「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    神無月の山形神室&仙台神室 ~五粁霧中~


    4年前に歩いた山形神室と仙台神室。

    初冠雪の鳥海山を眺めて感動したっけなー。



    あの日と同じ10月14日、再び行ってみた。



    宮城県の川崎町。国道286号を山形方面へ。

    笹谷ICを過ぎ、笹谷峠への道に入ると1.5車線の狭さ&急カーブの連続。

    「対向車が来たらどーしよう?」ってハラハラドキドキしながら上へ上へ。

    県境を越え、斎藤茂吉さんの歌碑の所を右折して駐車場(約25~30台、トイレは一応有)到着。




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    こんな天候にも関わらず、8時頃でほぼ満車。



    準備してると山形側のガスが晴れ、山形市内や青空が~♪

    自分の(天気の)読みが当たったなーって笑顔で靴紐結んで顔を上げたら・・・・・、青空も山形の街並みも消えてて、笑顔も消えた。

    何かの間違い?かと思い、結んだ靴紐を解き、結び直して顔を上げる。

    やっぱ、真っ白・・・・・、「ありゃりゃ、まぁ風があるからそのうち晴れるでしょ。」(当サイトのお気楽管理人はこのように申してますが、今回は終始にわたりガッスガスで、真白な世界の歩きとなっております。ご了承ください。)

    準備を終え、約5km先の仙台神室岳へ向け出発!

    ※笹谷峠=標高906m




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    駐車場の東側から登山道に入り、石畳を歩いた突き当り(広場)を左(北)へ。

    高速を行き交う車の走行音を遠くに聞きながら登って行く。




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    色づいた葉が道を照らしてた。




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    小高い丘に出て傾斜は緩み、紅葉に頬も緩む。




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    前方にこれから向かう山々の景色が広がり、爽快な稜線歩きが始まる!・・・天気が良ければですけどね・・・




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    ハマグリ山(標高1,146m)

    真っ白けなので通過。




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    ハマグリ山から下ると岩場有り。

    この日はやたらと滑る状態で、ロープを補助にして慎重に降りる。




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    鞍部から登り返し。

    トンガリ山頂が近づくにつれ、岩場で段差有り。




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    どんな風景が広がっているのか・・・・・。




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    トンガリ山(標高1,241m)

    ここも真っ白けで通過。




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    右(東)側が切れ落ちた道を少し下ると鞍部。

    笹原の中に一際色づいたモミジ。その明るさに足が止まりホッと一息。

    闇夜に見つけた赤ちょうちんにフラフラ~っと、そんな心境?




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    山形神室への登りも、上へ行くと岩が多くなる。




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    山形神室岳(標高1,344m)

    ここまで来たら風が止んだ。

    と言う事はこのガッスガス(霧)は移動せずにそのまんま。

    「今日はもう晴れないなー」、がっくり。




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    黄金色に輝く山形盆地。点在する集落、そして街並。

    それらを包み込むようにそびえる朝日連峰。更には月山、村山葉山。

    遠く北には鳥海山。南には飯豊連峰。

    素晴らしい景色だなー・・・・・、やってて虚しくなったので先へ向かう。




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    緩やかーに下りて行くと!!!!!




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    「な!、な!、な!、何~~~!?」



    あんたの言い方がおかしいよ。ただの「七七二」だよね。ガスって退屈なのはわかるけど、いくら何でも酷過ぎるよこのネタは。

    「フゥーーー」、溜息も加わり余計に白くなった清水峠への分岐を通過。




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    分岐から400mほど行くと道が無い・・・・・のではなく、急激な下りに入る。

    この区間がとっても危険!

    段差はあるし、滑るし、泥濘んでるしで、精神的にも辛い。




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    今回は紅葉を見ながら、割と苦にせず通過。

    足元はドッロドロになりましたが・・・・・。



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    急坂を下りると笹原が広がりダンコ平。

    少し行くと仙人沢への分岐有り(看板無し)。

    そこから登り返して仙台神室へ。




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    ナナカマド(七竈)の真っ赤な実の応援を受け、笹原から一段上がって広葉樹の道へ。




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    で、最後に待ち受けてるのがこの直登!

    慎重に登れば問題無いとは思いますが、前後に人が居る場合は落石注意!です。

    どちらかと言えば登りより降りが怖い・・・・・。




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    仙台神室岳(標高1,356m)

    神無月で神様は出雲へ御出張中。だから真っ白で何も見えないんだね。無理矢理納得して休憩~。

    まぁ、ガスってようがガスってまいが腹は減る。

    「ズルズルッ」とラーメン食って、「ボリボリバリバリ」お菓子も食って、帰りますか。




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    慎重に急坂を降り、黄葉、赤葉に目を細めながら戻る。




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    ダンコ平からの急登は辛いけど、脚は短いので・・・・・「違ーう!」、距離は短いので頑張れる。




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    ぼんやりと山形神室/帰りも真っ白な稜線歩き




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    「霧中の紅葉もなかなかだねー」なんて思えてきた。




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    トンガリ山の木の下で休憩されてたベテランさんお二方。

    往路で言葉を交わしてたので、脚を止め暫しおしゃべり。

    山の話が楽しかったのは勿論だけど、山形訛りがとても心地良くていつまでもいつまでも聞いてたかった。

    僅か10分程だったけど、白い景色を歩いて来た甲斐があったなーと思わせる時間だった。




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    ハマグリ山への岩場

    登りはあまりロープにとらわれず、自分なりに登り易い個所を見つけて足を運ぶのがポイントかなー。




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    ハマグリ山の三角点/笹谷峠が見下ろせるピーク(晴れてれば)




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    終盤にちょとだけ見通しが利いて、秋の賑わいを見せてくれた。




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    無事に笹谷峠へ戻り下山完了。

    歩みに集中できるし、想像力は高まるし、霧の中を歩くのもいいね!





    行ってみた日 2017.10.14





    この日の行程

    笹谷峠⇒(45分)⇒ハマグリ山⇒(20分)⇒トンガリ山⇒(25分)⇒山形神室岳⇒(50分)⇒仙台神室岳(休憩45分)⇒(45分)⇒山形神室岳⇒(15分)⇒トンガリ山(休憩10分)⇒(15分)⇒ハマグリ山⇒(30分)⇒笹谷峠

    以上5時間(休憩55分含む)の行程でした。


    仙台神室岳
    地理院地図(電子国土Web)より

    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)仙台神室岳






    <感謝録>

    ●仙台神室岳山頂でお会いした山形の男性

     清水峠側から登って来られたとの事で、そちらのコースのこと教えて下さりありがとうございました。

    ●トンガリ山でお会いした山形の男性お二方

     神室岳のこと、朝日連峰のこと、いろいろ教えて下さりありがとうございました。
     あっ、それからスルメもご馳走様でしたー。







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