鎌倉岳(竹貫=古殿町)
先週の鎌倉岳(常葉)に引き続き、今回も鎌倉岳へ・・・・・とは言ってもこちらは古殿町の竹貫(たかぬき)鎌倉岳へ行ってみた。
古殿町にも桜前線が届き、「花見もいいなー」なんて思いつつも、予定通り鎌倉岳(写真)へ向かいます。
まずは、山頂直下の遊歩道入口(図中③)にあった案内図でコース説明。
荷市場口(図中右上のP)から出発して、図中の⑨→③→⑤山頂→④→⑥→⑦→⑧の順に周遊して戻りました。
荷市場(にいちば)口は古殿町の中心街から近く、要所に案内標柱もあるので迷わず行けました。
上の図に駐車15台とありますが、付近の路肩も含めれば何とかなるかなって感じで、トイレはありません。
到着時、既に5~6台の車がありました。
※他の登山口
大作(おおさく)口⇒山頂まで距離も僅かのお手軽コース
西渡(さやど)口⇒一番距離が長く、途中で荷市場コースと合流。
準備して駐車場の端っこから出発!
いきなりの長~い階段に汗が噴き出す・・・・・、「大作口から登れば良かったかな?」と歩き始めて3分で後悔(~_~;)
登りきったところに雷神様があります。
杉林の日陰をありがたい思いで歩くと、その先急登が続きます。
高度を上げて行くと岩場もあり、スリップ、つまづき注意です。
岩場の先で西渡(さやど)口(1.4kmの表示有)からの道と合流します。
この先山頂方面への傾斜は緩やかになり、少し歩くと遊歩道の分岐があり、今回は折れずに直進です。
ちょっと歩くと、大きなヤマザクラの下に休憩所。
一つ目のピークへ向けて快適な尾根歩きです。
この先に小さな岩場があって、そこに咲いてました!
イワウチワ!
薄紅色の小さな花が賑やかに咲いてます。
5分ほど足を止めて見惚れます。
今回の歩きは、この花が目当てだったので、満足満足(^^)
一度下って登り返すと、2つ目のピークは賽の河原。お地蔵様に合掌。
ここからもう一度下りて行くと、山頂を東に巻く遊歩道の分岐がありました。
落葉の間からタチツボスミレやフデリンドウが顔を出してました。
「春だね~♪」
山頂直下に到着。ここに案内図(このページ2枚目の写真)がありました。
大作口からの道と、山頂へ向かう道、更に山頂を西に巻いて駒形神社へ向かう道の分岐になります。
山頂へ向かいますが、「遊歩道」と言う割には傾斜のきつい直登です。
しんどいので途中から右にあった巻き道を登り山頂へ・・・・・。
鎌倉岳山頂(標高669m)\(^O^)/
眼下に古殿(竹貫)の町並みが続きます。
遠くに安達太良山や磐梯山、それに那須連峰などが確認できました。
飯豊連峰の白い稜線も薄っすらとですが、肉眼で確認できました(写真は見え易くするため加工しています)。
先に休憩されてたお二人と、お話に混ぜていただきながらランチにします。
まぁランチと言っても菓子パンですけどねー。
ところが、おいしい(*^_^*)手作りハンバーグを頂いたり、楽しいお話を聞かせていただいたりと、身も心も満腹のランチとなりました。
山頂の御二方にはお世話になり「ありがとーございました!」
お二人を見送った後、春の風に吹かれながら更に昼寝・・・・・といきたいところですが、岩がゴツゴツしてて、起きたら傷だらけだと困るので帰ります。
写真にある山頂板の裏にあった道から下山します。
岩場で結構急な下りです。
駒形神社の裏に出たのですが、高度感があってちょっと怖い・・・・・。
鎖があったので下りられましたが、高所恐怖症の方はお奨めしません。
駒形神社はこの建物の中にありました(サッシ開きました)。
道はここで山頂の西を巻いてくる遊歩道と合流します。
神社から先はこんな所を通りながら、下っていきます。
この先、山頂を東から巻いてくる道と合流して、更に下ります。
落葉や岩が多いのでスリップ等、要注意です。
下りきったところに修験の森。
この辺りから少しのアップダウンでほぼ横移動になります。
ケヤキやカツラの大木に見下ろされながら歩いて行くと・・・・・、
まずはカタクリの群生地。
自分の知ってるカタクリよりも花がちょっと大きめです。
一緒にイチゲも咲いてました。
ちょっと進むと・・・・・、
イワウチワがいっぱい\(◎o◎)/!
この先はイワウチワロード!
道の上にも咲いてるので踏まないように慎重に歩きます。
イワウチワは日当りの良い南斜面には生育しないそうです。
確かにこの場所も北向きの斜面で、花自体も太陽には向いていません。
なんか太陽を避けて生きる感じが自分と重なります・・・・・、あっ、自分は未(いま)だに花咲かせてませんけどね・・・・・アハハ(ホントの事なので今一笑えない)
少し早かったのか完全に開いた花が少ない中、シャッキっと咲いてひまわりのような立ち姿(例えが悪い?)のイワウチワ。
こっちは薄紅色が濃く、個体によって若干花の色が違うようです。
花言葉は「春の使者」で、まさに鎌倉岳に春を告げています。
5分ほどで通過できる距離ですが、気が付くと30分経過。
たいして長くもない後ろ髪を引かれる思いでお別れして、イワウチワゾーンを脱出します。
念の為ですが、駒形神社のところにこんな看板がありましたのでご紹介。
「野草はこの地で生きることを望んでいます。望みどうりにしてやりましょう。」
採取しないのはもちろんですが、写真を撮る為に崖を上り下りしたり、植物を踏みつけたりしないようにしましょう。
実際、イワウチワゾーンで遊歩道以外に踏み跡らしきものがあり、土が露出してる箇所がありました。
なので、そのような箇所を見つけても立ち入らないようにしましょう。
マナーあっての自然です。よろしくお願いします。
イワウチワの感動で油断してたら、もう一回登りがあった。やれやれ。
遊歩道の分岐に出て、ここから往路に登った道を荷市場口へ下ります。
転がったほうが早そうな道を、もちろん転がらないよう無事登山口に戻り帰宅しましたとさ。
めでたしめでたし
行ってみた日 2015.4.12
行程
荷市場口⇒(40分)⇒遊歩道分岐⇒(30分)⇒山頂(休憩65分)⇒(65分・イワウチワ観賞25分含む)⇒遊歩道分岐⇒(20分)⇒荷市場口
以上3時間40分(休憩等1時間30分含む)の行程でした。
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)鎌倉岳(竹貫)
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