「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    秋づく鉄山、安達太良山 ~本当の空に願う~



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    先日の豪雨で道がこの様な状況に陥り、各山岳登山口へのアプローチが困難な場合も考えられますので、各方面へご確認の上でお出かけいただきたいと思います。

    写真は自宅から通(とおり)に出る道です。山間(やまあい)に住んでると、いろんな自然災害とお付き合いしなくてはなりません・・・・・フゥー(+_+)





    上記のような事もあったので、家でおとなしくしてようと思ったけど、それも悔しいので、アプローチ、登山道が比較的安全そうな安達太良山(奥岳登山口)へ行ってみた。



    奥岳登山口のあるあだたら高原スキー場まで、特に問題も無く辿り着き・・・・・ん?問題と言えば時刻が10時を回っていたことか(遅っ)。

    大雨の後で登る人も少ないだろうと思っていた駐車場には通常期にしては多い車。何か様子がおかしいと思いながらも準備して出発!






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    歩き出して直ぐに車の多い要因が判明。トレランの大会(この日は10km)でした。既に出発済みの様で、ゲートの電光掲示板がタイムを刻んでいた。

    「知っていればもっと早く来て飛び入り参加したのになー」と、出来もしない冗談をスタッフに言って通り過ぎようとしたが、思いとどまって正解だった。翌日に45kmのレースが行なわれるそうで、「そちらにどうぞ」なんて言われたら大変なことになっていた。






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    歩くには程好(ほどよ)い木漏れ日の中を考えながら歩く。「今日はどのルートで歩こうか?」






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    先(ま)ずは、距離は長いが傾斜の緩い馬車道を行く。

    早くも下山者の姿が見られる中、後方からはくろがね小屋へ向かう運搬車(軽四駆)が追ってくる。



    ※馬車道と旧道の最初の分岐から八の字間を地図上で計測すると、

     馬車道:約1.75km 旧道(登山道):約0.85km でした。参考まで。






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    ナナカマド






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    八の字を経て勢至平へ。






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    勢至平の展望所より

    左から安達太良山(乳首山)、篭山、矢筈森。



    勢至平の直線に入ると、前方からゼッケンを付けたトレランの先頭ランナーが下りてくるのが見えた、と思ったらアッという間に走り去った。風を残して・・・・・。

    速っ!(゜o゜)、正直なところ、ここまでのスピードとは思ってなかった。登りは無理でも下りなら自分でも通用するんじゃないか?なんて考えてた己のアホさに気づいた瞬間だった。



    峰の辻への分岐から後続のランナーがやって来る。係りの方に尋ねると、この日の参加者は350人。まだ10人程すれ違っただけなので、この先対向して歩くのは、大工さんでもないのに木(気)を使うので、くろがね小屋経由をクリーニング屋でもないのに洗濯(選択)して進む。






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    イワオトギリ(岩弟切)と金明水






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    金明水を御馳走になったところで、運搬車に一旦先へ行ってもらう。

    いくら四駆と言っても、あれだけの荷物を積んでよくぞくろがね小屋まで走れるもんだと感心してしまう。結構な岩場や段差もあるし、登山者優先を徹底した運転も凄い。きっと運転手は歩くより疲れるだろう。






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    塩沢温泉への分岐まで来ると、矢筈森や馬の背、そしてくろがね小屋が見えてくる。

    カーブを曲がり、この景色が目に飛び込んでくる瞬間が好きなんだなー。






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    くろがね小屋周辺は硫黄の香りが漂う。おならをするならここが・・・・・止(や)めときます。






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    鉄山の岩壁を見上げる。






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    クロマメノキ(黒豆の木)






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    馬車道を歩いてきた自分にとって、くろがね小屋から峰の辻への傾斜はきつい。






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    リンドウ(竜胆)






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    ナナカマド

    早くも赤いもんがちらほら。






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    峰の辻

    ここからトレランの方々が勢至平へ向かっていた。係りの方に伺うと、約半数が通過したそうで、残りの方はと尋ねると、安達太良を指差して・・・・・、ワッ!急な下りをこちらに向かって行列が。

    逃げるように牛の背へ向かう。






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    矢筈森を見上げながら歩く。

    いつもと違う雰囲気だなーって思い考えてみたら・・・・・過去にここを歩いたのは残雪か新雪の時だけで、グリーンシーズンは初めてだった。だから新鮮!






