはず(^_^;)

    ここの標高が約770mで三ツ岩(三岩)岳が2,065m、約1,300mの高低差、距離は約5.5km・・・・・行けるだろうか?・・・・・不安。



    ※国道を更に400m程行くと「保太橋登山口」です。窓明山経由の周回コースになります。






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    いきなりの急登!おまけに「プ~ン」と蚊も・・・・・早速の歓迎、ありが・・・・・たくない。

    当時の国体選手のハードさを感じながら登る。






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    最初の小ピークにある無線中継所。

    汗が止まらない・・・・・。






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    大きなマツの生えた緩やかな尾根道。ここで息を整える。

    蚊の姿は無くなった。






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    三ツ岩が見えた!

    「高っ!」、目(ま)の当たりにした1,000m以上の標高差に愕然とする。しかも遠い(+_+)






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    目標の偉大さに少々怖気(おじけ)付いたところへきて、2度目の急登!

    写真じゃ全く伝わりませんが、先が見えないほど続く直登の急坂で、視覚的にきつい。



    更に、この辺りから、虻(アブ)がスクランブル的に飛び交う・・・・・山頂までずーっと。

    人の顔をブンブンと周り、姿を消す、すると次の奴が来て、又、ブンブン・・・・・かなり「イラッ!」として精神的なダメージが大きい。

    幸いなことに、蚊にも虻にも刺される事は無かった・・・・・、自分はよほど不味いらしい(^_^;)






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    急坂を登り、周りのブナ林を眺めながら息を整えると・・・・・、3度目の急登!

    ここもきつい・・・・・この時点で確定した・・・・・明日の筋肉痛(゜o゜)



    振り返ると、足元から汗が流れ落ち、歩いてきた道が沢のようになり、下のほうでは滝と化していた。

    (あまりの暑さと疲労で幻覚が見えてますので御了承下さい。水の話だけにサッと流していただければ・・・・・)






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    地図上の1,308mピーク辺りまで来ると、道の傾斜は緩やかで安堵。

    進む先に再び三ツ岩岳(左)と地図上の1,699m尾根(右、多分?)が見えてくる。

    まだまだ遠い道のり・・・・・。






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    黒桧沢からの道と合流(旧道分岐)、避難小屋までのほぼ中間地点。

    休憩をとるが、体の様子が変(頭の中はいつも変ですが・・・)、飲んだ水分が直ぐ汗になってしまい脱水症気味。

    こまめに補給してきたつもりだったが、気温が急激に上昇しているようで体が対応出来ていないのだろう。

    少し体を冷やしてから、再出発。






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    旧道分岐から先も急登が続く。

    しかし、慣れとは恐ろしいもので、旧道の急登を経てきた自分にはあまり急には感じない登りとなっていた。






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    時折、涼しい風が吹き抜けるようになり、環境的に恵まれた歩き。

    トンボが多く飛ぶようになる・・・・・でも虻がうるさい。






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    雨が降れば、かなりスリッピーな道になりそう。






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    右前方に窓明山が見えてきた。

    この時点では向こうへも行く予定・・・・・だった。






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    ブナ林を抜けると陽射しが強い・・・・・。






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    近くなってきた三ツ岩岳。






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    地図上の標高1,699m地点辺りから、オオシラビソの林に入り、道の傾斜は緩やかになります。

    日陰で一旦小休止してから、再び歩きます。






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    少しばかり木道になり、小さな湿原。






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    イワイチョウ(岩銀杏)

    ここに来て、花を楽しむ余裕がちょっと出てきた。






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    シナノキンバイ(信濃金梅)

    花が大きくて、初めは季節外れのヤマブキ(山吹)かと思った。






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    三ツ岩避難小屋

    ※窓明山への分岐があります。

    この小屋が見えた瞬間、頂上でも無いのに達成感が沸いてきた・・・・・そもそも、この感覚が自分の駄目なところ。これでペースを乱してしまう。






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    小屋から山頂へは、こんな道もあったりしてウキウキ気分~♪

    で、この辺りからスピードアップを図(はか)ったら・・・・・、意外と距離あるし高低差も200m以上あるしで、直ぐに息切れ(~_~;)






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    風が吹く度、笹薮がガサガサって揺れるもんだから、「熊か?!」って身構えながらドキドキの歩き・・・・・ビビリはつらい。






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    後ろから熊が追ってくる!と思えば、意外にサッサと登れてしまう坂道。






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    ようやく目の前に山頂が・・・・・。

    思わずニヤけてしまった(^。^)






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    三ツ岩岳山頂(標高2,065m) \(^_^)/!!!!!



