秋色の不忘山から水引入道山 ~三度目の正直~


    シルバーウィーク初日、泊まりに行く訳でもなく今日も日帰りで山を楽しむ。

    昨秋は水引入道側から、今春は不忘側からと、白石スキー場からの周回を試みて、風が強いだの気持ちが乗らないなどと言い訳して失敗していたのが情けなくて・・・・・、三度(みたび)行ってみた。





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    7時半頃、昨夜の雨が乾き始めた白石スキー場の駐車場に到着。

    連休なんで、ある程度賑やかな台数は想定して行ったが、だだっ広い駐車場にはたった1台・・・・・、アレレ。これも例のアイドルグループコンサートの影響で宮城県を避けている方が多いのかな?と考えを飛躍させてみたけど真意は分からない。



    今回は先に不忘山、そして南屏風、水引入道と周ります。体力温存で「ゆっくりゆっくり」を心がけて歩く予定で、準備して出発!






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    無料休憩所(登山届、トイレ有)に立ち寄り、注意事項、コース、緊急時の連絡先(写真撮っとくと良いかも)などを確認してから、「ススキが原」と化したゲレンデを登って行きます。






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    振り返って、雲海に浮かぶ青麻山。






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    ゲレンデを行き、作業道(林道)を左に進んで行くと「白石女子高山小屋跡」です。

    春はここでクマさんらしき生物に遭遇してるので、かなり警戒して通過しました。

    写真の右側へ折れて、ここからが登山って感じの道になります。






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    しばらくはスリップ注意の道が続きます。






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    小さな秋を見つけながらの歩き。



    ユキトリ沢少し手前の岩の多い斜面辺り・・・・・、やたらドングリが落ちてまして獣臭が漂いちょっと不気味。写真も撮らずに足早に通過。お気をつけ下さい。






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    ユキトリ沢を過ぎると道の傾斜も緩み、やがて開けた場所に出て不忘山が正面に・・・・・、アザレア平です。

    初めてここへ辿り着いた時は、「まだあんなに遠いんだ。」と失望したものですが、今では・・・・・・・やっぱ遠い(+_+)






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    でも、拡大したら山肌の色付きが確認できて気力回復!先へ進む。



    ※実際に見えているのは不忘山頂ではなく、「不忘の碑」周辺です。






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    マツムシソウ(松虫草) / センブリ(千振)






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    アザレア平の先、小さな沢を越えた辺りから非常に滑り易い土になります。

    特に今回のような雨上がりは、道が沢状になり危険です。

    こんなところで扱(こ)けてドロドロになってしまうと、ブルーな気分は免(まぬが)れないので・・・・・。






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    ブルーだったらやはり空!(少々強引な文の繋ぎですが・・・)

    見頃な赤(紅?朱?)に足が止まる。






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    新しい木段にも水が流入していました。





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    弘法清水

    この先しんどくなるので、5分休憩の後、出発。






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    黄色もキレイ。






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    砦(とりで)状の道が続き、疲れる。

    下手な写真が幸いして?視覚的な辛さが伝わりませんが、この登りは見た目が辛いんです。






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    砦地帯が終わる頃、左にある「水溜石」。

    この岩に気づけたことで、「まだ余裕があるなー」と自分に言い聞かせ、根曲がり樹木や段差のある道を登り続ける。






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    紅葉した斜面が目の前に現れ、登る気力を繋いでくれる。





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    ガレ場

    以前と少し様子が変わっていて、大雨の影響か地面が露出してる場所もありました。






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    ガレ場の上からは見晴らしが良く、この日は七ヶ宿ダムの噴水が確認出来ました。






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    ここを過ぎると不忘の碑までは僅か。

    この辺りで、下りてきた本日初の登山者となる方にご挨拶。

    殆どの花が終わりかけの中、話に花が咲いてしまい30分以上も立ち話。

    気づいたら、ガスに包まれてて、風も強くなってきた。

    お別れして先へ向かう。






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    カエル岩 / 不忘の碑



    「ゴォォォー!」風が凄いことになってきた。

    堪らず不忘の碑の影に身を隠して休憩に入る。

    嘘のような天気の急変・・・・・、岩に腰を下ろすと温もりがあり、ついさっきまでの陽射しが現実だったことを感じとれた。






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    休憩と言っても、財布に優しい半額のパンですが・・・・・。

    これを商品棚に見つけると、「誰かが買わなきゃ捨てられちゃうのかなー」って気持ちと、「明日は我が身」的な気持ちを重ねてしまうもんだから、ついついカゴに入れてしまう。きっとこれが自分のような人間を狙った店側の策略だろう。仕方ない、又暫くは引っ掛かった振りをして買い続けてあげよう、フフフフフ・・・・・(゜o゜)






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    風が少し治まってきた隙に、山頂へ向かう。






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    不忘山(=御前岳)山頂(標高1,705m)



    時折明るくなるも、風は強く辺りは真っ白、人の姿は無い。

    遮るものが無いこの場所で動きを止めると寒いので、山頂をグルグル回りながら考える。先へ進むか?戻ろうか?

