「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    磐梯山 ~裏磐梯登山口から~



    ここのところ、山形、宮城と県外の山が続いたので、一ヶ月振りに福島の山へ。

    とは言っても、その一ヶ月前に登った磐梯山ですが・・・・・また行ってみた。



    自身初の裏磐梯口から登ります。

    国道459号から裏磐梯スキー場への道に折れ、砂利道を進みます。

    2km弱行くと登山口(ポスト有)に着きますが、車の場合そこから左に進むとスキー場の駐車場があります。






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    広い駐車場(標高約900m)

    トイレは見当たりませんでしたので、先に済ませてくるのが無難そうです。

    準備して出発。既に磐梯山頂(写真中上)が見えてます。






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    まずはゲレンデ登り・・・・・紫外線浴びまくり。






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    途中で振り返ると、(写真左から)西吾妻、中吾妻、東吾妻の揃い踏み。



    登って行くとゲレンデが二又に分かれ、道も二手に分かれます(標識無し)。

    直進が噴火壁直登で、右折が中ノ湯経由になります。

    傾斜が緩くて日陰の多そうな、中ノ湯経由を選択(人生と同じで楽な方を選ぶ)。






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    日陰は涼しい~♪






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    ゲレンデを吹き上げてくる風も涼しい~♪






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    「磐梯山と岩なだれ」の説明板が見えたらスキー場歩きはおしまいで、ここから登山道に入ります。(標高約1,100m)。

    銅沼(あかぬま)まで0.4km、中ノ湯まで1.2km、磐梯山頂まで3.3kmです。







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    銅沼






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    しばらく道は平坦です。昨日の雨の影響でぬかるみもありました。

    辺りはセミ(ハルゼミ)のコンサート開演中、頭の中で鳴いてるんじゃないか?と思えるほどの音量です。




    途中でアサギマダラ(グランデコで見かける青っぽい蝶)が、何故か自分に寄ってきた。

    それから、小鳥もチョコチョコ歩きながら足元を通過していった。

    帰宅後調べたら、カヤクグリと言う鳥らしい・・・・・、蝶も鳥も自分の存在に気づかないのか?

    改めて存在感の薄い自分を認識した(T_T)






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    ズダヤクシュ

    植物はこれがいっぱい咲いてました。






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    階段が現れて、ここから登りです。

    2つ目の階段が割りと急ですが、距離はわずかです。






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    ツバメオモト

    「ギャッー!」、葉っぱの裏にマイマイガの幼虫・・・・・(-_-;)






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    イワナシの実




    誠に勝手ながら、ここから山頂までの道のりは文章のみでお伝えします。

    中ノ湯分岐(標高約1,300m)で、八方台口からの道と合流して山頂へ。

    きつめの登りをクリアして、展望台で5分休憩。

    この日は視界もクリアで、裏磐梯の景色と、飯豊、朝日、月山等が見えました。

    その後、弘法清水で喉を潤してから山頂へ。

    その先は大渋滞・・・・・(゜o゜)

    自分の地元の商店街の人たちが羨ましがるような人の多さ・・・です。






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    磐梯山頂・・・・・の看板(^_^;)

    山頂は凄い人だかりです。

    翁島側で休憩にします。






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    会津盆地






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    麓の集落






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    観音様

    たまにはこっち向かないかな?






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    鶴ヶ城(会津若松城)・・・・・を写したつもり。






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    燧ケ岳(左)と会津駒ケ岳(中央)と思って撮った写真。






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    浅草岳と思って撮った写真。



    他にも会越国境(福島新潟県境)の山々が確認出来ました。






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    猪苗代湖と猪苗代町

    この時期限定、湖が広がった様に見える。






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    登山は山のレジャー、湖では水のレジャー、そして空のレジャー。

    あと2つあればゴレ(ン)ジャーだったのに・・・・・ネタが古いか?






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    飛んでた方が、更に高度を上げて、山頂を旋回!

    手が届きそうなぐらいまで近づいて来て、登山者はやんややんやの大盛り上がり!

    (言い回しも古っ!、いまどき「やんややんや」って・・・・・)

    日頃、こういう光景にクールな自分も思わず手を振ってしまった・・・ちょっと恥かしい。

    けど楽しかった(^_^)/






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    そんな賑わう山頂には、ひっそりとミヤマキンバイ。






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    西~北~東方向はパノラマ(実際にはパノラマ風?)写真で・・・・・。

    左から飯豊連峰、桧原湖、吾妻連峰、安達太良連峰の皆々様方。

    (写真クリックで別画面、それをクリックで大きくなる予定・・・、画像荒々ですが)






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    いつもお世話になっているので、特別にひいきして安達太良連峰の皆様を一枚。




    一通り山頂を満喫したので下山します。


    山頂→弘法清水は帰りも渋滞を楽しみながら?の歩きです。

    大賑わいの弘法清水を後にして、噴火壁経由で戻ります。






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    ミヤマオダマキ

    茎が折れてた・・・・・人為的ではなく、自然に折れたことを願う。






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    お花畑






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    下りは落石に注意して慎重に行きます。






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    ハクサンチドリ






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    沼ノ平と赤埴山(右)






