「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    快晴の倉手山 ~飯豊光るもセンス光らず~


    先週、甲子山から真っ白な飯豊連峰を眺め、「近くで見たい!」と思い立った。

    どこから見るか?んー・・・・・と、ちょっと悩んだ振りをしてから倉手山へ行ってみた。



    山形県の米沢市から小国町へ向かう。

    道中、ずーっと霧の中・・・・・。まずい、この霧が山頂に着いた頃に雲となって山を隠すかも?てな心配をしながら、国道113号と別れ飯豊登山口方面の道(県道15号、260号)に入る。

    一つ、又一つと集落を通過すると、霧の中から陽が射し始め青空が広がった。そして白く雪化粧した山塊が目に飛び込んで、「来て良かったー!」と笑顔になるのと同時にほっと胸をなでおろす。



    倉手山へは過去2度来てるけど、どちらも春(5月だから初夏か?)で登山口への道が冬期閉鎖中の為に梅花皮(かいらぎ)荘からの歩きだった。

    でも今回は大丈夫。登山口の駐車場まで車で到達。但し、これより先の飯豊山荘へはもう冬季閉鎖となっていた。

    道路情報については小国町の公式サイト(道路交通のページに詳細有り)等でご確認下さい。






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    登山口(標高約350m)を左に見て橋を渡った右手が駐車場(トイレ無)。

    準備して出発!






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    初っ端から足の裏が痛むほどの急登。しっかり準備運動をしてから登りましょう。

    登山口から30~40分が我慢の時間。やがて右手が開けた場所に出て倉手山が見えてくる。そこで息を整えるのがよろしいかと。この先、道の傾斜はいくらか緩む。






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    雪も付いてきた。落葉の下に泥濘が隠れてる箇所もあるので注意しましょう。

    登って行くと岩稜に出て、北側の景色が広がる。






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    画像左に通って来た集落や車道が見える。右奥の雲海辺りが小国の市街地辺りかなー。






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    大花山の向こうに朝日連峰(画像は叩いて伸ばして引っ張って拡大してます)。






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    西には朳差岳や鉾立峰(中央の三角)も見えてきた。



    もうちょい登って主稜線に出ると更に景色が広がる。






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    真っ白になった飯豊本山が見えた!






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    倉手山へはもう一登り。






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    山頂手前も急登。最後の最後に雪のおまけ付きで一苦労。

    途中で早くも降りて来る方が。「貸切で最高の景色でした。」と一言。これを聞いてスイッチオン!一気に登る。






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    倉手山山頂!\(^^)/ 「やったー!貸切だ~♪」



    上空で風が音を立てて吹いてたものの、山頂部では影響を受けなかった。しかも快晴!飯豊を眺めるには絶好のコンディション。






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    貸切と言っても後続の方々が来られるまでのちょっとの間。

    雪だるまをこしらえたり、倉「手」山をしたりと、およそセンスの欠片も無いお遊びをして時間を無駄に過ごしてしまう。それにしても「手」がデカすぎた(^_^;)。






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    いつもの若干歪みのあるパノラマ風画像(クリックで別画面が開きます・・・多分)



    ※これより以下の画像は縮尺がバラバラ(概ね拡大)で、実際に山頂から肉眼で確認できないものも含まれてます。更に記載の山名も今一自信がありません。ご了承下さい。






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    飯豊本山~駒形山~御西岳






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    飯豊本山と駒形山

    左から続く黒い山容が大嵓尾根






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    御西岳

    右端の黒い点が避難小屋だろうか?






