隠津島神社の木幡山と眺望抜群!福沢羽山 ~花粉症再発~
二週前、霊山で白いカモシカと出会った。しかも2頭。その時は「何かいいことあるかなー」とワクワクしていたが・・・・・。
「はぁーーーーー」(溜め息)
あれから、やることなすこと失敗続きで、裏目裏目で、ボコボコに凹んでいる(内容は大したこっちゃないので割愛してますー)。
見ず知らずのおっさんからこんな風に愚痴られちゃ、カモシカさん達もたまったもんじゃない。
まっ、長く生きてりゃこんな時期もあるか。
てなこと言いながら、今週も山へ。
厄払いってわけじゃないけど、なんとなーく神社のある山がいいかな?と思い立ち、二本松市(旧東和町)と川俣町の境にある木幡山へ行ってみた。
二本松市の旧東和町側から見た木幡山(ホントの山頂は見えてない)。
旧東和町内に入ると「隠津島(おきつしま)神社」の案内板があるので、それに従って進めば着くはず・・・・・多分。
※隠津島神社:福島県人には例年12月初旬の「木幡の幡祭り」でお馴染み
詳しくはこちらへ⇒木幡山隠津島神社のサイト
一の鳥居を右に見て、車道を300mほど行くと・・・・・、
左手に公園があって右手が駐車場(トイレ無)。
位置関係はこんな感じ⇑
林道木幡山線(舗装路)を経て図中央の手水舎のある駐車場(トイレ有)から登る(参拝する)のがお手軽です。
トイレは第一社務所西側にも有ります。
木幡山山頂は図左上の木幡山経塚群の北にあります。
遙拝殿に手を合わせ、出発!
大きな杉に囲まれた二の鳥居から参道へ。
現在は上の駐車場から歩く方が多いためか、少々荒れ気味の道。
落石、倒木にご注意下さい。
やがて林道木幡山線に出て横断し少し登ると、上の駐車場からの参道(階段)と合流。
東屋の先から展望台へ。
安達太良~♪
通常、「展望台」って書いてあっても余り見えなかったりするもんだけど、ここは良い眺め~♪
那須連峰も見えた~。
で、この展望台から「大杉&門神社」に直登(この道は急坂です)。
木幡の大杉
樹齢約700年だそうな。この木の立ってる場所が凄い。よくこんな場所で(行くとわかります)でっかく(大きく)なったもんだ。
人間(この場合は特に私か?)、自分の出来の悪さを何かと育った環境のせいにしてしまいがちだけど、「そうじゃないんだよ」ってこの大杉が言ってる気がする。
大杉の傍にある元享元年(1321年)の板碑、後方は吾妻連峰。
年代的には約700年前なので大杉の樹齢と合致してる。
板碑造立時、一緒に植えたのかなー???
ちんぷんかんぷんの頭で当時の歴史を考えながら行くと、鮮やかな朱色の塔が見えて来る。
※この時点で考えてた歴史は頭の中からどっかへ葬り去られてます。
隠津島神社三重塔
月並みだけど、よくぞまー電動工具の無い時代に・・・・・、凄い!
本殿(拝殿)へ続く急勾配の階段。踊場を境にして、何故か手摺は左から右へ。
隠津島神社拝殿
現在の拝殿は寛政六年(1794年)、本殿は寛政十二年(1,800年)に完成したとの事。
龍の彫刻/獅子と像の木鼻
拝殿の西側を行くと小さな御社が並ぶ。
社(やしろ)好きな方には堪(たまら)らない展開?
思わず口遊む(くちずさむ)。
「お酒はぬるめの燗がいい~ 肴はあぶったイカでいい~ ジャジャジャンジャジャジャン しみじみー飲めばー、しみじみとぉーーー♪」
・・・・・「それ、違うやしろだね」 (;゚Д゚)
並んだ御社の西端から「経塚」へ向け登って行く。
ここから登山道らしい道&急勾配。
登った先にある「木幡山経塚群(蔵王経塚)」
※経塚:経典を埋納した塚
案内板横の道を行くと、もこもこっとした塚の跡があった。
羽山神社方面へ、松林を行く。
経塚から6~7分。ちょっと開けて木幡山山頂(標高666.1m)。
三角点が有り、看板が横たわってるだけのシンプルな山頂で眺望は無い。
キレイな杉林を降って登り返すとカラッとした雑木林の道。
ちょっと行くと福沢羽山山頂(標高607m or 613m)
※大綱木への分岐有り
葉の無い今の時期はちょっとだけ見晴らしがある。
山頂から北へ5、6分降ると、パッと開けた場所に出る。
ここが福沢羽山山頂広場(仮称)らしい。
※右の画像の右奥の杉林の所が羽山神社です。
眺めがとーーーーーーーーーーっても良い場所だった!
安達太良、吾妻が一望!
安達太良連峰のみなさん
安達太良山
吾妻連峰(東部)のみなさん
山形県境の山々
北方向の眺め(南蔵王から左)
南蔵王のみなさん
北方向の眺め(南蔵王から右)
ちょっと見えにくいので確認のため⇓
大東岳
船形連峰
泉ヶ岳と北泉ヶ岳(左)
南には那須連峰も確認。
天候に恵まれ、眺めを存分に楽しんだ。
羽山神社/川俣の町並み
休憩を終え、予定では大畑口へ降り、林道を歩き日吉神社から登り返し、再びここへ戻って来るつもりだったけど・・・・・
「ヘックション!」「ヘックション!」「ヘックション!」もひとつおまけに「ヘックション!」
ここ2、3年なりをひそめていた花粉症が再発したらしい。
ここまであれだけ杉の木の下を歩いて来て何とも無かったのに、ここで発症しますか?
目はゴロゴロ、鼻はクシュクシュで、もー散々。
一刻も早く顔を洗いたいので、「ハァ、ハァ、ハァクショ~ン!」特大のくしゃみを麓の集落に響かせてから、とっとと帰る(戻る)。
往路で言いそびれたけど、途中枝葉越しに口太山(左写真)や花塚山が見えたり見えなかったりします。
隠津島神社の境内まで戻る。
鐘楼/第一社務所
鐘を撞こうかと思ったけど、余韻で鼻水が溢れ出そうなので却下。
福寿草/猫の目草
春だね~・・・・・、「クシュン!」これも春か・・・・・。
二の鳥居を抜けゴール!
木幡山隠津島神社の大杉や建造物、そして福沢羽山からの眺め。
低山ではありますがどちらも他には無い物が有り、素晴らしいお山でした。
是非一度お出掛け下さい。
あーあ、今月は踏んだり蹴ったりの一ヶ月だった。月が替われば「つき」も変わることを期待して4月を待とう。かみ過ぎてガッサガサになった鼻を気にしながらそう思った。
行ってみた日 2018.3.24
この日の行程
駐車場⇒(40分)⇒隠津島神社本殿(休憩5分)⇒(20分)⇒木幡山山頂⇒(20分)⇒福沢羽山山頂広場(休憩35分)⇒(60分)⇒駐車場
以上3時間(休憩40分含む)の行程でした。
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)木幡山