福島市・猪苗代町 ~東吾妻山(鳥子平→東吾妻山頂)~
浄土平を出発して桶沼経由で1時間25分。ようやく鳥子平の東吾妻山への登山口に着きました。

スカイラインを横断した先が登山口です。福島交通のバス停(鳥子平)がありました。浄土平へ向けて1日2便の運行のようです(詳細は確認してください)。姥ケ原から登り、こちらへ下りて、ここからバスで浄土平へ戻るのも良いかも知れません。

気分を新たに登山道を進むと、最初から沢登りのような状態です。大きな石がゴロゴロしたところを登っていきます。前日の雨で滑りやすく苦労します。

20分ほど登り続けると、平坦な笹っ原に出て一安心。と思ったら、今度は、やはり前日の雨の影響か、下がぬかるみ、大きな水溜りも多く注意して進みます。それでも、足元は泥だらけです。とてもスーパーやコンビニへ買い物へ行ける格好ではありません。山頂への登山道にそのような店も無いので心配する必要もないのですが・・・。

しばらく(約10分)歩くと木道になり、今度こそ一安心。どうやら景場平へ入ったようです。この辺りからガスが濃くなってきました。雲の中に入ったようです。

ここまで来ると、スカイラインを走る車の音も聞こえず、時折鳥の声が聞こえる程度で、シーンとしています。

大きめの池塘へ木道が分岐していて、そこにベンチ(角材を横にした物)があったので休憩します。ここまで鳥子平から35分の道のりでした。10分ほど休んでいると、ガス(雲)が徐々に上へ上へと上っていき、視界が開けてきました。何か「山に歓迎されてるのかも」と勝手に想像して出発です。

景場平周辺から、鮮やかな赤に染まった木々に目を奪われてしまいます。木道を踏み外さないよう注意して進みます。

木道が終わると、木の根が多くなり長い登りが続きます。最初のうちは木の根を踏んだら申し訳無いと想い、踏まないよう注意して進みましたが、3分もしないうちにその考えも消えていました。
「ゼイゼイハアハア」言いながら登って行きます。決して息が苦しい訳ではありません。空気がおいしいので、沢山吸い込んでいるだけです。そんなくだらない言い訳を考える、ほんの少しの余裕を見せながら進みます。
途中、一ヶ所分岐点らしい所がありました。東吾妻山と書かれた標柱があったので大丈夫だとは思いますが、あまりガスが濃いと見落とす危険もありますので、初めての方は注意が必要だと思います(もう一方はどこへ向かうのかわかりません)。

景場平から登ること55分。視界が開けて、道は平坦な木道になりました。

先の小さな池塘の所にベンチがあるので再度休憩します。ここまでですれ違った方々は2組。鳥子平口へ下りる人は少ないようです。10分ほど休んで出発です。

この辺りの湿原は小さいですが、赤く染まっていてきれいでした。東吾妻山頂は雲の中のようです。

少し先(約2分)に展望台があり、磐梯山や猪苗代湖が見えるそうなのですが・・・、今日は灰色の雲に覆われています。残念。ここからの景色は、次回来た時の楽しみにとって置く事にして山頂へ向かいます。

展望台から10分強でハイマツが広がり、東吾妻山頂がようやく見えました。

鳥子平から約2時間(休憩20分含む)、東吾妻山頂(1,974.7m)に到着です。360°ガスに囲まれていて何も見えません。それでも、思い思いの場所で休憩する人達が何組かいて、結構賑やかです。

10分ほど休んでいたら、北側のガス(雲)が晴れて、一切経山(標高1,949m)や鎌沼が見えました。来て良かったと思う瞬間でした。
~つづく~
行ってみた日 2012.10.6
詳しくはこちらで⇒
※磐梯吾妻スカイラインは恒久無料化にともない、一般県道となりました。
詳しくはこちらで⇒浄土平ビジターセンター
<国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)東吾妻山
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