「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    磐梯山 ~櫛ヶ峰分岐から赤埴山(その2)~





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     往路では雲に隠れて出てこなかった磐梯山の東壁も、帰り道では初夏の陽射しを浴びながら、「又、来いよ~!」と見送ってくれた。










     

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     お花畑を楽しんだ後、櫛ヶ峰へ向けて下山中です。



     

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     途中、振り返ると荒々しい火口壁が・・・・・。





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     往路に登って来た分岐まで戻り、川上温泉口、櫛ヶ峰方面へ向かいます。

     振り返ると、磐梯山にも青空が出てきている。





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     櫛ヶ峰に近づいていくと、バンダイクワガタが群生しているところがありました。

     実はこの場所、10分ほど前、小休憩中に登って来た方に教えてもらった。感謝‼


     薄紫であまり目立たない花ですが、控えめな感じが日本的と言うか、古風と言うか、人目を引きつけます。







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     更に先には、アズマギクも群生してました。

     風に揺られながら登山者を歓迎してくれているようです。






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     櫛ヶ峰(標高1,636m)の登り口までやって来た。

     ここに来るまでに、登ろうか、やめようか考えながら歩いてきたけど、今日は登らないことに決定。

     櫛ヶ峰から下山してる人達の様子を見ていると、足場が悪そうで苦労しているように見えたのでやめます。

     「今日のところは勘弁してやろう」とは言わないけど、次回の楽しみに取って置く事にします。





     櫛ヶ峰は秋に登りました⇒秋の磐梯山と櫛ヶ峰





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     ここで裏磐梯の景色に別れを告げて、沼の平へ下りて行きます。

     写真中央のチョイ右の緑の小高い山は赤埴山です。






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     沼の平へ下りていくと、こんな花が咲いていた。

     濃いオレンジが毒々しささえ感じさせるこの花、コウリンタンポポという外来種らしいです。

     あまり、沼の平に似合っていないように思うのは自分だけでしょうか?







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     風が無ければ櫛ヶ峰が水面に映って見事なんでしょうけど、人間が思うような条件になるほど自然は甘くない。

     青空が出ただけでも十分と思わなけば・・・・・。






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     磐梯山東壁が見えてきたことを知らせるように、ハクサンチドリが咲いています。





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     風が弱まり、陽射しが強くなり、夏を思わせる陽気になってきた。

     と、のん気なことを言っているが、実はこの辺りでプチ迷子になった。

     渋谷口から登って来る道には出ましたが、往路の猪苗代口の道に出る方法が分からず・・・・・。

     焦っても仕方ないので休憩します。

     休憩後、少し戻ると猪苗代口への分岐に向かう道がありました。

     見逃していたようです。やれやれ・・・・・。
     





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     無事、往路の道に出て下りて行きます。

     磐梯山の東壁に陽が当たり、神々しくなっています。

     4時間ほど前にあの頂上から、この湿原を真下に見下ろしていたのが、同じ今日の出来事とは思えない感覚を感じます。

     


     

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     車を置いた赤埴林道終点への分岐が近づくに連れ、赤埴山が大きくなってきます。

     実は、帰り道は一人ではなく、途中で知り合ったベテランの方に同行させて頂いている(自分が勝手に着いて来ただけかも)。

     この方、ただのお話好きで自慢話ばかりする、たまに山頂で出会うおっさんとは違う。

     こちらの技量(見るからに素人ですけど)を見て、場面場面で的確なアドバイスやお話をしてくれる。

     自分にとって、耳に入ってくる話はタメになることばかりだ。

     裏を返せば、自分があまりにも知らな過ぎると言うことか・・・・・。



     その方から、「赤埴山に登りませんか?」とお誘いが・・・、こちらにしてみれば、もっとお話を伺いたいと思っていたので、一緒に登らせていただく。


     赤埴林道の分岐から15分足らずで赤埴山頂(標高1,430m)に着きました。

     山頂からは360度の展望が・・・・・




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     磐梯山、櫛ヶ峰、吾妻山から安達太良山と雪が消えて緑に衣替えした山々が並ぶ。

     右側に写っている石碑には「二合目赤埴山」と記されてました。





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     山頂から一番目を引くのが猪苗代湖。

     磐梯山頂からクリアに見られなかったので、来て良かった!



     
     

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     この後、猪苗代の町並みや川桁山が見える場所(写真は少し拡大しています)を教えて頂き、そちらに移動して休憩です。

     休憩しながら、山に関するいろんな話を、楽しく聞かせて頂いた。





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     楽しい時や、充実している時は、時間の経過がアッというまです。

     気が付くと、空は夏空に変わり、雲たちが遊んでいます。


     この場所、訪れる人も少なく、静かに景色が楽しめる所なので気に入りました♫~。



     結局、話に花が咲いて、1時間以上休憩してしまいました。





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     駐車場へ戻り、大変お世話になった「山の先生」にお礼を言ってお別れします。


     
     磐梯山は、裏と表で景色も違い、高山植物も沢山咲いていて、平地では味わえない別世界の空間でした。



     戻りますか・・・、緑のトンネルを抜けて、現実の世界へ・・・・・。






    行ってみた日 2013.6.23






     追記:この後、10月に訪れたところ、赤埴林道の状況は悪化していました。

     本来、磐梯山登山の正規ルートではないアクセスで、危険を伴いますのでこの林道は推奨しません。







    行程

    赤埴林道終点⇒(45分)⇒川上登山口分岐(休憩5分)⇒(25分)⇒弘法清水⇒(25分)⇒磐梯山頂(休憩45分)⇒(20分)⇒弘法清水(休憩5分)⇒(10分)⇒お花畑(散策20分)⇒(45分)⇒櫛ヶ峰分岐⇒(40分)⇒沼の平(休憩20分)⇒(10分)⇒猪苗代口、渋谷口分岐⇒(25分)⇒赤埴林道分岐⇒(15分)⇒赤埴山頂(休憩70分)⇒(25分)⇒赤埴林道終点

     以上7時間30分の行程でしたが、休憩や寄り道ばかりであまり参考にはならないと思います。ご了承ください。

    磐梯山
    地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)赤埴山






    詳しくはこちらへ⇒磐梯町のサイト

    詳しくはこちらへ⇒猪苗代観光協会









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