    日陰が無いので紫外線浴びまくりですが、風に吹かれながら休憩。






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    三ツ岩






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    ここ三ツ岩岳から大戸沢岳(左)~会津駒ヶ岳(右奥)へと続く稜線。

    更に右へ続いた先が中門岳。

    さすがに人影は見えない距離だが、時折、何かが反射して光が放たれ、人が居ることがわかる。

    2週前にガスの中を会津駒から中門へと歩いた・・・・・、今日があっちで、あの日がこっちだったら、どちらも快適に歩けたのかな?と自分のチョイスの悪さを後悔。



    誰も居ない山頂で「かくれんぼ」をする。






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    駒ヶ岳の後ろに燧ヶ岳。「見っけ!」

    かくれんぼ終了・・・・・。






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    日光白根山(中央)






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    新潟方面を覗き込むと、残雪の山が見えた・・・・・けど、何山かは不明。






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    南東には帝釈山脈の山々を一望。

    下を覗き込むと、三ツ岩沢の雪渓が涼しげ。



    暑さを想定して3.5リットルの水分を持参したが、すでに2.5リットル消費・・・・・足りなかった。先程の小屋横の水場は流れも無く水溜り状態。窓明方面へ向かえば別な水場はあるらしいが・・・・・。

    まあ、3.5リットルで全行程(窓明経由)をまかなおうとした自分の計画が甘かった訳で・・・・・、この時点で自分的には想定外な訳で・・・・・。

    こんな時は無理をせず、窓明山は諦めて来た道を戻ることとする。






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    ミヤマリンドウ(深山竜胆)






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    窓明山(右)から続く稜線。

    坪入山(中)の左奥は会津朝日岳だろうか?






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    窓明山を拡大。

    道沿いに池やら湿原やら(写真右下)が確認出来て、楽しそうな雰囲気・・・・・でも今日は窓を明けないで帰る。自分的には窓閉山。






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    避難小屋から三ツ岩岳山頂の道には、写真のような倒木が2、3本あった、・・・・・・・はずだが・・・・・・・帰りは無い!

    幻覚症状???、意味も無く、氏名、住所、生年月日をつぶやく、掛け算九九も簡単な2の段だけ言ってみる2×1=2、・・・・・、2×9=18、言えた!どうやら正常らしい(正常でも6の段以降は怪しい)。



    少し下ると、チェーンソーを持ったおじさんとお供のワンちゃんが居りまして、倒木を処理してました。

    このような方々のお陰で安全な登山が楽しめているのは、頭では分かっていたつもりでしたが、なかなかこのような場面に遭遇する事も無く・・・・・、暑い最中(さなか)の作業を直接目にして、「他人様の力で山に登れているんだなー」と考えさせられましたし、「感謝」を超えた「感動!」のようなものも感じました。

    この方には、今日は行かない窓明山方面の道の様子や水場も教えて頂いたので、次回訪れる際の貴重な情報となりました。

    お礼を言い一礼してその場を後にします。

    今回の歩き中に出会ったのはこの方を含めて4人プラスお供のワンちゃん1匹(頭)でした。

    そう言えば、お供にサルとキジが居なかったなー・・・・・。






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    ミヤマカラマツ(深山唐松)






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    ん?これ、登りでは無かった・・・・・のではなく、気づかなかった。

    手を合わせてから、下山続行。






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    次に訪れるのは、紅葉の節が良いかなー?






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    もっと涼しい日に、また来るねー(^_^)/~~~

    ・・・・・(日付未定)






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    この先、ジェットコースターのような下りが待っている。

    いつもなら体重を利用して惰性で下るが、この坂は一歩一歩慎重に下りた。

    最近、転倒が多かったので、そうならないのもこの日の目標の一つ。

    無事にクリア出来た。






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    今日は自分の「登山」について色々と考えさせられたこと、分かったことが多かった。

    「甘さ」、「辛さ」、そして自分だけの力で歩けてる訳じゃないこと・・・・・。






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    無事に国道へ出た。

    この土地で32℃はなかなか表示されない数字だと思う(朝は19℃でした)。

    走行注意じゃなくて、熱中症注意に変更希望。






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    あまりの暑さに川に飛び込みたい衝動に駆られたが、自販機を求めて一目散に車を走らせた。



    ~おしまい~






    行ってみた日 2015.8.1






    行程

    駐車場⇒(5分)⇒旧道入口⇒(105分)⇒旧道分岐(休憩10分)⇒(90分+途中休憩10分)⇒避難小屋⇒(45分)⇒三ツ岩岳山頂(休憩40分)⇒(30分)⇒避難小屋⇒(65分)⇒旧道分岐(休憩5分)⇒(75分)⇒旧道入口⇒(5分)⇒駐車場

    以上8時間5分(休憩1時間5分含む)の行程でした。

    三岩岳
    地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)三岩岳









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    Comments 2

    修  

    よかったぁ

    あの看板は私も気になっていたのですなぁ。
    車を停めてとは思っても、“車は急には止まれない”なのでスルーでした。
    でも、登ってくださったので私は登らなくてもヨクナリマシタぁ(笑)
    “蚊にも虻にも刺される事は無かった・・・・・、自分はよほど不味いらしい”。。
    蚊だって喰ってみないと美味いわからないでしょう。。
    それにしても今回の山歩は悟ることが多かったですねぇ。。
    六根清浄六根清浄(笑)

    2015/08/06 (Thu) 07:31 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    Re: よかったぁ

    修さんも気になってましたか、そうですか。
    登らなくても良くはないですー、是非登って、当時の国体選手の苦労・・・・・ではなく楽しさを味わって下さい。

    最近の虫たちも情報化時代が進んでて、あの顔は美味いとか、あの香りは不味いとか、スマホで検索して直ぐに分かるらしいですよ(大嘘)。

    山を歩くと色々教えられることが多くて・・・・・自分は痛い目にあってから覚えるタイプなので、今回のように苦労の多い歩きは本当に勉強になりました。今後に活かしてかなくちゃですねー。

    ありがとうございました。



    2015/08/06 (Thu) 22:02 | EDIT | REPLY |   

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