    これ以上回ったら目が回りそうだなと思い立ち止まったら、南屏風への方向だったので先へ進むことに決定。

    神社に手を合わせ、ここへ来れた感謝と、この先の無事と、天候の回復と、家内安全、商売繁盛、・・・・・世界平和、いろいろお願いして、南屏風岳へ向かう。






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    突風と足元に気をつけながら慎重に下りて行く。





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    足元ばかりに集中し下りきり顔を上げたら、ガスが晴れて見えてきた。






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    右を向いたら水引入道山も見えてきた。






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    振り返って不忘山。



    風も治まり安堵する。






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    ガレ場突入。

    前後に人が居ないので、いくらか気が楽。






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    もう少しでガレ場が終わるってとこが、左に切れ落ちてるので緊張する。

    鎖やロープは補助程度であまり過信しないほうがよろしいかと思います。






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    更に先にはこんな場所も。

    スリップして膝の強打に注意しましょう。






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    お天道様に照らされた紅葉は格別ですねー。






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    南屏風の斜面もこの染まり具合で、あまり疲れも感じない。






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    青麻山付近の雲海は既に消えていた。






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    ある程度登りきり、振り返って歩いてきた道を確認してたら(写真左上が不忘山)、強風と共に再びガスが景色を飲み込み始めた。






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    南屏風岳山頂(標高1,810m)

    ここも強風で真っ白、誰も居ない。

    お昼時で、今の季節なら賑わう筈ですが・・・・・、この天候では仕方ない。



    一瞬、パッチワークのような秋色の芝草平が見えたけど、それが幻だったのか?と思わせるスピードでガスの中に消えていった。

    休まず通過する。






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    しばらくこんな感じ・・・・・。

    行く先に屏風岳が見えて爽快に歩ける道なのに・・・・・晴れていれば。






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    道の側らを彩るドウダンやカエデの「ハッ」とする明るさに足を止めながらも進む・・・・・
    ん?、止めながら進む?変な日本語。






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    水引入道への分岐



    ここの手前で久々に人(2組4名の方)と挨拶を交わした(この後は誰とも会わず)。

    右(東)へ折れて水引入道へ向かう。






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    少し行くと、秋色に染まった水引平と水引入道がお出まし~!って感じで見えてきて、先を急ぎたくなる。






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    でも、道は急坂で急げない、・・・・・慎重に下る。

    坂はステップ状になってるので、踏み外さなければ安全だと思います。






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    近づくに連れ、表情、色合いが変わり、目が離せなくなる水引入道の秋。

    このタイミングでデジカメの電池残量僅かのサインが点灯・・・・・(T_T)






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    水引平から水引入道山

    水引平で休憩と思ってましたが、前日までの雨の影響か泥濘が酷く断念。

    この時点で人の足跡は無く、ネコのような足跡(恐らくキツネやタヌキの類かな?)が見られました。

    池塘の先に南屏風や不忘の稜線、そして紅葉の先には屏風の壁。辿り着くのに苦労しますが、疲れも吹っ飛ぶ迫力のある景色です。

    来て良かった~(*^^)v






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    水引入道への登り返しも、この景色で足の運びは軽やか~♪






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    水引入道山山頂(標高1,656m)から来た道を振り返る。



    「ビュゥゥゥーーーー!」、強風ですぐに下山。







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    「ゴォォォォォーーーーー!!!」、少し南に下りた大日向は前回同様に凄い風(゜o゜)

    いろんな物が飛ばされる可能性がります。特に財布内がお札だけで軽い方はお気をつけ下さい。ジャリジャリ小銭ばかりで半額の50円パンに喜んでいる自分には心配無用ですが・・・・・。



    ※航空写真を見る限り、雪が積もらないほど風が強いらしい。↓一番下↓






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    岩陰で風を除けながらの休憩。

    遠くに太平洋を眺めながら。






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    なぜかここ一月(ひとつき)ほど、ブドウのいただき物が多く、毎週のように山で食べ、芳醇な香りと甘さ、そして贅沢な気分を味わっている。

