「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    蝉時雨の猫魔ヶ岳と厩岳山 ~暑さ、優しさ、懐かしさ~


    今年の1月頃だったろーか、地図に今まで歩いたルートを赤線で全部落としてみた。そしたら、その場しのぎと言うか、詰めが甘いと言うか、半端な性格が如実に・・・。

    ちょっとだけ抜けてる(未踏)区間が多く見られる。さすがに全部繋ぐつもりはないけど、簡単な箇所は気付いた時にやっとこーってことで、一番短い、猫魔ヶ岳~猫石間を繋ぎに行ってみた。





    北塩原村桧原湖南(国道459号沿い)の雄子沢(おしざわ)登山口から

    駐車場⇒普通車23台+バス3台、簡易トイレ有(多分夏のみ)、最寄りトイレは国道を北へ進み道の駅裏磐梯、東へ進み桧原湖遊覧船乗場付近に数ヶ所、てな感じです。

    この日は7:30頃で5~6台と余裕でしたが、もうちょい先(6月中~7月上)のキスゲシーズン(雄国沼のニッコウキスゲ)に入ると早朝から満車となり、止めるのは非常に困難となります。登山口から離れた国道沿いの空きスペースを探すか、路線バスを利用するか、はたまた別な登山口から入るか、2、3、代案を考えた上でお出掛け下さい。路駐するとパトカーが出動しますのでお気をつけ下さい。



    ご参考までに⇒喜多方観光物産協会のサイト磐梯東都バスのサイト





    ハルゼミ(春蝉)の声が響く中、しゅっぱーつ!





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    国道を横断(車、バイクに注意!)して南へちょい行くと雄子沢登山口(標高約880m)。

    雄国沼3.3kmの表示。厳密に言うと3.3kmは雄国休憩舎(⇐こう書いて「こや」と読むらしい)までの距離で、キスゲの咲く湿原までは更に1.1km程ありますのでご注意下さい。





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    山盛りの杖。お好みのものをどーぞ。





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    緩やかーな勾配のハイキングコース的な道ですが、張り出した根や、小さな沢に足を捕られぬよう注意して歩きましょう。





    またしても道端の草花たちにピントの合わん写真をいっぱい撮らされた。





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    ユキザサ(雪笹)/ラショウモンカズラ(羅生門葛)





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    ミヤマハコベ(深山繁縷)/ツクバネソウ(衝羽根草)



    10種以上撮ったはずなのに、ボケボケ写真ばっかで全然ダメ。ここに載っけてるのもこのレベルですから・・・・・、まっ、なにぶん素人なもんでお許し下さい。





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    山の中も緑が濃い季節となりました。




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    1時間ほど歩くと木道が現れ、少し行くと丁字路(雄国山入口)。

    右は雄国山、左は雄国沼。今日は左へ。





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    ズミ(桷=酸実)/ミズバショウ(水芭蕉)





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    雄国休憩舎(おぐにごや、標高約1,095m)※トイレ有(チップ制)



    小休憩して小屋の前の道を東へ(西へ行くと雄国沼湿原)。

    猫石へ向かう。





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    雄国沼堰堤(雄国沼の水は農業用水として利用されてます。)

    一見涼しそうな景色ですが、この日は湖面を渡る風を叩き落とすぐらいの強い陽射しでして・・・・・、そんな中をよりによって太陽へ向かって歩く。

    「あ・・・つ・・・い・・・・・」





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    ウマノアシガタ(馬の足形)





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    水門の所にあるコンクリート橋を渡り登山道へ。

    日陰希望・・・・・。





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    レンゲツツジ(蓮華躑躅)





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    マイヅルソウ(舞鶴草)/ミツバオウレン(三葉黄蓮)





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    小屋から20分ほど歩いてようやく木陰。道の傾斜は緩いのですが、何度か(4度だったかな?)渡渉しますのでスリップに注意しましょう。

    雄国休憩舎⇔猫石間 2.8km





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    ズダヤクシュ(喘息薬種)/ギンリョウソウ(銀竜草)の芽





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    何気に振り向いたら、木葉の合間に飯豊山。

    見えただけで涼しー。





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    猫石まで0.5kmの標柱辺りから急に勾配がきつくなる。ここまでゆるーい道が続いたから、急坂に体が拒否反応。

    「なんで動かないんだよー」と自分の足にブツブツ愚痴りながら登り、最後にサラサドウダン(更紗満点星)のトンネルを抜けたらー!!!!!





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    スーっとした風と共に、バーンッ!と猪苗代湖(^^♪





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    猫石(標高1,335m)に到着~♪

    ここ猫石にはいろんな化け猫伝説が残ってます。で、いろんな人がその化け猫を封印してこの岩にしちゃったらしいです。

    なんとなーくだけど、右前足で顔を洗う猫を下から見てる風に見えなくもない。

    どーでしょーか?