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    ここを登れば牛の背。白黒じゃなく茶色い牛なんだなー。





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    バーン!と沼の平。西からの冷たい風が気持ち良い。






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    時間は過ぎたが鉄山でお昼にしよう。



    矢筈森辺りで横浜からお越しのご婦人と立話。鉄山に行きたいけど今日は諦めるとの事。「きっかけは震災だったけど、福島に興味を持ち、素敵なところが沢山あって好きになりました。毎年来ています。」と言っていただいた。

    うれしかった。感動して泣(鳴)きそうになった・・・・・腹の虫が・・・・・良い話が台無し(^_^;)






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    矢筈森から馬の背へはザレザレ、特に下りは危険です。






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    近づくと結構険しい鉄山。






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    浮石、落石に注意が必要です。






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    磐梯山

    先週はお世話になりました。






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    鉄山避難小屋

    左が東吾妻山、右が高山、その後ろに一切経山。






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    鉄山山頂(標高1,709m)



    到着時は飯豊連峰や奥会津の山並みが確認できました。






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    訪れる登山者も疎らで、静かな鉄山。

    眼前を流れる雲と、下界を眺め、のんびり過ごす。



     ~1時間が経過~






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    ボーっとしてたら、安達太良山(中央)の南にある和尚山(右)がガスって見えなくなっていた。

    西の方向にあった磐梯山も、いつの間にか姿を消していた。タバコでも買いに行ったのかな?



    陽が遮られ、ジッとしてると寒さを感じるようになったので、安達太良山へ向かう。






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    船明神山の後方から灰色の雲が流れてくる。

    雨の気配を感じたけど、幸い降られることは無かった。






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    シラタマノキ(白玉の木)






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    近づけば近づくほどガスが濃くなって安達太良山は姿を隠そうとした。

    乳首山と呼ばれてるから、本来、見えない(見せない)のが正解なのかも知れない・・・・・。






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    安達太良山山頂(標高1,700m)

    貸切状態になったけど、360°真っ白・・・・・、冷たい風が勢いを増す。






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    雲の切れ間から「本当の空」が・・・・・。



    本当のお空さん、最近のお天気は晴れだったらずーっと晴れ、雨だったらずーっと雨、しかも一度に降る量が多過ぎます。もうちょっとバランスを考えて頂けないでしょうか?
    困ってる人や動物、植物がたくさんいます。どうかよろしくお願いします。

     ↑智恵子抄には遠く及ばないが
    自分なりの「あどけない話」。

    智恵子さん御墨付きの空なら何とかしてくれるかも知れない。





    少し休憩して時計を見たら2時半を過ぎた。ザックの中にはまだドーナツが2つ・・・・・んー心残りだけど・・・・・帰ろ。






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    下山はこの日のトレランコースと同じルートで。安達太良山を背に峰の辻へ下る。






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    再び峰の辻。






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    勢至平へ向かう。

    傾斜は緩く、ほぼ一定の角度で下りて行く。






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    色づき始めたカエデやドウダン。






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    潅木帯に入る。






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    泥濘(ぬかるみ)出現!

    トレランの皆さんはここを走り抜けたらしい。

    ランナーの苦闘を想像してたら、いつの間にか自分は障害物競走に参加していた・・・・・。






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    階段、飛び石、一本橋、平均台に三段跳び、最後は水濠・・・・・。






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    ようやく脱出。






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    八の字から、帰りも馬車道を行く。






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    んー、見えそうで見えない乳首。(勿論、山の話です。)






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    長い直線をひたすら歩くと頭の中が空っぽになる(もともとスカスカですけど・・・)。






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    無事ゴール!

