不忘山(御前岳) ~花の山!で人気赤丸急上昇ですか?~
予報じゃかなり暑くなるってーんで、山頂の涼しい風に吹かれたいって思いで南蔵王不忘山(御前岳)へ行ってみた。
自宅出発時は自身初の硯石から登ろう!って思ってたけど、何故か車は鎌先温泉を通過して、みやぎ蔵王白石スキー場へ・・・・・。
あらららら・・・・・、硯石からは別の機会のお楽しみってことで(^_^;)

左が不忘山。右が南屏風岳や水引入道山。
不忘山の麓に見えるのが白石スキー場で、中央下の白く見える所がそのスキー場のセンターハウス。

はい、スキー場(駐車場の標高は約830m)に到着!
あれ?車も人も多い。ここに来るのは確か4度目(こっから不忘山は3度目)だけど、過去は多くても20台程度だったような・・・・・。しかも今回は早めの7:00頃で既に50台程の駐車。聞いたところによると「なんとか会」とか「かんとか会」的な集まりや企画が2、3、重なったらしいです。
ちなみに下山後確認したら、軽く100台オーバーでした。まっ、駐車場は私の心並みにかなり広いので余裕で駐車できますけどね(この表現に嘘がありました。私の心は猫の額並みです⇒これはこれで猫に失礼か?)。
遠くにキラキラ光る太平洋を眺めつつ準備して出発!


何か新しい情報等があるかも知れないので、立ち寄ることをお奨めします。

ゲレンデを登って行くと、そのゲレンデの様子が以前と変わってた。
土が剥き出しになってて、この先のシンボリックな木も無くなってた。ちょっと残念・・・・・。

白石女子高校山小屋跡
初めて来た時は、「女子高」って響きだけで、ワクワクしてここまで来たっけ・・・・・自分が情けない。
ここから登山道に入ります。


緩斜面の道を行くと「つつじ園ですか?」って思うほどのヤマツツジ(山躑躅)。


ヤマツツジ咲く登山道/ササバギンラン(笹葉銀欄)


イワカガミ(岩鏡)/チゴユリ(稚児百合)

見上げればサラサドウダン(更紗灯台)・・・・・多分?


アズマギク(東菊)

アザレア平から不忘山(山頂は見えてません)


時にはマイヅルソウ(舞鶴草)、時には頭上を揺れる新緑に涼を感じながら行く。



登山道は、ここしばらくの晴天続きで歩き易かったけど、雨天後や雪解け期はスリップ、泥んこに要注意!

弘法清水
ここから傾斜がきつくなってバテちゃうので休憩・・・・・したにも関わらずこの先のガレ場で再び休憩してしまった。


砦越えやらハードル越えやらと、まるで障害物競争。
こんな場所が現れる度に、独りブツブツ文句言ったり愚痴言ったり、そんな自分は「生涯ブツブツ競争」?
こんな下らないダジャレを読ませて、皆様にも登りの疲れを精神的なダメージとして味わっていただく趣向です。


ツマトリソウ(褄取草)/シラネアオイ(白根葵)


ツクバネソウ(衝羽根草)/ハクサンチドリ(白山千鳥)


ミツバオウレン(三葉黄蓮)/???リンドウ(???竜胆)「小さっ!」


ミヤマキンバイ(深山金梅)/ユキワリコザクラ(雪割小桜)





ハクサンイチゲ(白山一花=白山一華)
花々に囲まれ、歩くだけで幸せな気分~♪

カエル岩
喉(のど)がカラカラで雨乞いしてるように見える。
ん・・・?、蛙って喉あるのかな?
※ここで硯石からの道と合流(分岐)します。

不忘の碑

ようやく不忘山頂が見えた!

花を愛で、景色を眺めて、不忘の碑から山頂までは@(アット)言う間。

南屏風岳

水引入道山

不忘山(御前岳)山頂(標高1,705m) ╲(^^)/
駐車場の車の割には人が少ない・・・・・、南屏風を経て水引入道への周回ルートを行くのが人気らしく、皆さんここは通過点の位置付けみたいです。

ザックを放り投げ(そっと置いてます)、休憩場所を確保してからちょっと先まで。

ユキワリコザクラ(雪割小桜)
山頂から稜線付近、霜でも降ったのか種類を問わずに枯れた花が目立ちました。
この日もこの辺りだけ冷たくて強めの風が吹いてまして、山の上の過酷な環境を教えられました。

南屏風岳へ続く稜線
ここの稜線、紅葉の時期まで何かしら花が咲いてて楽しいんだよなー。
今回は眺めるだけ眺めて、「行ったつもり」で戻って休憩。

白石市街地方向
右の水面は川原子ダム。

長老湖方向

七ヶ宿ダムの大噴水
こっから見ると全然でっかくない(^_^;)
霞んでたけど、他に安達太良、吾妻、飯豊、朝日の峰々、福島、置賜の両盆地等確認出来ました。
花だけじゃなく、展望も抜群の不忘山です。

お互いソロ同士ってことで、この子の傍らで日向ぼっこ。
※下界の暑さから逃れて涼む予定だったけど、涼しさ通り越してちょいと冷たい風で寒っ! なのでウインドブレーカー着用して日向ぼっこに変更してます。
ぽかーんとして、ただでさえスッカラカンの頭が更に軽くなって風で飛んで行きそうなんで・・・帰りますか。

青麻山を眺めながら降る。

途中、ハクサンイチゲをぼんやり見つめる。
「ハッ!」(゜o゜)、気づいたら登って来た方が近くに居て、きっと変なおっさんって思われたに違いない。まぁ、間違っちゃいないからいっか(良いか)。良くなーい!
恥ずかしさもあって、逃げるように登山口に戻った。
帰り道、鎌先温泉最上屋旅館さん(入浴のみ¥500)で汗を流す。茶色の濁り湯が、昔ながらの風情ある建物(自炊棟有り)とマッチした、雰囲気のある旅館さんでした。

白石市内の国道4号、気温表示が31℃!
不忘山頂の冷たい風を思い出し、今年初のカーエアコン(クーラー)のスイッチを入れた6月最初の山歩きでした。
行ってみた日 2016.6.4
この日の行程
白石スキー場⇒(25分)⇒白女高小屋跡⇒(65分)⇒弘法清水(休憩5分+5分)⇒(60分)⇒不忘山(休憩65分)⇒(35分)⇒弘法清水⇒(30分)⇒白女高小屋跡⇒(15分)⇒白石スキー場
以上5時間5分(休憩1時間15分含む)の行程でした。

国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)不忘山
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