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    引きの画像で雄国沼。奥に飯豊連峰。





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    ちょっと大きくするとこんな感じ。

    雄国休憩舎を確認(右下)。





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    眺めを楽しんでから猫魔ヶ岳へ(猫石から0.6km)。

    猫石から直ぐの分岐を左へ向かい、降ってからの登り返し。





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    急坂に耐えて登って猫魔ヶ岳山頂。まずは三角点(標高1,403.6m)。

    これで今日の目的(赤線繋ぎ)達成(^^)v





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    磐梯山





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    猪苗代湖





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    裏磐梯(桧原湖等)



    以前、八方台から登った時はガスって真っ白けだったから、もう感動ですよこの景色には。


    「あぁ、えがったえがった」



    休憩してから猫石へ戻る。





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    猫石に戻ったら、だーれも居ないから暫くお留守番。

    さっきは5~6人居たけど、みんな何処へ行ったんだろー?・・・・・はっ!(゜o゜)、もしかして化け猫に襲われた!?

    そう考えたら背中がゾクっとして暑さが和らいだ。



    猫魔ヶ岳で休憩してた方々が次々にやって来たので、自分は襲われんうちに逃げとこ。

    上の写真の厩岳山へ向かう。





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    猫石から南斜面の道を降りて行くと、次第に傾斜は緩み三叉路(標高約1,190m)へ出る。

    左が厩岳山で、右が林道、金沢峠経由で雄国沼。

    左へ。





    ここの前後で、地元磐梯町の山グループの方々が刈り払い作業をされてました。

    この方達のお陰で自分の様な者でも安心して山歩きが出来る。本当に有難いことです。

    皆さんと言葉を交わし厩岳山へ。

    その際、厩岳山の呼び名を教えていただいた。地元では「うまやさん」と読んでいるそうです。

    調べると読み方が3つ4つ出てくるから、何だかなーと思ってた。でもこれでスッキリ!今日からぐっすり眠れる。





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    草刈り機の燃料臭が残る道を緩やかに登って行く。/タムシバ(田虫葉)

    ※途中に熊の痕跡がありました。縄張りと思われますので遭遇には注意しましょう。





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    厩岳山山頂(標高1,261m)╲(^^)/初登頂!





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    雄国沼と飯豊連峰





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    お隣さんの古城ヶ峰





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    ハルゼミ(春蝉)がビービー凄い勢いで鳴いてた。熊鈴の音が全く聞こえないほどに。

    グレーのシャツがブナの木肌に見えたのだろーか?休憩してた5分の間、蝉が襟に2匹とまった。

    その蝉達に導かれ南へ降り、馬頭観音堂へ向かった。





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    道は緩く降り、御堂の屋根が見えた辺りから急激に降る(スリップ、転倒注意)。





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    杉林に囲まれた馬頭観音堂(標高約1,145m)に到着。

    あれ?御堂が傾いてるような・・・・・、目の錯覚かなと思い近づくとやはり傾いてる。かなり危険な状態で、建物はロープで囲んである。立入禁止らしい。

    こちらの厩岳山馬頭観音堂は、会津地方馬頭観音の総本山と言われており、由緒ある御堂。
    しかし農耕馬を使わなくなった現代では参拝する人も少なく、再建は困難な状況だとのこと(地元の方談)です。



    こんな言い方は大変失礼だけど、もう見られなくなってしまうかも知れない馬頭観音堂。

    今年(2018)は6月17日に厩岳山祭り&山開き(参加費無料)が開催!

    興味のある方は是非ご参加下さい。⇒厩岳山祭り&山開きのチラシ

    更に磐梯町の観光はこちらで⇒磐梯町観光情報サイト

    道の駅もありますよ⇒道の駅ばんだい 徳一の里きらり 

    道の駅のソースかつ丼のボリュームが凄かった~「デカッ!」

    以上、磐梯町を宜しくお願いいたします。



    なぜ、こんなに磐梯町をPRするのか?

    それは、この後磐梯町の方々に大変お世話になるからです(^_^;)





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    厩岳山は8世紀ごろ、行基さんが開山した歴史の古い御山です。

    行基さんの名の付いた清水もありました。

    杉の木立ちで涼んでから山頂へ戻る。





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    降りて来た急坂は急登に変わる・・・・・、しんどい。

    やっとこさ山頂へ戻り、三叉路へ。





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    途中で猫石見ーっけ。





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    三叉路(厩岳山入口)まで戻ったら、先程お会いした磐梯町の山グループの方々が、刈り払いの仕事を終え休憩してた。

