那須連峰 ~鏡ヶ沼から三本槍岳、そして茶臼岳へ(その2)~
三本槍岳(標高1,917m)から茶臼岳を目指します。

東側へ降りて行くと風も弱まり空気が澄んでいるためか、茶臼岳が割りと近くに見えました。

三本槍岳の東斜面を横目に見て下ります。

降りて来ると緩やかな道、鏡ヶ沼から三本槍の道とは大違いでハイキング気分~♪
この辺りで完全に「那須」を甘く見て、もう楽勝気分で歩いています(^_^;)
帰りの辛さも考えずに・・・・・。

振り返って三本槍岳
「ちょっと茶臼岳まで行ってくるね~、留守番よろしく~」

霜柱、朝はかなり冷え込んだ模様。
この後、休憩する登山者で少し混み合う北温泉への分岐、清水平を抜けます。
この区間、道の傾斜は緩いですが、清水平まで視界は余りありません。
清水平は開けて、少し木道区間もあり歩き易かったのですが、又、風が強くなってきました。
清水平を過ぎると、目の前に1,900m峰。
体力的にも、視覚的にもつらい石段

1,900m峰、眺め最高!
でも、風が強ーーーーーい!「びゅーーーーーっ!」

これから向かう、朝日岳と茶臼岳。

さっきまで居た三本槍岳。

流石山、大倉山、三倉山と続く裏那須山塊、通称「ミニ飯豊」。
熊見曽根(写真右上)まで強風区間でした。

熊見曽根からは茶臼岳の眺めが良く、これから歩こうとしてる道が見えて・・・・・、お気楽ハイキング気分が消えた(゜o゜)
こんなに険しいとは想像していなかった・・・・・。

ここまで来ちゃったんだから仕方ない。
気を取り直して、朝日岳へ向かう!

狭そうな山頂に人がいっぱい!
距離は短いけど結構きつい登り。
朝日岳山頂・・・・・「ビューーーーーッ!」ここも風、強っ!
この強風の中、休憩する方たちや、テレビかな?撮影してる方たちも居られました。

ぐるっと360°見渡してから、茶臼岳へ向かいます。

写真右の、人が集まってる辺りが「朝日の肩」と呼ばれている場所で、一度あちらへ戻り南へ下りて行きます。
朝日の肩からは急斜面です。
岩や石を蹴らないように注意して慎重に下りて行きます。
岩場を「へつる」と言うと大げさかも知れませんが、横に移動する場所もあります。
擦れ違いが困難な所もあるので、譲り合いながらゆっくり焦らずに通過しましょう。
高度感があるので少しビビリました。

その後も急な岩場、ザレ場が続きます。
ゆっくりとスリップに気をつけながら歩きましょう・・・・・自分に言い聞かせてます。
ここの斜面を下りきった所に「恵比寿大黒」の標柱があり・・・・・どの岩を言うのか分かりませんが、写真右の剣が峰の下の岩塊が恵比寿様っぽく見えるかな?

茶臼岳に近づくと、その大きさと荒々しさに圧倒されそう。

峰の茶屋跡避難小屋・・・・・、ちょっとややこしい名前。
ここも風が強かった。噴煙も斜めになってるし。
小屋を風除けにして休憩する方が多数、自分も一息入れたかったけど休憩は帰りにして、ここは通過。

茶臼岳へは岩が多く、歩きにくい印象です。
歩く人の多くは、登山と言う感じはなく観光地って感じで、自分のちょっと大きめなザックが恥ずかしい。

賽の河原っぽい場所もありましたが、積石はありません。
もちろん、本当の「賽の河原」へ言った事はありませんけど・・・。

駐車場は満車状態、周辺の紅葉がきれーですねー。

鬼面山の斜面辺りも紅葉が良い感じですねー。
などと言いながら、少し休む・・・・・だって目の前が急登なんだもの・・・。
身体中の酸素を全部入れ替えたつもりで、黙々と登る。
ハァハァゼェゼェ・・・・・酸素入れ替え中

山頂から少し離れてて、余り人気が無さそうな三角点。

鳥居を潜り、山頂のお宮に手を合わせます。他人様がお賽銭を入れた瞬間に・・・・・、ばち当たりな人間でスイマセン(^_^;)

山頂の標柱\(^o^)/
霞んでたけど、関東平野が広い!ってことは確認できました。

栃木県の名だたる峰々が見えました(詳細は不明)。

流石山(写真右)から続く、栃木福島県境の尾根。
見てたら急に福島が恋しくなった・・・・・帰ろー・・・・・。
行ってみた日 2014.10.11
~その3へつづく~ ~その1へ戻る~
<国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)茶臼岳
朝日岳 ↓
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