    一粒一粒感謝しながら・・・・・・・、その割には3分足らずで無くなってしまうが。






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    大日向分岐

    休憩後、水引コースの急坂を下る勇気も無いので、おとなしくジャンボリーコースへ向かう。



    昨秋の水引コースの様子はこちらへ⇒錦秋の南蔵王水引入道山 2014.10.4





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    ジャンボリーコースを下る場合、始めは白石の市街地を遠くに眺めながらの歩きで、少しづつ緩斜面の林に入って行きます。

    一ヶ所だけロープの垂れ下がる難所もありますが、そこを通過すれば概ね安全な道です。

    写真のような明るい林はまだ良いのですが、徐々に薄暗い林になり、それが長く続き精神的にきつくなるかも・・・・・です。






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    林間コースに飽き飽きして欠伸が増えた頃、ようやく林道へ脱出。

    この林道もスキー場へじわじわと登って行く為か遠く感じます。

    スキー場への表示が1.6kmとあるのですが、それは駐車場の入口までの距離で、その後駐車場の横断に4~500m掛かりますのでご考慮下さい。





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    林道を歩き終え、遠くにマイカーを見つけた瞬間、周回できた充実感と一足早い紅葉を楽しめた満足感が沸いてきた。

    キラキラと揺れる薄に歓迎を受けながら歩く駐車場は、ビクトリーロードのようで格別だった。



    ・・・・・なんて爽やかな終わり方は似合う筈も無く、実際の歩きはヨロヨロフラフラ、足元ドロドロ、「ファ~ァ~」欠伸が止まらないほど眠くて、着替え後、速攻で帰宅して、風呂入って、飯も食わずに寝ちまいましたとさ・・・・・紅葉に包まれた夢を見ながら。

     ~おしまい~



    行ってみた日 2015.9.19



    行程

    白石スキー場⇒(30分)⇒白石女子高山小屋跡⇒(70分)⇒弘法清水(休憩5分)⇒(55分)⇒不忘の碑(休憩55分)⇒(10分)⇒不忘山頂(休憩5分)⇒(55分)⇒南屏風岳山頂⇒(25分)⇒水引入道分岐⇒(35分)⇒水引入道山頂⇒(10分)⇒大日向分岐(休憩25分)⇒(75分)⇒ジャンボリーコース入口⇒(30分)⇒白石スキー場

    以上8時間5分(休憩1時間30分含む)の行程でした。




    不忘水引周回地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)水引平





    ↓水引平


    ↓大日向 雪が積もらない程、風が強いらしい。

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    テーマ : 登山・ハイキング
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    tag : 宮城

    コメント

    非公開コメント

    紅葉が綺麗ですねぇ

    南屏風のカールを一周したんですねぇ、イヨッツ健脚!!
    南蔵王、、先日月山に行ってきたんですよねぇ。
    南蔵王と迷ったんですが、神社の御利益に負けましたぁ。
    良いなぁ良いなぁ、南蔵王。。。
    綺麗だなぁ紅葉。。
    刈田から白石スキー場に抜けてみたいのですが、交通の便が日光の手前(今市=イマイチ)なので、いつもピストンなんですよねぇ。
    でも、スキー場からは登り・・・、ブログみて再確認しましたので一生涯ないかも(笑)
    “千振”って書くのですねぇ、又知識が増えましたぁ。
    “アザレア平”?、、化粧品会社があるのですかぁ?
    メンチカツロール、、良いことをしましたねぇ(笑)
    楽しい嬉しいブログをホントにありがとう(礼)

    貧(鈍)脚ですー

    帰りのジャンボリーコースはスピードアップの予定でしたが、疲労からくる眠気で脚が止まり、止まらないのは欠伸ばかりでした。
    水引平&水引入道の紅葉は、紅、黄、そして緑のバランスが見事でした。シーズン初めにこれを見てしまうと、この後に見る紅葉が霞んでしまうのではないかと心配しています(キャーーー! ←うれしい悲鳴)。
    月山ですか、私は行った事がないので来年以降の楽しみにさせていただきます。「御利益」、その言葉を聞いちゃったら行きたくなりますよ。
    日光の手前・・・・・、生後間もない頃に聞いた記憶があります。確か今ではその件は世界遺産になった筈では・・・・・。
    千振は薬草だって小さい頃に教えられて、近所の山に採りに行った記憶があります。漢字で書くと野球選手に飲ませたくなりますけどね。
    いつも小ネタを拾っていただきまして感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
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