一切経山(夏) 東吾妻山~山頂~浄土平
東吾妻山頂からの続きです。

姥ヶ原の十字路まで下りてきました。
真っ直ぐ(北)進めば、一切経山へは最短ですが、左折(西)して遠回りして行きます。
ちなみに、登りで見かけたクマの足跡は、この十字路を右折(東)して数十メートル先の右手です。
お気をつけください(人間もクマも)。

左折して歩いて行くと、木道が笹に覆われていました。
足下を確認しながら進みます。

駕篭山稲荷と谷地平への分岐では、ツリガネニンジンが迎えてくれました。

青空の下、高原の木道を歩く。
気分も清々しく、脚も軽やか、鼻唄や口笛の一つも出てきそうです。
しかしながら、今日はクマの足跡を見てからというもの、「♪~あるーひ もりのなーか くまさんに であーった・・・・・」と、このフレーズが、頭の中で何回も何回も繰り返されて、一人、苦笑いして歩く状態でした。

姥ヶ原の北の端まで来ると、眼下に鎌沼が見えてきます。
自分はここからの眺めがお気に入りなのでゆっくりしたいのですが、この辺りまで来ると人が多くなり、分岐点なので邪魔になるので先へ進みます。

右に鎌沼、左に前大巓を見ながら木道を歩いて行くと、酸ヶ平へ入ります。
池塘に空の青が映りこみ、きれいでした。

酸ヶ平の分岐から一切経山へ向かいます。
前大巓の緑が鮮やかです。

避難小屋を過ぎた先の沢には、シモツケが群生していて、白い花が満開で見事でした!
これを見た瞬間に、「ウワァー!」っと感嘆の声を上げる女性の方もいらっしゃいました。
道はここから傾斜がきつくなり、石や岩がゴロゴロしてるので注意して登ります。

きつ~い傾斜を登りきると、酸ヶ平や鎌沼が見下ろせます。
ここで水分補給して、息を整えます。
さっき登って来た東吾妻山は雲の中に隠れてしまいました。

進行方向に目を向けると、一切経山頂にも雲が・・・・・、急がねば。

土と岩だけの荒涼とした道を登って行くと、右手に吾妻小富士(標高1,707m)が見えてきます。

雲に包まれる前に、どーにか一切経山頂(標高1948.8m)へ。

五色沼(魔女の瞳)も見ることができた。
この景色を眺めながら、早めの昼食。
おにぎりを食べながら、正面の家形山(標高1877m)を見ていると、そちらへ向かう人が2組ほど確認できた。
自分も余力があったので、行こうかなと思ったが、雲の動きが怪しかったので、無理はしません。

五色沼は雲間から日が差すと、水面の色を変えて見る人を楽しませてくれます。

人出はこんな感じでした。
大きな声を出して感動する人、黙り込んでしまう人、表情は様々ですが、皆、五色沼に目を奪われて立ち尽くしてしまいます。
お昼が近づくにつれて、更に人が増えてきたので浄土平へ戻ります。
夏休みなので、お子さん連れが多いようです。
帰り道は、恐らく100人以上の登山者と挨拶を交わしたと思います。

酸ヶ平まで戻り、吾妻小富士を見ながら下りていきます。
学生の合宿でしょうか?、15~20人単位で木道や登山道をランニングしていました。
かなりのスピードで走り抜けていきます。
つられて早足で歩いてみますが、10秒と持たない(+o+)
いつものゆっくりペースが一番です。

浄土平へ戻ってきました。
車に荷物を置き、レストハウスやビジターセンターを散策します。
ビジターセンターには、浄土平周辺に咲く植物の写真と名前を記したパンフがあるので、それを頂いて散策すると、楽しさがアップすると思います。
行ってみた日 2013.8.4
この日の行程
東吾妻山頂(休憩45分)⇒(35分)⇒谷地平入口⇒(30分)⇒酸ヶ平分岐⇒(30分)⇒一切経山頂(休憩20分)⇒(25分)⇒酸ヶ平分岐⇒(35分)⇒浄土平

地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)一切経山
詳しくはこちらへ⇒浄土平ビジターセンター
注:下記の地図上にある「東吾妻山」は、今回のブログ上に登場する「東吾妻山」ではありません。
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