「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    いにしえの山、古霊山 ~2頭の白いカモシカ~


    先日、花塚山でお会いした仙台の方から、霊山の北にある「古霊山(ふるりょうぜん?こりょうぜん?)」の話を伺った。

    少々気になる事もあったので、それと合わせて行ってみた。




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    こどもの村側から林道大霊山線へ入り、登山口のある路肩Pに駐車。

    さっそく準備して出発・・・・・と、その前に、、、、、ここから200mほど手前の土手に何か居た?

    白い動物で、最初は「ヤギ?」って思った。




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    もしかして白いカモシカ?もしかして白いカモシカ?もしかして白いカモシカ?・・・・・新しい早口言葉が完成した。

    そんな冗談言ってると逃げちゃうので少しの間、観察、観察と。



    どうやら食事中で、地面から芽吹いたばかりの草の様なものを食べていた。




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    安達太良のくろがね小屋に白いカモシカの写真が飾ってあって、小屋のご主人に「会えたら幸運が訪れるよ!」って言われたのを思い出した。

    期待と鼻の穴を大きく膨らませ、出~発!




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    日中の陽射しは春らしくなってきたけど、山の朝晩は冷え込むねー。

    霜柱ザックザクの道を行く。


    ※イノシシの痕跡多数有。遭遇には注意しましょう。





    しばらく行くと森の中で何かがちょろちょろ動いてた。




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    リス~♪

    食事中のようだったが、こちらに気づいたのか瞬きと同時に姿を消した。

    ピューッ!「早っ!」




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    一の鳥居跡やらボルダーランドの入口やらを通過してくと、正面に天狗岩と稚児岩が見えてくる。



    この辺りでこの日の第一登山者と出会う。

    挨拶を交わし、「下の方で白いカモシカを見ましたよー」と軽~く自慢してから50mほど進む・・・・・、何か?視線を感じる。

    横を向いて見上げたら・・・・・




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    あららー、また居たよ~、白いカモシカ。

    さっきよりひと回り小さい。子どもだろうか?それとも雌だろうか?




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    よーく見ると口や鼻の周りが酷いことになっていた。

    どーしたら良いのかわからないので、遠いけど自分が行き付けの散髪屋の場所と、お風呂だったら近くの紅彩館にある旨を伝えた。

    「このカモシカさんがお店へ伺いましたら、どーかキレイにしてあげて下さいな」、てなこと思いながら頬の無精ひげを撫でた。

    ジョリジョリ・・・・・、あんた人(カモシカ)の心配する前に自分の顔を鏡で見なさい。




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    道は平坦になり、日枝神社跡に到着。

    ここから古霊山へ向かう。




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    霊山城跡への分岐にある地図(案内図)の裏に高さ1~1.5mほどの土塁がある。

    この土塁(延焼防止用かな?)は相馬市と伊達市の境界に沿って延々と続く。なのでこの土塁を頼りに進めば古霊山に辿り着ける・・・・・はず。




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    が、すぐに笹藪になる。

    藪の状況に応じて土塁の右を歩いたり左を歩いたりと、土塁を縫うように歩いて行く。




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    神社から10~15分程歩き、開けた場所に出る。建物の基礎や暖炉の跡があって少々気味が悪い。

    以前、米軍(進駐軍)さんの住宅があった跡らしい。

    こんな山の中に住んで何をしてたのだろーか?水はどこから引いてたのか?食料は?頭の中が疑問符だらけでいっぱいになった。

    居心地が悪いので先へ進む。




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    更に7、8分進むと、左手に小屋を発見。

    小さなタンク状のものが、何だろう?



    冒頭で「少々気になる事」と言ってたのはこの小屋のことでした。




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    実はこの小屋、以前西物見岩から紫明峰を眺めた際に見つけてしまいまして、それ以来ずーっと気になっておりました。




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    まあ、気になってた割には、実際行ってみたら薄気味悪くて近づけなかったんですけどね・・・・・、だって怖いんだもの(;゚Д゚)

    取りあえず場所が判っただけで満足して古霊山へ。




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    小屋から少し行くと西側に切れ落ちた箇所を通過しますのでご注意下さい。

    その先791.5mの三角点(往路では見つけられず)を通過すると、右(東)側に杉林を見ながら一気に下り、登り返し。




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    パッと開けてドコモの中継所(アンテナ)に着く。

    ここらでみぞれが降り出した。お天道様が恋しい。

    「戻ろうかなー」って気持ちを抑えて、左に土塁を見ながら作業道を行く。




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    途中から土塁は再び森の中へ。

    作業道を真っ直ぐ降りても古霊山へは行けますが、ここまで土塁を追ってきたから、ここも追う。




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    激藪!!!もう途中から右の雑木林へ逃げた。

    土塁から20~30m平行に離れて歩いたほうが快適に歩ける。




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    車道から延びる道に出てそれを登る。で、再び土塁に沿って進む。

    林の中だったけど、お天道様が顔を出した。

    ポカポカして、なんか落ち着く。




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    やがて土塁が直角に曲がり、開けた場所に到達。

    ここが古霊山山頂(標高782.1m)らしい。

    看板無し。辺りは林で眺望も無し。平らな所で山頂感も全く無し。(^_^;)




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    ・・・・・あるのは三角点のみ。



    山名が「古霊山」て言うからには、あの歴史ある「霊山(りょうぜん)」よりも更に古い歴史があると言う認識で良いのだろうか?

    霊山が脚光を浴びたのは今から700年程前の南北朝時代。それ以前はこちらの古霊山がメインだったのかもねー。



    ※地域名の副霊山が訛(なま)り、ふくりょうぜん⇒ふるりょうぜん⇒古霊山になったとの説もあります。



    少ない脳ミソでいろいろ考えたもんだから腹が減った。アンパン食って戻りますかねー。




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    藪を歩くのが嫌で下の集落まで降りて車道を帰ろうかと考えたけど、距離的な問題もあり、結局来た道を戻る。




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    往路で見逃した791.5mの三角点。

    この後、例の小屋、住宅跡地を通過して行くと、右下の方に開けた場所が見えたので
    藪の中を降りてみた。




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    脱出! 天狗岩&稚児岩の展望所に出た。




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    ゴリラのような天狗岩、右が稚児岩。




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    ゴリラの向こうに薄っすらと安達太良の山並み。




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    日枝神社跡まで戻り久々に人と出会い会話してホッとする。

    人と話すってあったかい。春の陽射しもあったかい。どっちもとってもありがたい。

    藪の無い道もありがたい。

    当たり前のこと、いつものことに感謝した、あれから7年目の藪漕ぎ歩きでした。





    行ってみた日 2018.3.11





    この日の行程

    登山口⇒(40分)⇒日枝神社跡⇒(60分+途中休憩5分)⇒ドコモのアンテナ⇒(40分)⇒古霊山(休憩10分)⇒(30分)⇒ドコモのアンテナ⇒(60分)⇒日枝神社跡(休憩15分)⇒(15分)⇒登山口

    以上4時間35分(休憩30分含む)の行程でした。




    古霊山
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)古霊山






    <感謝録>

    ●復路、日枝神社跡で会った宮城県の男女ペア

     こちら人恋しい状態だったので、お話し出来てホッとしました。尾瀬や谷川岳の話、楽しく聞かせて頂きました。ありがとうございます。








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