北泉ヶ岳と泉ヶ岳
4月下旬、週間予報は連日晴れマークが並び、一見、何の問題も無いようですが、気温が・・・・・。
毎日25℃超えは暑過ぎ!、まだ体が慣れてないので堪えます。
さすがに4月から夏バテする訳にもいかないので、ちょっとでも北なら涼しいかな?と単純な動機から、宮城県は仙台市の泉ヶ岳へ行ってみた。
下道(一般道)を右往左往しながら、ようやく泉ヶ岳スキー場の大駐車場(標高約525m)に到着。
かなり広い駐車場ですが、7割程度埋まってて、人気の高さが伺えます(登山以外のレジャー含む)。
車を止め、ドアを開けたとたんに、羽虫の攻撃!
自分も世間的には虫けら同然なので、お互い虫同士仲良く・・・・・とはいかないので、「プシューーー!」と虫除けスプレーを吹き付けて準備完了。出発です。
まずは現地の地図で今回のコース説明。
右下の大駐車場から水色の水神コース、途中から赤の北泉コースで北泉ヶ岳へ。
その後、点線で泉ヶ岳、戻りはピンク色の滑降コースを利用しました。
水神コース入口(関口)までは、舗装路を移動します。
川の流れる音が涼しげで足取り軽やかと行きたいところですが、天気が良過ぎて、すでに暑い・・・・・。
登山道に入り、傾斜の緩い道が続きます。岩が多いので足元に注意して歩きましょう。
ところどころにニリンソウ、イチゲ、カタクリなどが咲いてました。
水神平(お別れ峠への分岐)辺りはカラマツ林で、高原チック?な道です。
この先、残雪が目に付くようになりました。
しばらく歩いて、水神様の分岐に着いたら、休憩中の方が20名ほどで賑やかです。
皆さん、このポイントが第一目標のようです。
水神様の分岐から川を渡り、北泉コースへ入ります。
少し行くと、ショウジョウバカマが咲いてました。
杉林があり、ようやく日陰らしい日陰です。
涼しい~(^^♪、戻ってもう一度歩きたくなる涼しさです。戻りませんけどねー
杉林の先にお花畠(畑)がありました。
「何も咲いて無いじゃん」とブツブツ言いながら辺りを見回すと、雪が解けた川の近くに白や青のキクザキイチゲが咲いてました。
近づこうかと思い足元を良く見たら、蕾(つぼみ)を付けた草花を見かけたので止(や)めときます。
遠くから写真撮ったら、花だか枯葉だかよくわからない写りで・・・・・(ToT)
踏抜きに注意しながら歩きます。
三叉路まで急な登りは1ヶ所で、緩い傾斜が続きます。
雪解けとともに、道の状態が刻々と変化します。
三叉路(標高約1,080m)周辺はまだ大量の雪が残ってます。
シャリシャリの雪上を歩き北泉ヶ岳へ向かいます。
見上げると、巨木、大木がいっぱい!
雪道を登り、夏道を登ると、北泉ヶ岳山頂(標高1,253m)です。\(^o^)/
団体さんなんかもいらして、賑やかです。そんな中、一人分のスペースを見つけて休憩にします。
山頂部は、まだ残雪に覆われてるので立って休憩する人以外は敷物が必要かと思います。
東から北への展望が抜群です。
雪庇っぽく張り出してるので怖くて前へ行けない。
北の方向を拡大して栗駒山(左上)。
ザックの中の重い荷物(主に食料)を、お腹に移動させる作業を終えたので、今度は泉ヶ岳へ向かいます。
三叉路付近、雪の上を歩くのは楽しいなー&涼しいなー。
三叉路から泉ヶ岳へは少し下ってから上り返しです。
途中に咲いてたキクザキイチゲ。
自己主張が強いのか?、それとも晩飯のから揚げの数が元でけんかしたのか?、向きがバラバラ・・・・・。
水温(ぬる)む季節、そろそろ田植えシーズン、こちらの田んぼでも準備が整いました・・・・・って言うか登山道です。
季節柄、おにゅーの靴をお履きの方はお気をつけください。
泉ヶ岳への登りは直射日光当りまくりで、暑さとの戦い。
でも、道の両側にたくさんのショウジョバカマが咲いてたので救われました(写真は一輪だけですが・・・)。
見上げると、マンサクも咲いてました。
「暑いけど、山の上ではまだ早春ですよー」と言いたげに。
こんな坂を登って登って、振り向くとご褒美が・・・・・
北泉ヶ岳と船形連峰
蔵王連峰
二口山塊
秋田山形県境の神室連峰かなー?
泉ヶ岳山頂(標高1,172m、※最高点は1,175m)です。
一度山頂まで来て、船形連峰の見えるポイントまで戻って休憩。
休憩後、13:00過ぎて再び山頂へ行ったら登山者激減で、山頂が広く感じました。
帰りは滑降コースを下ります。
山頂直下の斜面が怖かった。
カメラケースのマジックテープがそろそろ寿命だったこともあり、このタイミングでカメラが脱走!
雪面を滑り落ちて遠ざかるカメラ、散々こき使われて持ち主に嫌気が差したのだろうか?逃げ足が速い。
今までいろんな場所にお供してくれてありがとう、そしてさようなら(ToT)/~~~
・・・・・なんてことを考える余裕は全く無くて大焦り!
幸い10mくらい先でカメラは止まり、自分より先に駐車場へ下山することは無かった。
「これからはもっと大事に使うから、逃げないでおくれ。」
雪解け水でぬかるんだ道や急斜面(大壁)の道が続きます。
「観音さまー!後ろで何か飛んでますよー」
見返平付近
文字通り見返すと泉ヶ岳。「お世話になりましたー(^^)/~~~」
お別れ峠の先はほぼ直線。
最後にカタクリに見送られ、無事駐車場に戻りました。
近くにこんな楽しい山があって仙台の方々が羨ましくなった山歩きでした。
おしまい。
行ってみた日 2015.4月下旬
行程
大駐車場⇒(45分)⇒水神⇒(50分)⇒三叉路⇒(25分)⇒北泉ヶ岳(休憩30分)⇒(20分)⇒三叉路⇒(30分)⇒泉ヶ岳(休憩30分)⇒(30分)⇒お別れ峠⇒(25分)⇒大駐車場
以上4時間45分(休憩1時間含む)の行程でした。
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)泉ヶ岳