「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    霧の不動沢橋から一切経山へ ~ネモトシャクナゲを探して~


    福島県の県花はネモトシャクナゲ(根本石楠花)と言う花。


    ※ネモトシャクナゲ(根本石楠花)はヤエハクサンシャクナゲ(八重白山石楠花)とも呼ばれ、ハクサンシャクナゲの変種で八重咲なんだそうです。発見されたのが福島県内の吾妻山麓だから県の花になったらしいです。


    他の都道府県と比べてしまうと、県=花のイメージ、知名度は高くない気がする。

    何せ福島県に生まれ育ちながら、まだその花を見たことが無いんだからそう思うのもお許し頂きたいところ。

    じゃあ、見に行ってみるかと検索すると、浄土平の桶沼、吾妻小舎界隈等、場所が特定出来てしまい、天邪鬼な自分には少々物足らなく思えた。

    だったら自分で探せよってことで、以前から気になってた2万5千分の1の地図にある「吾妻山ヤエハクサンシャクナゲ自生地」を通り一切経山へ行ってみた。





    高湯温泉側から磐梯吾妻スカイラインへ。


    ※例によってスカイラインや浄土平、一切経山への登山道等は大穴火口の噴火警戒により流動的な規制が多数有りますので、各方面お調べになった上でお出掛け下さい。

    参考⇒浄土平ビジターセンターのサイト





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    ガッスガスの不動沢橋(つばくろ谷)駐車場(トイレ有=写真左上)へ10時過ぎ到着。

    こんな天候でも車は多数。

    準備して、念の為登山届を提出してから出発!(標高約1,200m)

    ※登山口には注意書きが多数あるので熟読してから入山しましょう。「・・・は、・・・なので、・・・です。」漢字をスルーして読む自分・・・・・。






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    ヒョイヒョイと軽く渡渉して登山道へ。

    前半、粘土質で滑りやすい道が続きます。降雨時や雪解け期は沢と化しますので、そのお心づもりでお出掛け下さい。





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    視線は早速シャクナゲへ。

    これはハクサンシャクナゲ(白山石楠花)。

    2~3度歩いてる道だから、道沿いにシャクナゲが多いのは知ってた。あのどれかがネモトシャクナゲ(根本石楠花)なんだろーなー。あんだけありゃきっと簡単に見つかるよ、・・・・・と思ってた。

    ※ この道をシャクナゲの開花期に歩くのは初めてです。






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    オオバギボウシ(大葉擬宝珠=ウルイ)/賽河原





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    賽河原を境に平坦な道に。





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    これも違う、あれも違うと片っ端からシャクナゲを覗き込む。

    次第に蕾も多くなり、手で覆い温めてみるが開くはずも無く・・・・・。

    こりゃ簡単に見つかる物じゃないんだなと気づき始める。






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    ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)





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    アカモノ(赤物)/モミジカラマツ(紅葉落葉松)/ギンリョウソウ(銀竜草)





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    井戸溝を通過した辺りから緩~く傾斜アップ。





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    久々なのでご挨拶をと思ってたけど、お留守では仕方ない・・・。





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    相変わらず視線はシャクナゲで進むも発見に至らず。

    硯石(追分)から先、道の傾斜はきつくなり、足元の笹も少々うるさ目。





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    前方が開け大根森に着くも、辺りは霧の中。

    置賜(米沢)盆地と福島盆地が見渡せる・・・・・、晴れてれば。





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    立ち枯れの木/イワオトギリ(岩弟切)





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    シャクナゲロード突入!チャンス到来か?



    蕾が多く・・・・・残念。





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    マルバシモツケ(丸葉下野)

    /ゴロ石帯に入ると、あの景色まではもう直ぐ!





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    家形山を正面に見たら左へ登る。

    そーしたら・・・・・、





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    どよーん・・・・・。

    一切経山と五色沼(魔女の瞳)。

    梅雨時だからこんなモンかなー。ガスって全く見えないのを考えたら見れて良かったと思うべきだね、きっと。

    でもね、ここで一切経山から戻って来た方に聞いたら1時間前には晴れてたらしい・・・・・、こんな日もある。





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    過酷な環境に耐えてる樹木。





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    家形山の入口にある慰霊碑(左に写る岩)。

    毎度申し上げますが、通過する際には是非御一読下さい。





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    ハートポイントから。





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    一切経山へ。





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    曇天下でも青の階調はお見事~。





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    コケモモ(苔桃)/超~難所!(凄~く誇張してます)





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    ガレ場突入/クロマメノキ(黒豆の木)





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    左端に青空が写り始めた。これはもしかして!





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    おぉーーー!





