「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    雪道歩く北泉ヶ岳と泉ヶ岳 ~ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっと~


    2週前、例年よりも早い積雪に阿武隈山系の低山歩きをスタートさせたはずだった。(※1,000m未満が低山と勝手に思っています。)

    その宣言をした途端に、なぜか週末の天気がすこぶる良い。

    「こりゃ勿体無い」ってことで、もう少し「冬」に抵抗して高い山を歩いてみよう。





    12月最初の日曜日。

    星空の下、車を始動させる。

    「-4℃」が目に入り、布団へ戻りたくなる。

    こういうのは数字で見るから寒いと感じるだけ。

    片方の手袋を脱ぎ、そいつで表示を隠す。

    「ほらね、全然寒くない」・・・・・(+﹏+)腹の底からブルブルガタガタ。

    その震えをエンジン音とシンクロさせて出発。

    やっとの思いで「冷え込み」との闘いを征し、ようやく布団の中へ・・・・・「違~う!」





    今回は北に向かって、仙台の泉ヶ岳へ行ってみた。

    国道457号経由で泉ヶ岳スキー場下の大駐車場(標高約530m、トイレ有)へ到着。


    ※駐車場内は減速しましょう。さもなくばスタントカーばりのジャンプを披露することになるでしょう。ご注意下さい。




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    駐車場は西側の一角が埋まり始めた程度(7:30頃で20~30台)で、まだまだガラガラ状態でした。

    「もう12月だし、人出はこんなもんかな」なんて思いながらスタート。




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    簡単に今回のルート説明(画像クリックで別画面)。

    まずは大駐車場から水神経由で北泉ヶ岳(左上)へ。

    泉ヶ岳へ移動して、下山はかもしかコースで、てな具合です。




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    雪を被った茅葺古民家(旧熊谷家)を左に見て、舗装路を行く。




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    舗装路が終わると水神コース入口。

    ここから岩のゴロゴロした道。




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    緩~く高度を上げて行くと落葉松(カラマツ)の林間コース。

    やがて「水神様」の分岐に到達。

    直進は泉ヶ岳、自分は左へ折れて北泉ヶ岳。




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    分岐から直ぐに渡渉有り。

    雪の下に凍った岩が隠れてるので慎重に渡る。

    水は触らずとも、見ただけで手が痛くなるような冷たさ。




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    杉林を過ぎ「お花畠」に入ると、雪の量が見た目で増える。

    ただ前日に歩いた方々のトレースのお陰で難なく歩けた。有難い。

    「ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ」と雪を踏む音が森に響く。




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    振り返ると、林の向こうにオレンジ色の光りを放つ仙台湾が見えた。

    ・・・・・、先に泉ヶ岳へ登れば絶景が見られたかもと後悔。




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    三叉路から北泉ヶ岳へ。




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    少し降りた鞍部に四本桂(カツラの木)。

    枯れ木も山の賑わい。




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    登る毎に増える雪。そして山頂!




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    北泉ヶ岳(標高1,253m)

    船形山へ続く道には兎のトレースのみ。




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    仙台平野(多分、吉岡方向)



    眺めを求めて少し北側に移動。積雪は30cmほどだろうか。

    北の方向に白い山を眺め撮影した。

    冷たい思いをして撮ったのに、見事なボケボケ写真だった。報われない・・・・・。

    居合わせた方に聞いたところ、白い山は鬼首辺りの山らしい。




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    木々の間から見える泉ヶ岳へ移動開始。三叉路まで戻る。

    「ズデッ!」、途中で派手に尻もち。

    雪の下にあった縦方向の木の根に乗ってしまった。

    雪道はちょっとの油断でこうなるから注意しましょう。




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    泉ヶ岳へは三叉路から少し下って登り返し。

    急な登りを行くと視界が開けてくる。




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    振り返って、先程まで居た北泉ヶ岳を含む船形連峰のみなさん。




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    もう一枚。

    (写真は各々をクリックして頂くと別画面で大きくなります。)




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    船形山(御所山)は真っ白。

    避難小屋がポツン。




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    船形連峰から左に移動して朝日連峰。

    陽射しに光る部分と雲で見えない部分とが動くのではっきりしないけど、多分障子ヶ岳辺りだと思う。




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    更に左へ移動して、んー・・・よくわからない。

    祝瓶山方向だろうか???




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    面白山のみなさん




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    二口山塊のみなさん

    間に見える雪山は飯豊連峰と書いたけど、かなり怪しい。




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    蔵王連峰のみなさん

    雁戸山の位置がはっきりとわからない。




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    おー!安達太良が見えたー!




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    眺めを楽しみ、泉ヶ岳山頂(標高1,175m)の御社に手を合わせ、下山開始。

    山頂を境に雪が消えた。




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    笹倉山の彼方に牡鹿半島の山並み。

    松島湾も見えましたー。




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    かもしかコースを降りる。

    岩がいっぱいの急斜面で、下りはかなり危険かと。

    集中力が大事。



    以前、宮城県は直登の道が多い気がする・・・てな事を言ったけど、宮城の方々はここ泉ヶ岳の急登で鍛えてるから、きっと苦にならないんだろーなーと納得(個人的見解です)。




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    下ると平坦になり、パッと開けて「岡沼」。




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    振り返って泉ヶ岳。




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    まさかの登り返しを越えると、再びパッと開けて兎平。




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    兎平の先の分岐を過ぎると、道が二手に分かれてた。

    左はリフト(降り場)で右が正解らしい。進むとゲレンデに出た。




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    モグラのトンネルの向こうに人工のトンネル。

    そんなことよりも、駐車場の車がいっぱいになってて驚いた。

    いつの間に・・・・・。




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    遠くに仙台中心部

    私ら世代はこんな景色見ちゃうと、「あ~あ~果ってしない~♪」と口ずさんでしまう。(自分だけか・・・)




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    ゲレンデを降り、無事に下山完了!




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    ぎっしり!





    行ってみた日 2017.12.3





    この日の行程

    大駐車場⇒(50分)⇒水神⇒(50分)⇒三叉路⇒(30分)⇒北泉ヶ岳(休憩15分)⇒(15分)⇒三叉路⇒(25分)⇒泉ヶ岳(休憩5分)⇒(30分)⇒岡沼⇒(25分)⇒大駐車場

    以上4時間5分(休憩20分含む)の行程でした。


    泉ヶ岳
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)泉ヶ岳




    <感謝録>

    ●北泉ヶ岳山頂で会った男性
      見える山の名前や船形連峰のこと、教えて頂きありがとうございました。






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