「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島を基点とした観光地巡りの筈がいつの間にか山登りばっかになってました。

    Challenge The 平ヶ岳! ~遠き楽園~


    子どもたちは夏休みに入ったらしい。自分が子どもの頃の夏休みと言えば、時間を持て余し、結局はダラダラと過ごした毎日。

    今になって思う、もっと色んなことに挑戦しとけば良かったと・・・・・。

    あの日あの時あの夏休みを取り戻せる訳じゃないけど、「挑戦」の気持ちを携えて平ヶ岳へ行ってみた。





    檜枝岐村から国道352号で只見川に架かる橋(金泉橋)を渡り新潟県へ。その橋(県境)から2km弱で平ヶ岳(鷹ノ巣)登山口の駐車場が・・・・・、ん?そこへ辿り着く前に路肩の空きスペースへ駐車する1台の車。降りてきた方に尋ねると、登山口の駐車場は満車との事。

    自分もその4台くらい止められそうなスペースに駐車して準備する。



    ※国道352号は舗装路ですが狭いので対向車に注意です。又、動物の飛び出しにも注意です(当日はシカとテンを目撃)。

    ※鷹ノ巣登山口の駐車場(トイレ有)は周辺のスペースと合わせれば30~40台程可能かと。ちなみにここで車中泊した方の話では前日の22:00時点でほぼ満車だったらしいです。少し離れれば空スペースが数ヶ所あるので何とかなるとは思いますが、通行に支障が無い場所に駐車しましょう。






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    準備を終えて、出発!

    登山口まで300m程、国道を行く。






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    平ヶ岳(鷹ノ巣)登山口(標高838m)&駐車場

    自宅を出る際には、ここを4時に発つつもりで来たけど、もう5時近い。明るいうちに帰って来(こ)られりゃいいけど・・・どーかなー?






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    暫く林道を行くと下台倉沢の一本橋を渡る。その手前から、チラっと朝日に照らされた稜線が見える。もしかしてあれが下台倉山へ続くヤセ尾根だろうか?

    進んで行くと道標があり、それによれば登山口からここまで1.1km。平ヶ岳までは10.5km・・・・・遠い。






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    前記の道標に「すぐヤセ尾根です」とあった割には、結構登る。

    虎の尻尾(トラロープ)が見えてヤセ尾根突入。






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    これから歩かなきゃいけない尾根が見えてしまう・・・・・。一番上まで行くらしい。



    今回、花の写真を撮る余裕は殆ど無く、載せてませんが道沿いには各種咲いておりました。






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    ヤセ尾根を行くハイカーを優しく見守る燧ケ岳。






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    ザレた場所も有り、少々緊張しながら登る。

    自分の思い描いた状況では、この辺りは朝霧に包まれながら歩く筈だった。けど、背中に朝日を背負って登る状況に。一気に気温上昇・・・・・暑い。

    汗は止まらないが、脚は止まる。息は上がるが、体は上がらない。
    冗談は滑るが、足元は滑らないよう集中して歩く。






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    涼し気な月を見上げながら登る。

    下台倉山へ近づき、急登が見えた。「もう少しだ、頑張ろう!」と思ったら、道は一度下らされてからの登り返し。精神的にダメージ(+_+)






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    下台倉山から南に続く稜線。

    急登を終えたら、今度はあの上を歩くらしい。






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    下台倉山(標高1,604m)

    特に何があるわけでもないけど、平ヶ岳まであと7.2km地点。

    あんなに汗掻いてゼーゼー言ったのにまだ3.3kmですか・・・・・。

    もう7~8人の方に抜かれてて、こんなペースで辿り着けるのか?と焦りも・・・・・。






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    今度は台倉山を目標に高低差の少ない稜線歩き。

    ここでようやく平ヶ岳と池ノ岳(写真右上)を確認。「着くまでそのまま晴れててね。」






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    木の根に足を取られないよう注意して進む。

    日陰ではまだ早朝の涼しさが残ってて、自身の見た目はともかく気持ちは清々しくなる。






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    台倉山までは、ずーっと平ヶ岳を右手に意識しての歩きでなかなか近づかない。

