「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    晩秋の磐梯山 ~こんな日もある~


    大型台風やら秋雨前線やら選挙カーやら(これは違うか)が近づいてて、天気は悪いらしい。

    そんな中、いつも天候に恵まれて、相性が良いと勝手に思ってる磐梯山へ行ってみた。



    北塩原村の国道459号から折れ裏磐梯スキー場へ。

    ダート路を行くこと2km弱、三叉路を左へ向かい大駐車場(トイレ無し)到着。

    ※トイレは桧原湖遊覧船乗場付近に有り。




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    前日の雨も上がり薄日も射して、「このまま晴間が広がれ~!」って念じて出発!

    ※裏磐梯スキー場の駐車場=標高約900m

    まずはススキ原のゲレンデを行く。

    この時点では火口壁も見えていたが・・・・・。




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    高度を上げて振り返ると西吾妻山&西大巓(にしだいてん)




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    桧原湖も見えてくる。




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    ゲレンデを登った先に分岐有り(標識無し)。

    銅沼(あかぬま)、中ノ湯方面はここを右折すると近い。

    今日は真っ直ぐ火口原経由で。




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    で、火口原への入口(分岐)から噴火口方面へ。ここから森へ入る。

    ※裏磐梯登山口3.1kmとあるのは国道からの距離です。駐車場までは約1.4kmなので、この後、「裏磐梯登山口」の標記を見たら概ねマイナス1.7kmで考えると、駐車場までの距離になります。



    森に入ると角ばった岩が多いので躓(つまづ)きに注意しましょう。

    こちら側(火口原ルート)は雨上がりでも水溜りや泥濘が殆ど無く快適に歩けます。




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    赤や黄色の色さまざまーに~♪

    紅葉は、色付いてるのもあれば、青々したのもあり、葉を落としたのもありと、種類によってまちまち。




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    緩いアップダウンを繰り返して行くと、庭園チックな景色に。

    進む先に櫛ヶ峰から続く火口壁が見えてくる。

    この辺りから霧雨混じり。




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    パァーっと開けて火口原に突入。ここからは印を追って慎重に。

    ※途中に川上登山口への分岐有り。




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    歩いた先に右の写真の標識があれば正解。

    行ってはいけない方向には×(ペケ)印があるので大丈夫かとは思いますが、ガスると迷うかも。




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    火口原から樹林帯に入ると楽しい急登のはじまりはじまり~。

    た・の・し・く・な・い・(-_-)




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    登って開けると、バーン!と大迫力の櫛ヶ峰が目に飛び込んで・・・こない。

    東からの風に乗って雲がわんさかわんさかで全く見えず。

    先週、「ガスの中を歩くのも悪くないね」なんて言ったもんだから、今週もだよ。

    「あ~あ」(T_T)




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    火口壁を行く。

    下界の景色も見えず・・・・・、高度感にビビること無く歩けて良かったなーと思うしかない。




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    水捌けの良い砂礫の道。

    猪苗代登山口からの道と合わせ、三合目の天狗岩・・・、これも見えず。

    風が冷たく、一枚着込む。




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    黄金清水を過ぎると、浮石や段差の多い登り。

    お花畑への東分岐を経て弘法清水へ。

    ナナカマド(七竈)の赤い実も雨粒背負って重たそう。




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    弘法清水に着くと、こんな天気でも人が多くてホッとする。

    山頂での休憩用に御水を頂き山頂へ。




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    毎度の事ながら、弘法清水~山頂の登りはキツイ(~_~)

    シャクナゲ(石楠花)は冬支度・・・・・、今シーズンはもう2度も雪が降ったらしい。




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    磐梯山山頂(標高1,816m)

