夏の南蔵王 ~花と雲海、トンボと風と~
1週前に登った平ヶ岳の「感動」と「疲れ」が残る7月最後の土曜日。山を諦め自宅静養に徹するつもりでいた・・・・・、金曜までは。
金曜日の天気予報、「明日の福島県内は各地で30℃を超えます。熱中症にご注意・・・・・」、こりゃ自宅で扇風機のみの静養じゃ辛い。やっぱ山へ行こう!。
涼しくて、体に優しい傾斜の緩~い道は無いかなー。⇒刈田峠から南蔵王への道が閃めき行ってみた。
遠刈田からエコーラインを上り、蔵王ハイラインの入口へ。路肩駐車場争奪戦を征する為に6時頃到着したら、まだ片手で足りる台数・・・、ちょいと早過ぎたか。
朝のひんやりした空気の中、準備して出発!

青空の下、これから向かう前山、杉ヶ峰、屏風岳が並ぶ。




登山口から間もなく、まだ寝ている様子のシロバナトウウチソウ(白花唐打草)を起こさないよう、そっと通り抜ける。
イワショウブ(岩菖蒲)やキンコウカ(金黄花=金光花)は朝陽に照らされようやく「おはよー」。

前山への登り




ツリガネニンジン(釣鐘人参)
賑やかー!


ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)の穂/ノリウツギ(糊空木)

思わずスキップしたくなる道~♪

前山より船形連峰&泉ヶ岳

杉ヶ峰へ


シラネニンジン(白根人参)/イワオトギリ(岩弟切=黄色)

ウスユキソウ(薄雪草)


フラワーロード

杉ヶ峰山頂

刈田岳の後ろに隠れる熊野岳・・・・・見えてますけど。

雲海に浮かぶ「島」

シロバナトウウチソウ(白花唐打草)の葉

屏風岳と南屏風岳
こちらから見ると屏風感は皆無。表裏のある山・・・自分と同じ?
ハッ(゜o゜)


芝草平で5分休憩・・・・・のつもりが、心地良い風にのーんびり。
30分も休んでしまい、戦意喪失。不忘まで行くのはキャンセルして南屏風で飯食って帰ろ。


イワイチョウ(岩銀杏)
蜂がフレームイン。

屏風岳へ


チングルマ(稚児車)の穂/タケシマラン(竹縞欄)の実


屏風岳山頂/馬ノ神岳と水引入道山

雲の上を歩く。

南屏風岳と不忘山(御前岳)
水引入道への分岐から眺めるこの景色がお気に入りっすー。



南屏風岳山頂で休憩。
トンボと戯れる(トンボに遊ばれる)こと1時間。帰ろ。



前烏帽子岳と馬ノ神岳の間に流れ込む雲海。屏風岳より

見てるだけで涼しい。花のある風景。

芝草平と杉ヶ峰


帰りも花咲く道で疲れ知らず。

戻ったら路肩Pは満車状態。南蔵王縦走路は人気が高いねー。
早起きして来て良かった良かった。花を楽しみながら涼しく歩けた満足感でいっぱい。
この後、遠刈田温泉で汗を流して白石市内へ。山の上では20℃だった気温も34℃の表示・・・・・。あまりの気温差にぐったり。コンビニでアイスを買って天を仰ぐ。

青い空では夏雲がグータッチしていた。
行ってみた日 2016.7.30
この日の行程
刈田峠⇒(35分)⇒前山⇒(20分)⇒杉ヶ峰⇒(15分)⇒芝草平(休憩30分)⇒(30分)⇒屏風岳⇒(35分)⇒南屏風岳(休憩60分)⇒(25分)⇒屏風岳⇒(20分)⇒芝草平⇒(20分)⇒杉ヶ峰⇒(15分)⇒前山⇒(30分)⇒刈田峠
以上5時間35分(休憩1時間30分含む)の行程でした。

地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)屏風岳