    その代わりなのか、燧ヶ岳や日光白根山の眺めは良い。






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    台倉山(標高1,695m)

    ポツンと三角点。ここも山頂感はあまり無い。



    ※虻(アブ)の季節到来です。数匹がスクランブル的に飛んできます。対策を忘れずに。






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    台倉山を過ぎると西に進路をとり、ようやく正面に平ヶ岳を据えての歩き。

    オオシラビソ(大白檜曽)の樹林帯に入るので見えませんけどねー。






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    台倉清水(標高1,653m)

    平ヶ岳まであと4.9km。半分以上来た。嬉しいー。



    ※今回、水分は4リットル持参して、どうにか賄えたので、水場は確認してません。悪しからず。






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    この区間は緩いアップダウンで木道が多い。

    白沢清水(標高1,715m)通過。あと3.2km。



    この辺りで下りてくる方とスライドし始める。最初の方に話しかけたらテント泊したとのことで、「次回は是非テント泊で来て下さい」とキラキラした目で薦められた。

    その後下りて来たテント泊っぽいザックの方達(3~4人)も皆、目が輝いていた。きっと自分の様な日帰りさんには想像もつかない素晴らしい景色を楽しんで来たんだろうなー。

    今の自分にはテント泊は無理でも、せめてキラキラした目をして戻って来ようと誓って歩き続ける。






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    白沢清水から10分程歩くと、少し開けて正面に1本のオオシラビソ。

    帰りに思ったけど、もし平ヶ岳が普通の山であるならば、ここが登山口的な所じゃないのかなー?

    少し行くと笹原の急斜面に坂が見えて、「最後の急登だ!」と気合を入れて臨む。






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    急登を一つクリアしたら、もう一つ急登があった。で、それもやっつけたら、又、急登があって、「もーダメー(+_+)」、休憩にする。






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    実は直ぐそこに平ヶ岳があったりしますが、体力回復中です。暫くお待ち下さい。






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    息を整えた後、ザレた急登を終え、木道を軽快に歩いて行くとー・・・・・!!!






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    べ・つ・せ・か・い・~!!!!!

    姫ノ池(標高2,091m)\(^^)/






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    池塘の先に平ヶ岳。



    現実生活はともかく、ここに居る間は幸福感のメーターが振り切れていた。

    「しあわせ~」






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    イワショウブ(岩菖蒲)/キンコウカ(金黄花=金光花)






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    今までの辛さ、疲れが嘘だったかのように吹っ飛んで、足取り軽やか~♪、平ヶ岳へ。






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    風に包まれながら草原(傾斜湿原)を行く。






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    途中まで見えてた燧ヶ岳はおろか周りの山は皆、雲の中に「かくれんぼ」。平ヶ岳のみ雲に包まれてないので、この山が「オニ」らしい。

    「もーいーかい!」「もーいーよ。」






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    平ヶ岳山頂(標高2,141m)(^^)v






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    ホントは三角点(2139.6m)よりもう少し先(南西)が最高点(標高2,141m)だそうです。

    行止りですが、平ヶ岳の「平」を十分に味わいました。



    つば九郎君(東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター)ほどじゃないけど、大きくて少々太めの燕が「ヒュンヒュン!」音を立てながら飛んでいた。






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    池ノ岳へ戻ります・・・・・






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    が、その前にあの有名な「たまご石」へ。

    ※分岐から100m程でテント場(水場)があります。






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    テント場(水場)辺りはお花畑。






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    お花畑の中の分岐

    写真は→(右)だけど左へ行くとたまご石。ややこしくてスミマセン。






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    気持の良い木道歩き。






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    中ノ岐ルートへの分岐

    銀山平地区の民宿等に宿泊すると、中ノ岐林道終点までマイクロバス等で送迎してもらえるらしいです。しかも鷹ノ巣口から登るよりかなり近いそうです。
    次回平ヶ岳に登る機会があるならば&金銭的に余裕が出来たならば、是非お世話になりたい送迎バス・・・。






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    もうちょいでたまご石。

    木道の峠を越えるとー、!!!!!