    話してるうちに、何だか初めて会った方々のような気がしないと言うか、昔から知ってる近所のおっちゃん達って言うか、居心地が良くなってヘラヘラと喋ってしまう。

    厩岳山のこと、馬頭観音のこと、山菜のこと、沢山教えていただいた。もう頭の中がいっぱいいっぱいで、腹減ってたのも忘れたよ。



    で、ここから林道へ出る道を降る。

    そしたら、「すぐそこまで軽トラで来てるから乗って行きな」とお声掛け頂いたので、「お言葉に甘えて、アハハ」ちゃっかりお世話になります。

    実はこの林道歩きが今回の行程上、一番厄介だと思ってまして・・・。以前歩いた時の印象があまりよろしくなく、しかも暑いし辛いなーと覚悟してました。

    が、思いがけずこのような運びとなり、恐悦至極に御座いますー、ははぁー。





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    林道の終点から軽トラの荷台に乗車させて頂く。

    ガッタンボッコン、時には体が一瞬浮いたりしながら・・・・・

    幼い頃、学校帰りに近所のおっちゃんが「乗ってきな」って言って、よく乗っけてくれたっけなー。暑いからって、自分の麦わらを取ってかぶせてくれて・・・・・、懐かしいなー。

    ・・・・・なんて思い出に浸ってるうちに林道入口に着いて、荷台から降り、お礼を言って、ここから金沢峠までは舗装路歩き(磐梯町の皆さんはここから舗装路を降るのでお別れです)。

    歩き出そうとしたら、「ちょっと待ちな。」とカッコいいセリフで呼び止められた。

    親分肌のTさんが仲間に「金沢峠に行って景色を見てから帰ろう」と提案。皆さん暑い中働いて疲れてるはずなのに、「いいねー、行こう行こう」と金沢峠まで行くことに。

    と言うわけで、ここから止めてあった乗用車に乗り換え、金沢峠までお世話になることに。

    「ブィーーーン」、@言う間に金沢峠に到着!





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    展望デッキからから見える山々を教えてもらい、今日歩いた山々を眺めた。





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    更に会津盆地の田園風景も眺め(画像は拡大してます)、「夕日がとってもキレイだよー」と教えて頂いた。



    皆さんとはここでお別れ。

    感謝の言葉は勿論だけど、一人一人に頭を下げて、千切れる位に手を振った。



    姿が見えなくなってから思ったよ。よく考えりゃ、皆さん地元なんだから金沢峠なんかしょっちゅう来てるだろうし・・・・・、きっと暑い中の舗装路歩きを案じてくれての振舞いだったのかなーって。

    みんなカッコ良くて、優しい人達。素敵な方々との出会いでした。

    「ありがとうございましたー。」





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    金沢峠から満開のレンゲツツジ(蓮華躑躅)の道を雄国休憩舎へ向かう。

    ※湿原に寄ってニッコウキスゲ(日光黄萓)の開花状況を見て行こうかと思いましたが、途中で会った方の情報で「まだ2、3輪です」とのことで今回はパスしました。




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    日陰を求めて雄国休憩舎へ辿り着くも、学生さんの団体で賑やか。

    雄国山を見上げたら、こちらも学生さんで賑やかそう。

    休まずに雄子沢へ戻る。





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    林間コースへ入ると、道はゆるーい下りだし、風が吹き抜けて涼しーしで、難なく雄子沢登山口に戻った。



    今日も天候に恵まれ(ちょっと暑すぎたけど)、景色に恵まれ、そして人に恵まれ。また山が好きになった一日でした。






    行ってみた日 2018.6.3





    この日の行程

    雄子沢登山口⇒(70分)⇒雄国休憩舎(休憩10分)⇒(70分)⇒猫石(休憩10分)⇒(15分)⇒猫魔ヶ岳(休憩20分)⇒(10分)⇒猫石(休憩10分)⇒(25分)⇒厩岳山(休憩5分)⇒(10分)⇒馬頭観音堂(休憩5分)⇒(15分)⇒厩岳山⇒(15分)⇒三叉路(厩岳山入口、休憩20分)⇒(10分)⇒林道終点⇒(車移動20分)⇒金沢峠(休憩5分)⇒(35分)⇒雄国休憩舎⇒(50分)⇒雄子沢登山口

    以上7時間10分(休憩1時間25分、車移動20分含む)の行程でした。


    雄国沼
    地理院地図(電子国土Web)より

    厩岳山
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)猫魔ヶ岳



    <感謝録>

    ●猫石でお会いした男性
     大粒の汗をかきながら猫魔ヶ岳まで来られて、「厩岳山のほうで刈り払いしてますよー」って情報を届けて頂いた。この情報が無ければ厩岳山へは行ってなかったかも。本当にありがとうございました。

    ●猫魔ヶ岳でお会いした男女お二方
     話に付き合って頂いた上に、マンゴーのお菓子まで御馳走になりありがとうございました。

    ●猫魔ヶ岳でお会いしたご夫婦
     話に付き合って頂きありがとうございました。

    ●猫石~厩岳山で刈り払い作業されてた磐梯町の山グループの皆様
     記事内にも書きましたが、仮払い作業に感謝!お話しに感謝!車に乗せて頂いて感謝!御配慮にも感謝!どんだけ頭下げても足りないぐらいお世話になりました。ありがとうございます。







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