雄国沼湿原のニッコウキスゲと雄国山 ~雄子沢口から~

土曜日の朝・・・・・桧原湖の南を通る国道459号をテクテク歩いています。
写真のカーブを曲がり橋を渡って少し行くと、右側に雄子沢(おしざわ)駐車場(トイレ有=簡易?)があります。
じゃあ、ナゼ歩いているの?・・・・・それはね、まだ朝の6時半前なのに満車だから。おまけに橋の先の国道の左側は車がずらりと並んでいるんだよ。
と言う訳で、駐車場からゴールドライン寄りに500mほど離れたスペースまで戻り、駐車して雄国沼に向かう為雄子沢口に歩いているところです。
ちなみに、帰ってきた頃には写真の左側にもズラッと車が並んでいました。
雄国沼への他のアクセス方法(ニッコウキスゲシーズン)
通常であれば、喜多方や塩川、北塩原からの林道で金沢峠まで車で行けますが、6~7月はマイカー規制で、喜多方口の萩平から金沢峠まではシャトルバス(有料)です。
金沢峠から雄国沼湿原までは片道10~15分ほどの階段中心の歩道です。
健脚な方であれば、ラビスパ裏磐梯(桜峠)から雄国山経由(湿原まで約8.2km)で行くか、ゴールドラインの八方台(磐梯山登山口)から猫魔ヶ岳経由(湿原まで約7.8km)で行く方法もあります。どちらも片道3時間から3時間30分ほどかかるらしいです。
詳しくは喜多方観光物産協会などのサイトでご確認下さい。

国道沿いにある雄子沢登山口から出発です。
雄国沼まで3.3km、ニッコウキスゲ咲く雄国沼湿原までは約5kmの道のりで、クマには要注意!(登山道だけではなく、周辺の国道でもクマは出ます・・・油断禁物)です。

森の中を歩きます。
急な上り下りは無いのですが、だらだらとした登りなのでオーバーペースには気をつけたいところです。
足元は遊歩道的な感じで歩き易いですが、石や根、小さな沢もあります。
特に私のように足が小さく、足首のかよわい方は、足をくじかないように用心して歩いていただきたいです。
余談ですが、私のかよわい足首を見た方は、ナゼか「ゾウ(象)!」と言いますけど・・・・・。

薄暗い感じですが、ブナが多く雰囲気の良い道です。
この時期の草花類は、ギンリョウソウが目立ちました(この花が目立つと言うことはあまり咲いてる花が無いってことかな?)。

周りの木々が低木になり、雄国山への分岐を経て、雄国休憩舎(トイレ有:100円)の裏手に出ます。
休憩舎前の砂利道を湿原(金沢峠方向)へ向かいます(休憩舎→雄国沼湿原・約1.1km)。

ホウチャクソウ
ニッコウキスゲの前に他の花を載せないつもりでしたが、雲間の陽射しを浴びて猛アピールされたのでついつい載せてしまいました。どうも押しに弱い。

歩いて行くと左側に、雄国沼と共にニッコウキスゲが見えてきます。
思わず足取りが軽くなり、歩くスピードも20%アップ!

もう少し歩くと、更に咲いてて「オォー!」ってなって、奥に木道を歩く人影も見えて、早く行かなきゃってなって、歩くスピードも1.5倍ほどになるはずでした・・・・・・・。
ん?・・・・・手前の湿原に人影(写真中央の白い点)が・・・・・、一般人は立入禁止の場所だと思うのですが・・・・・。
この後、この湿原の近くを通り、その際少し様子を伺うと、アマチュアカメラマンぽいのですが・・・・・何者でしょうか?
お役所から依頼を受けた研究者などであれば仕方ないのですが、もし一般人なら明らかなマナー違反です。
只でさえ、植物群落の消滅が危惧されているのに・・・・・困ったことです。
キレイなニッコウキスゲの話からそれてしまいましたが、人の道からはそれたくないものです。

木道に近づいていくと、道沿いにもニッコウキスゲが登場!

雄国沼湿原に到着です。
ここからは反時計回りの一方通行の木道で、一周800m、ところどころにスペースもありますが、早い者勝ち的な感じがするのでそこで休憩するのはこの時期困難そうです。
注意書きがありますので、よーく読んでから木道に足を進めましょう。
ここまで前置きが長かったので、ここからの木道上は手抜き(文章なし)しま~す。












木道を2周、3周する方が多い中、1周だけして戻ります。

休憩舎まで戻り、そこで休もうと思いましたが、何か落ち着かないので通過して堰堤(猫魔方面)に向かいます。

風当たりが良く(強く)少々寒いですが、あまり人も来ないようなのでここに腰を下ろして休憩します。
予定では猫魔や雄国山にも登ろうと思って来ましたが、今日はニッコウキスゲが見られただけでお腹いっぱいって気分だったので、休憩後、真っ直ぐ戻るつもりでした。

遠くの木道に人の姿を眺めながら(写真は拡大してます)、おにぎりを一つ食べ終え、もう一つといくところですが、食欲が今一、やはりニッコウキスゲでお腹いっぱいか?
歩き足りないようなので、予定変更して雄国山に登ることにします・・・・・、おにぎりもう一つ食べるために・・・・・。
休憩舎まで戻り、0.3km程雄子沢口方面へ歩いた分岐から、雄国山頂へ向かいます(休憩舎→雄国山頂・約1.5km)。

道は低木の間を抜けると尾根に出て、景色の良いところを歩きます。
雨降り後は滑りそうな土なのでお気をつけ下さい。
この先、本来の役目よりも土留め的な役割をしてる階段の辺りが、傾斜きつめです。
で、ここを往復するのであれば、可能な限り振り向かずに、帰りの楽しみに景色は取って置いた方が良いです。
自分は何度も何度も振り返りましたけど・・・。

雄国山山頂(標高1,271m)には展望台が有り、喜多方市内や桧原湖などが見下ろせます。
展望台から下りると、あまり視界はきかず、スペースも広くは無いので休憩にはあまり適してないように思います。
なので、階段の辺りまで戻ります。

雄国沼が一望で、気分爽快です。
邪魔にならないスペースを見つけて腰を下ろして休憩です。
目的のおにぎりとおやつを食べながら景色を楽しみます。

湿原の辺りを拡大してみます。
雲の切れ間から日が差すと、黄色い場所が浮かび上がって見えます。

もっと拡大してみると、丸い輪になって運動会のダンス状態、もしくは電車ごっこて感じですかねー。
なんて事を思っていたら、風に乗って雨がポツポツ落ちてきたので帰ります。

最後にもう一度、雄国沼の風景を目に焼き付けてから・・・・・・・
行ってみた日 2014.6.28
この日の行程
雄子沢口→(60分)→雄国休憩舎→(20分)→雄国沼湿原(木道散策25分)→(25分)→雄国沼堰堤(休憩45分)→(5分)→雄国休憩舎→(25分)→雄国山山頂→(5分)→(途中休憩25分)→(15分)→雄国山分岐→(55分)→雄子沢口
以上5時間5分(内休憩70分)の行程でした。

地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)雄国沼湿原
2016年の雄国沼はこちらへ⇒雄子沢から雄国沼湿原 ~午後の陽射とキスゲと風と~
詳しくはこちらへ⇒喜多方観光協会
詳しくはこちらへ⇒裏磐梯観光協会
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