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    急いで大岩(通称:大岩テラス)へ。





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    早くしないと飲み込まれちゃう!!!


    (おい、おっさん、誰が何に呑込まれんだよ!いい年してもっと落ち着け!)





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    青く光る魔女の瞳


    水面に直射日光が入らず、空だけ映るとこんな素敵な色になるんですねー。





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    僅か5分の魔女の瞳ショータイムに、目は白黒。





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    やがてこちらにも晴れ間が到来して、東吾妻山。





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    吾妻主稜線





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    そして一切経山山頂!(標高1,949.1m)





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    青空広がる!





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    吾妻小富士


    ※2019.7.13現在、一切経山から酸ガ平、浄土平方面への登山道は通行止め、立入禁止、進入禁止です。冒頭でも申し上げましたが、各方面ご確認の上お出掛け下さい。





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    大岩へ戻り、休~憩~。



    先に休まれてた男性のザックに素敵なデザインのフラッグがはためく。

    磐梯山がデザインされたその旗には、「FUKUSHIMA REAL MOUNTAINEERING CLUB」の文字。

    聞けば、郡山を中心に新しい形の「山の会」を立ち上げ活動中とのこと。

    山の話は勿論、その会の話等を聞けて楽しい時間が流れる。

    とても気さくな方で、ついつい長話で引き止めてしまった。



    「これから山登りを始めようかなー」と思ってるあなた、「山は好きだけど一人ではちょっとねー」ってあなた、「そんなにガッツリ歩かなくていいよ」ってあなた、メンバー募集中らしいので是非覗いてみて下さい。⇓⇓⇓⇓⇓


    Twitter ⇒ Fukushima Real Mountaineeringu Club(福島リアル登山部)

    facebook ⇒ Fukushima Real Mountaineeringu Club(福島リアル登山部)



    魔女の瞳と一切経山に良い出会いを感謝!





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    独りになり休憩続行。

    山形方面に雲海が広がり始めた。

    先週の鳥海山が奇跡的に見えないかなーって探すも見当たらない。

    あんたの周りじゃ喜劇は起きるけど、奇跡はそうそう無いよ。

    まっ、だから奇跡なんですけどね。





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    いつもの調子で、長々と大岩での休憩を続け時計を見たら、もう1時50分・・・。しまった、今日は遅く出て来てたんだっけ。焦り気味に荷物をまとめて下山開始。





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    今年初めての一切経山と魔女の瞳とお別れ。

    最後に夏の表情を見せてくれた。





    大根森まで戻ると、先程のリアル登山部の方ともうお一方とお会いして、遅い時間への焦りが消える。





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    ここからはシャクナゲの呪縛に憑りつかれながら戻る。

    これも違う、あれも違う、それも違う、やっぱり違う、全部違う・・・・・、一体何株見ただろー。写真だけでも30株以上撮ってたから、軽く50は越えてたかなー。結局この日、ネモトシャクナゲは発見できなかった。

    まあいいさ、これで来年以降もこの道を歩く口実が出来た。いいのいいの、どーせオレの人生、なーんも見つからないんだから・・・・・話が違ってきてる。





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    何も見つからない人生に同情したのか、晴れ渡った福島盆地に信夫山を見つけさせてくれた不動沢から一切経山への歩きだった。





    行ってみた日 2019.7.13





    この日の行程

    不動沢橋⇒(30分)⇒賽河原⇒(45分)⇒慶応山荘入口⇒(45分)⇒家形山入口⇒(40分)⇒一切経山(休憩55分)⇒(20分)⇒家形山入口⇒(30分+休憩5分)⇒慶応山荘入口⇒(35分)⇒賽河原⇒(20分)⇒不動沢橋

    以上5時間25分(休憩60分含む)の行程でした。 歩行距離 約11.0kmm


    一切経山
    地理院地図(電子国土Web)より




    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)一切経山




    <感謝録>

    ● 一切経山、復路大根森で会ったFukushima Real Mountaineeringu Clubの男性
     SNSの話は勉強になりましたし、御会の話もこれまた勉強になりました。ありがとうございます。御会のグループのご発展を願っております。メンバー増えると良いですね。あっ、寒い中長話して大変失礼いたしました。もし風邪惹かれてたらスイマセンでした。

    ● 一切経山頂で会った、男女ペア
     短い時間でしたがお話し出来て疲れが和らぎました。帰り路、女性の方の通る声が熊との遭遇の不安を掻き消してくれてありがとうございました。

    ● 復路大根森で会った男性
     短い時間でしたがお話下さりありがとうございました。追いかけてたつもりでしたが次第に引き離されてしましました。でも直線区間で遠くに見える黄色いザックが灯りのように見え心強かったです。ありがとうございました。