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    おぉー!!!!!






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    何故、一つの岩がこうなった?????不思議・・・。






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    後ろの池塘も素敵!だなー。






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    もっとのんびり眺めていたいけど時間が・・・・・、戻りますか。






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    ミヤマリンドウ(深山竜胆)/シラネニンジン(白根人参)






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    池ノ岳へ






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    池ノ岳(姫ノ池)から平ヶ岳

    ・・・・・帰りたくない。   けど帰らなきゃ。






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    どっから(どこから)登って来たのか分からないほど帰り道も遠い・・・。






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    コキンレイカ(小金鈴花=ハクサンオミナエシ(白山女郎花))に別れを告げて。






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    山を下りる。






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    帰りは夏空が広がる。






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    暑さにバテ気味のギンリョウソウ(銀竜草)/真っ赤に日焼けしたアカモノ(赤物)の実






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    帰り道も、下山者を心配した燧ヶ岳が再び登場して見守ってくれた。






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    燧ヶ岳の麓を拡大したら滝らしい白い筋が見えた(写真中央)。渋沢大滝だろうか?

    双眼鏡や高性能のカメラをお持ちの方は是非探してみて下さい。






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    会津駒ヶ岳

    途中出会った方々の中には、明日は会津駒ヶ岳へ登るとか、昨日は八海山に登ったとか、平ヶ岳と組み合わせて2座以上梯子するなんて自分には想像できない。

    明日のことより、今は登山口へ戻れるかどうかでいっぱいいっぱい。






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    ちょっとした登り返しもゼェゼェー・・・・・。

    長い道中、自分と同じくらいのペースの方も数人いて、休憩地点で何度も出会い顔見知りに。お互い励まし合いながらと言うわけじゃないけど、何か頑張れる。






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    往路で平ヶ岳が初めて見えた地点で振り返り挨拶をする。

    さすがに「又来るね~」とは言えなかった。






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    最後のヤセ尾根を一気に下りようと気合を入れて臨んだ・・・、けど暑さでバテバテ。

    途中、木陰で休息を入れながら下りる。






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    延々と続く白い道に足が棒になったが、陽のあるうちに登山口へゴ~ル!



    家路につく車中にて。・・・歩きの最中は2度目は無いなーと思ってた平ヶ岳。でも歩き終えたら、「秋の草紅葉は」「残雪の頃は」と想像の中で季節が巡る。

    帰宅する頃には「再び平ヶ岳!」って思いが膨らんでいた。

    家に着き車を降りる。肩、腰、膝に痛みのトリプルパーンチ!

    その痛みさえ、「いい思い出」と感じる平ヶ岳の素晴らしい風景だった。






    行ってみた日 2016.7.23






    この日の行程

    鷹ノ巣登山口⇒(115分+休憩5分)⇒下台倉山(休憩10分)⇒(40分)⇒台倉山⇒(45分)⇒白沢清水⇒(70分+休憩5分)⇒姫ノ池(池ノ岳、休憩5分)⇒(25分)⇒平ヶ岳(休憩45分)⇒(35分)⇒たまご石(休憩10分)⇒(20分)⇒姫ノ池(池ノ岳、休憩10分)⇒(40分)⇒白沢清水⇒(40分)⇒台倉山(休憩10分)⇒(35分)⇒下台倉山⇒(80分+休憩10分)⇒鷹ノ巣登山口

    以上10時間55分(休憩1時間50分含む)の行程でした。



    平ヶ岳-1
    地理院地図(電子国土Web)より

    平ヶ岳-2
    地理院地図(電子国土Web)より

    <参考> 道標の標示距離

    鷹ノ巣登山口⇔(1.1km)⇔ヤセ尾根入口⇔(3.3km)⇔下台倉山⇔(2.3km)⇔台倉清水⇔(1.7km)⇔白沢清水⇔(2.1km)⇔姫ノ池⇔(1.1km)⇔平ヶ岳

    平ヶ岳⇔(1.8km)⇔たまご石⇔(1.1km)⇔姫ノ池



    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)平ヶ岳







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    コメント 4

    修  

    凄すぎます!!