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    烏帽子岳(中央)と梅花皮岳(右)






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    梅花皮岳(左)と北股岳(右)、両座の間に石転び雪渓






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    北股岳






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    梅花皮小屋と石転び雪渓






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    梶川峰~地神山






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    梶川尾根(黒い稜線)






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    梶川峰(左)と扇ノ地神(右)






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    丸森尾根(左下から右上)






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    地神山(中央)と地神北峰(三角)






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    地神北峰(左)と頼母木山(中央)






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    鉾立峰(左)と朳差岳






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    朳差岳と朳差小屋(中上の黒い点)



    一通り写真を撮り終えた後、飯豊の稜線を見つめながらの休憩。



     ~3度目の倉手山で感じたこと~

    ここから見える飯豊の稜線を歩いた方と、まだ歩いて無い自分。同じ場所から同じ山を眺めてても、きっと違う思いで見ているんだろーなー。飯豊山に登ってから見るここの景色ってどんな風に映るんだろう?どんな風に感じるんだろう?



    小さな脳ミソでそんな事考えてたら、「ファーァーーー」と大欠伸。気がつけば山頂は20人ほどの方々で手狭な状態。かなり長居したので帰りますか・・・・・(気持ち的には夕方まで居たかった)。






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    往路では怖く感じないんだけど、毎度復路は怖く感じる主稜線の道。






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    今日も天候に恵まれた。

    感謝!日頃の自分の行いに・・・・・ではなく、お天道様に。






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    急坂を転がるように降りて駐車場へ戻った。

    この後、梅花皮荘へ移動し温泉入ってさっぱりして、アイス食って、コーラ飲んで、更に道の駅ででっかいコロッケ食って、無事に帰宅完了しました~。



    「飯豊山へ!」の思いが強くなった小春日和の倉手山でした。






    行ってみた日 2016.11.13





    この日の行程

    登山口⇒(55分)⇒主稜線(休憩10分)⇒(25分)⇒倉手山山頂(休憩105分)⇒(45分)⇒登山口

    以上4時間(休憩1時間55分含む)の行程でした。

    倉手山
    地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)倉手山











    退屈凌ぎにこちらもご覧頂ければ幸いです。余計退屈になるかも知れませんが・・・・・

    倉手山(標高952m) ~飯豊連峰の眺め~ 2015.5.17

    飯豊見つめる倉手山 ~石楠花咲くころ~ 2016.5.8
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    コメント一覧 2

    修  

    また一つ教えていただきました

    冬眠準備中の私なのに、追い風さんは怒濤の進撃、、感激しました。
    飯豊の下見と称して山荘まで入ったのが何時だったか?いまだに下見のままなんです(涙)
    良いですねぇ。綺麗ですねぇ。キラ☆キラですねぇ。
    倉「手」山、、うけましたよ。。こういうの大好きです。
    山頂に立つ、縦走する、私の好きな水平移動等々、、見に上がるという技、、また一つ教えていただきました。
    さあ、来年は頑張るぞ!!

    2016/11/20 (Sun) 16:16 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    こちらが沢山教わってますよー。感謝ですー。

    私は平日全く運動をしてませ~ん(恐らく2~300歩程しか歩いてないかと・・・)。なので週末にまとめて歩かないと年齢的に不安が蓄積(←だったら平日も歩けよ!って話ですよね)。この時期は雪が降る前までの悪あがき的に歩かせて頂いております。

    飯豊の下見と称してこのまま倉手山に10年ぐらい登り続けようかと思っていたのですが、見透かしたかのような修さんのコメント。んー、やっぱ来年は登頂出来るかどうかは別にして1度は飯豊にチャレンジしなきゃですねー。アハハ・・・。
    倉「手」山、ホントは、倉「足」山の写真撮って、「あっ、間違えた!」ってパターンも考えたんですが、靴下から親指が出てたので止めました~。

    登頂、縦走、水平移動、山には色んな楽しみ方があるんですね。私の場合は前述のそれらをしたいのに、計画を完遂出来ずに中途半端で終わるパターンが多くて・・・・・。
    私も来年は頑張るぞー!
    でも、まずは輝く飯豊を眺めに来春も倉手山に行っちゃうぞー!!

    ありがとうございました!

    2016/11/20 (Sun) 17:28 | EDIT | REPLY |   

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