    パンパカパーン~♪ やっとこさの10回目!(^^)v



    コーヒー飲みながらガスが晴れるのを待つ。

    「おっ!」

    サーっと雲が切れて雲海が広がり、その隙間から会津若松の街が見える。

    でも、それは一瞬の出来事。時間にして3秒も無い。

    この後期待して待ち続けるも、それ以上の景色を見ることは無かった。



    寒いので下山開始。

    弘法清水に戻ると休憩する方々で賑わっていた。

    再び御水を頂いて、どちらを下山するか迷う。

    当初は泥濘を嫌って火口原ルートの往復予定だったけど、弘法清水~山頂間の往復で結構足元が汚れたので、「まっ、いいか」と銅沼(あかぬま)ルートで下りることに。




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    八方台登山口方面はやはり人通りが多いので、雨天後は道の状態がよろしくない。

    途中でパラパラと雨も落ちてきた。

    このタイミングで小さなお子さんを含んだ団体さんとすれ違う。

    心なしか挨拶しても元気がない返事・・・・・、こんな天候じゃ仕方ないか。

    山登りが嫌いにならなきゃいいけど・・・・・。




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    中ノ湯分岐へ着いた頃には雨も上がる。

    裏磐梯登山口方面へ。

    スキー場の駐車場までは、4.6-1.7=2.9km。




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    道は落葉が降り積もり晩秋の雰囲気。

    ただ、フカフカではなくグチャグチャでテンションが下がる・・・・・も、青いハートに救われてほっこり。




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    長い階段を降りた先には小さな湿原。

    ここは通常でも泥濘んでるけど、今日はいつもの3倍泥濘んでた。




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    緩い傾斜の道を行くと、正面に銅沼(あかぬま)と櫛ヶ峰から続く火口壁が見えてくる。




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    銅沼(あかぬま)




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    最近の冷え込みで紅葉してるかなと期待するも、「んー」て感じ。

    右の画像は噴気孔。




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    遅い昼食。秋の彩りを添えて。




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    銅沼~スキー場(ゲレンデトップ)間の泥濘が酷かった。

    「もー、でろどつっぱねででろだらけだー。」(泥と泥はねで泥だらけだーと申しております)




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    名も無き沼。(「あか沼」の隣だから「さた沼」?、絶対違う!)

    水面がピタッと止まり、無音。

    我が心もこうありたい。




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    泥濘帯を脱出。ゲレンデへ。




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    裏磐梯の景色が広がる。




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    桧原湖

    釣りだろうか?小さなボートが沢山浮いてた。




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    西吾妻山と西大巓

    山頂が見えてる・・・・・、今日はあちらへ登るべきだったか。




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    「そろそろ穂を飛ばしたいなー」と思ってるススキと世間話。

    「来週は晴れますかねー?」「どーなりますかねー?」

    今後の天候を気にしながら無事下山完了。



    いつも良い天気とは限らないんだよ、と教えてくれた磐梯山の歩きでした。





    行ってみた日 2017.10.21





    この日の行程

    裏磐梯スキー場⇒(30分)⇒火口原入口⇒(30分)⇒火口原分岐⇒(60分)⇒三合目分岐⇒(20分)⇒弘法清水⇒(20分)⇒磐梯山山頂(休憩45分)⇒(20分)⇒弘法清水⇒(40分)⇒中ノ湯分岐⇒(30分)⇒銅沼(休憩40分)⇒(25分)⇒裏磐梯スキー場

    以上6時間(休憩1時間25分含む)の行程でした。



    磐梯山
    地理院地図(電子国土Web)より



    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)磐梯山



    <感謝禄>

    ●火口原手前で休憩してた栃木の4名様
     元気な方達で、話しててこちらも元気になりました。山頂付近で再びお会いして「天気の良い日に又来ます」って言って頂き嬉しくなりました。ありがとうございます。

    ●山頂で会った福島の男性
     本日の状況、磐梯山のこと、情報ありがとうございました。

    ●山頂で会った和歌山の男性
     遠くから来て頂いたのに景色をお見せ出来ず残念です。又の機会があることを願ってます。
     なかなか関西の方と話すことが無いので新鮮でした。ありがとうございました。





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