    ヤハリ追い風さんは驚異的です。
    いや~ぁ、平が岳を日帰りするなんて後光がさしますです。。
    数年前から計画立てているのですが今だ実現できない、、トホホな私なのです。
    勿論、銀山平の民宿泊で中ノ岐林道終点まで悪名高い?プリンスロード送迎が前提の計画ですけど。。
    いや~ぁ、それ以前に桧枝岐からあの酷道を通って入るだけでも尊敬ものです(礼)
    “大白檜曽”、、こういう字なのですねぇ。
    渋沢大滝ですね。。
    かなり前ですけど渋沢温泉小屋泊まりましたが、、先代小屋主さん最後の年でしたが、、15年の雪害で休止だそうですねぇ、、残念!!
    平が岳、、追い風さんのご報告を拝見して満足満足、、暫くオアズケにしようかな(笑)
    ところで、“蔵王の賑わい、そして駒草、少し福島の浄土平にも分けていただきたい・・”とのことですが、いつでもどうぞ。。
    私の蔵王にはあの五月蝿い刈田は存在しませんので。。

    2016/07/29 (Fri) 16:50 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    平ヶ岳って凄すぎます!!

    つい出来心で行ってしまったという感じです。あまり褒められた歩きじゃありませんよー。

    中ノ岐(プリンス)ルートは邪道と言う方が多いですが、確か私の怪しいー記憶によれば深田久弥さんは中ノ岐沢から二岐沢を詰めたような・・・、だったら百名山やる方は中ノ岐から登るのが正当で鷹ノ巣からに拘らなくてもいいのかな?と思ってしまいました。

    鷹ノ巣からはあまりにも遠すぎます・・・・・。おまけに登山口までのアプローチも遠すぎます。
    でも、苦労して行った価値は自分的には☆☆☆(3つ星)ですー。別な季節の平ヶ岳、何時になるかわかりませんが「再チャレンジ」を心の隅に留めて置きます。

    大白檜曽はそもそも現地に生えてた木がそれなのか?と渋沢大滝も大体あのへんかなー?って感じで個人的判断なので自信はありません。ゴメンナサイ。

    渋沢温泉小屋は残念ながら休業のようですが、登り口の小沢平には数台の駐車を確認しましたので、歩く方がいると言う事は小屋の復旧も進むのではと考えておりますがどうなりますか・・・。

    えーとそれから、刈田岳の賑わいの件・・・、火山警戒レベル2による浄土平~一切経山の通行不能、スカイラインの門限、これらの影響は大きく、観光客を相手に仕事される方々にとっては大変らしいです。でも修さんが仰る通り、あまり喧しいのも困りますけどねー。山でポケモンGO!する人増えたら嫌だなー。

    コメントありがとうございましたー。あっ、是非、平ヶ岳へGO!して下さいねー。

    2016/07/30 (Sat) 16:15 | EDIT | REPLY |   

    ノイファン  

    お疲れ様でした。

    なんと百名山で日帰り最長時間といわれる平ヶ岳ですか。
    調べた所、私は7年前の9月、11時間半かかっています。
    特に台倉山からの帰りは、気力だけで降りてきた覚えがあります。
    辛かっただけに姫の池の景色は忘れられません。
    再訪するなら皇太子コースかテン泊にしたいねすね。
    とにかくお疲れ様でした。

    2016/08/02 (Tue) 22:42 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    疲労困憊。

    ノイファンさん、こんにちはー。
    平ヶ岳は遠いですね。仰る通りで体力だけじゃなく気力が必要になる道でした。
    暫くたっても姫ノ池やたまご石の素晴らしい景色と「疲労」がセットで記憶に残ります。
    数年時間を置いて再び挑戦!出来たらいいなー・・・。
    ありがとうございました。

    2016/08/03 (Wed) 06:00 | EDIT | REPLY |   

    よろしければコメントをどうぞ