    ・・・・・左の工事用フェンスが気になる。






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    日帰り温泉が12月末に完成予定らしいです。

    安達太良に来る楽しみが一つ増えて、めでたしめでたし。



     ~おしまい~



     行ってみた日 2015.9.12



    行程

    奥岳登山口⇒(馬車道経由65分)⇒勢至平分岐⇒(20分)⇒くろがね小屋⇒(30分)⇒峰の辻⇒(15分)⇒牛の背⇒(25分)⇒鉄山(休憩60分)⇒(15分)⇒牛の背⇒(15分)⇒安達太良山(休憩15分)⇒(15分)⇒峰の辻⇒(35分)⇒勢至平分岐⇒(馬車道経由50分)⇒奥岳登山口

    以上6時間(休憩1時間15分含む)の行程でした。

    安達太良山地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)安達太良山




    詳しくはこちらへ⇒二本松観光協会

    詳しくはこちらへ⇒岳温泉観光協会

    詳しくはこちらへ⇒あだたら高原リゾート(ゴンドラリフト)







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    Comments 2

    修  

    ユルユルと行きましょうなぁ

    西吾妻山の翌日に登る予定だった安達太良山、、またまたご案内をいただきありがとうございます(礼)
    金沢の友人からも“本当の空をみてきてください”と言われたのに軟弱な私、浄土平の散策に振り替えたのでしたぁ。
    読み進めるうちに、来年のトレラン参加の下見だなぁと思いましたよ。。
    “大工さんでもないのに・・・”、、指物屋も使いますが、一等使うのは材木屋でしょうなぁ。。
    この件りは、、登りの最中に下りの話ですいませんが、、日頃の会話で私もよく使いますが、“クリーニング屋でもないのに洗濯・・・”を教えていただいたのでメモしましたぁ。
    ところで私、急な大石等の下りで、ドンドンと足を突くとガスが直腸の方に下りてくるんですねぇ。“くろがね小屋の側では・・・”、、いいことを教えていただきましたぁ。
    磐梯山はタバコを吸うのですかぁ、、知らなかったぁ、
    嗚呼、だから噴煙をあげるんですなぁ(笑)
    奧岳温泉の跡ですかぁ、12月開業ですか。
    泊まったことがあるんですが、良い温泉でしたよねぇ。
    じゃあ来年にしようかなぁ(笑)
    磐梯山、安達太良山と来ましたが、私、秋田の森吉山も狙っていますのでヨロピコですぅ(笑)
    うん?拙い、これがきっかけでブログ閉鎖、、なんて言われると非常に拙い。。。

    2015/09/19 (Sat) 17:10 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    修さんこんばんは

    いつも本当にありがとうございます。
    今回は智恵子抄の「あどけない話」から連想して全体的に幼稚っぽい感じに仕上げようとしたのですが・・・・・、まとまりの無い文面になってしまい(いつもですが・・・)失礼いたしました。
    秋田の森吉山ですか、以前仕事で麓に行く機会がありまして、アブの大群に襲われた(刺された)苦い経験がある地です。当時は登山に興味が無かったので、今となっては折角行ったのに勿体無かったなーと思っております。凄く山深くて遠かったイメージもあるので、修さんの頼みでもこればかりは・・・・・(^_^;)。安達太良山なら真冬と真夏を除けば対応可能なのですが・・・・・。
    それから、「ブゥ~もしくはプゥ~」の件ですが、修さんの強烈なやつで登山者や小屋のスタッフさんがバタバタ倒れるとニュース沙汰になりますので、くれぐれも慎んで頂きたいと思います。冗談が過ぎましてまたまた失礼いたしました。
    なんてブツブツ言っといて、次回に森吉山の記事をアップしたらカッコイイんだろなー。無理無理。

    2015/09/20 (Sun) 23:19 | EDIT | REPLY |   

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