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    櫛ヶ峰を見ながら噴火壁の淵を進む。






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    銅沼






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    天狗岩&噴火壁






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    アズマギクは殆ど終わり・・・。






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    櫛ヶ峰鞍部(噴火壁降口)まで来て、振り返り磐梯山。

    ここで、先に休まれていた方とお話させていただきながら休憩にします。






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    櫛ヶ峰を目の前にしながら、ザックを軽くする作業開始。

    作業と言っても食べて飲むだけですが・・・・・。



    休憩中、「カラカラカラッ!」っと乾いた落石音が聞こえてきた。

    櫛ヶ峰を含む噴火壁は現在も少しづつ崩落しているようです。

    地元報道では、磐梯山の東側に地熱発電所建設の話があるようですが・・・・・。

    風が吹いただけでも崩れそうな山肌なので、影響が無いか心配になります。






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    ザックが軽くなった(体は重くなってますが・・・)ので下山開始。

    でも、すぐに足止め。






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    バンダイクワガタ



    今回の登山の目的は、2年振りにこの花に会うことでした。

    そんなに植物に詳しい訳でも、凄く好きな訳でもありませんが、名前に「バンダイ(磐梯)」と付いてるだけで、愛着と言いますか、愛おしさと言いますか、何かそんな感情が少しばかりありまして、見に来てしまいました。
    磐梯山頂や弘法清水辺りからの噴火壁一帯に咲いていますが、今回はこの辺りが見頃でした。

    小さくて色も目立たない花なので、気づかずにスルーされる方も居られるとは思いますが、名前にバンダイ(磐梯)と付いてるので、磐梯山に来たら、是非、御覧になっていただきい植物です。




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    無事に花を咲かせた姿を見て、何故か安心しました。

    (急坂で平衡感覚がおかしいので、バックの景色が変?)






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    イワカガミとバンダイクワガタ



    天気に恵まれ、目的も達成したので、満足満足(^_^)






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    集中して下ります。






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    この辺りも、セミのコンサート開演中。






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    林を抜けると、火口原に出ます。

    印やロープを追って歩くのが無難です。

    概ね右(東)寄りに歩くと、川上口への分岐に辿り着き、そこから左です。

    ガスってる際は、迷わないようお気をつけください。






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    振り返って、天狗岩&噴火壁。






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    火口原を抜けると、庭園チックな景色の道になります。

    小刻みなアップダウンの繰り返しです。








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    アカモノ

    シラタマノキ(シロモノ)が群生してる場所ですが、アカモノも少しありました。






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    途中、枝道っぽく噴火壁の眺めが良い場所があります。

    迷わない程度に首を突っ込んでみてください。





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    レンゲツツジ






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    ちょっと不気味な銅沼っぽい沼。






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    シダの道







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    スキー場に戻ってきました。

    風が気持ち良い!



    爽やかに歩き終える予定でしたが、足元をニョロニョロと自分が一番嫌ってる奴(※1)が通過。

    人目が多いのでさすがに悲鳴は上げませんでしたが、奴が通過中に固まった。

    ※1=熊と奴が同時に現れたら、熊に助けを求めるぐらい奴が嫌いです。

    悪夢を振り払うかのように、急にスピードアップして下ります。

    で、この時、噴火壁の降り口でお話したお二人に再会して、日帰り温泉を教えて頂いたお礼とか、挨拶もちゃんとしないで足早に通り過ぎたので、無礼かつ変な人だと思われたに違いない(~_~;)

    まぁ、変な人って言うのは合ってるので否定はしませんが・・・・・。








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    ゲレンデを大部下りたところでハッと我に返り、上記の失礼に気づいたので、磐梯山に感謝の一礼をして下山完了。



    帰りは教えていただいた、休暇村裏磐梯(¥800、12:30~16:00)で汗を流し、さっぱりしてから無事帰宅しておしまいです。





    行ってみた日 2015.6.7





    行程

    裏磐梯スキー場⇒(35分)⇒銅沼(休憩5分)⇒(35分)⇒中ノ湯分岐⇒(20分)⇒展望台(休憩5分)⇒(35分)⇒弘法清水⇒(25分)⇒磐梯山頂(休憩45分)⇒(20分)⇒弘法清水⇒(5分)⇒お花畑(散策10分)⇒(15分)⇒猪苗代口分岐⇒(10分)⇒櫛ヶ峰鞍部(噴火壁降口)(休憩55分)⇒(25分)⇒川上口分岐⇒(25分)⇒スキー場トップ⇒(15分)⇒裏磐梯スキー場

    以上6時間25分(休憩1時間50分含む)の行程でした。


    磐梯山1
    地理院地図(電子国土Web)より

    磐梯山2
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)磐梯山







    詳しくはこちらへ⇒裏磐梯観光協会

    詳しくはこちらへ⇒裏磐梯ビジターセンター

    詳しくはこちらへ⇒休暇村裏磐梯








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