「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島の観光案内で始めたつもりが・・・、現在は山歩きのブログです。

    途中敗退の日中飯森山 ~ひめさゆりと熊の圧~


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    先日(6/3)登った猫石からの眺め。

    山形県境の飯森山(=日中飯森山、写真中上)と鉢伏山(左隣の三角)が手招きしてるかのように自分の目には写った。

    早速行ってみた・・・・・、が・・・・・。





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    国道121号(大峠道路)を走り(勿論車で)トンネルを抜け、ひめさゆり浪漫館から折れ日中ダムへ。





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    駐車場有り(15台ほど)、トイレは無し。

    看板に表記のお手洗い。日中休憩所、浪漫館、どちらも未確認ですが、浪漫館は営業時間(9~17時?、冬期閉鎖)内のみ利用可能かも?

    国道121号(大峠道路)でアプローチする場合、喜多方側、米沢側、どちらにも道の駅があるので、そちらで済ませて来るのが無難かと思います。



    だーれ(誰)もいない駐車場にポツンとマイカーを残し、出発。





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    曇り空を写した湖面を右に見ながら舗装路をテクテクと5分。

    左に日中飯森山登山口。鳥居をくぐり祠に手を合わせ山へ入る。





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    登山口から1分で汗が吹き出し、3分で脹脛(ふくらはぎ)がパンパンに。

    更に道を塞ぐ倒木有り、熊さんの痕跡有り(朽木の虫を食べた跡、排泄物)で、冷や汗も加えながら急登を行く。





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    「ゼーハーゼーハー」と高度を上げたら、菜の花、ヒマワリ(向日葵)で人気の三ノ倉スキー場が見えた。

    どっちか咲いてりゃ黄色い斜面で、「うわ~♪」ってなってたかもねー。





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    平らな所に出て見晴台。ここで平地の有難味を知る。

    もー足がつりそうで、5分休憩。

    樹々が育つ以前は見晴らしが良かったのかも?今は・・・・・。


    ※看板には薬師寺まで0.5kmと有りますが、これは小倉神社の祠までの距離です。薬師寺の祠までは約1.2kmです。





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    見晴台からは稜線歩き。

    ここまでの急登で麻痺してるのか、さほど苦にならない登り。





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    シジュウカラ(四十雀)だろうか?途中からこの子が5m前を先導してくれた。

    見通しの利く場所に出たら戻ってった。「ありがとー」(@^^)/~~~





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    どんより天気で高い山は雲の中。

    この日、南東北は梅雨入りしたそうな。





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    小倉神社の祠辺りまで来ると、道の傾斜は落ち着く。

    が、所々にある熊さんの排泄物が目に留まり、気持ちは落ち着かない。





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    やがて開けた所に着いて薬師寺の祠。





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    祠と言ってもこんな状態。熊さんが枕に改造してしまったのかも?





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    薬師寺から先も緩い勾配の道が続く。

    この日は気温が低くハルゼミ(春蝉)コンサートは休演。

    チケットの払い戻しは何処へ行けば・・・・・。





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    イワナシ(岩梨)の実/クロマメノキ(黒豆の木)又はクロウスゴ(黒臼子)





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    謎の水溜り。何者かが泥遊びした形跡が・・・・・。

    こんなのがある所に限って何か飛び出してきそうな、いやーな道。(゚Д゚;)
     




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    ヒヤヒヤドキドキしながら行くと、ん?何か咲いてるー。

    ひ・め・さ・ゆ・り・だ~♪





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    ヒメサユリ(姫小百合=オトメユリ・乙女百合)

    道の真ん中にポツリとたった一輪だけど、心は晴れやかになる。

    花の力って凄い!、と言うか、自分が単純なだけか・・・・・。





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    右(東)側が切れ落ちた箇所が有り、注意して通過。前方がガスってきた。振り向いたら、歩いて来た稜線も見えなくなってるしー。





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    ザワザワと風は強くなるし冷たくなるし、なんか暗~くなってきた。

    自分の中にも臆病風が吹き始める。





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    道は再び右(東)側が切れ落ちた崖となり、下からワンワンとガスが吹き上がる。

    ここいらで途中撤退を考え始める。





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    でも、この崖にヒメサユリが咲いてて、心に再び光が!



    明るくなったり暗くなったり、忙しい人だこと・・・・・。



    ※ここのヒメサユリは道沿いに2~3株でしたが、斜面にはかなりの数が咲いてるようです。ただ危険な場所なので、写真を撮ることはおろか、見ることも困難でした。





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    道は稜線から少し西側に逸れてガスを免れる。/マイヅルソウ(舞鶴草)





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    ギンリョウソウ(銀竜草)

    今回一番見かけた花。あちらこちらから落葉を押し上げ、ヒョコヒョコ出てた。





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    ミヤマハコベ(深山繁縷)/ユキザサ(雪笹)





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    森の中もガスってきた。





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    地蔵に到着。ここにも熊さんの枕・・・、いや、祠がありました。





    ピン、ポン、パン、ポーン~♪ 「緊急ミーテイングです。」

    議題はこの先へ進むか否か。

    「意見のある方はどーぞ。」

    「ハイ」「天気予報も下り坂ですし、ガスって何も見えないんじゃ、この先へ進んでも楽しくないのでは? よって、戻るのが妥当かと思います。」

    「でも、折角ここまで来たのに戻るんですか?もうちょっとだけ行ってみませんか。もうちょっとだけ。あと100mだけ。」

    ってことで、もう少し進んでみた。





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    タムシバ(田虫葉)/イワカガミ(岩鏡)





    あと100mのつもりが、もう100m、更にもう100m・・・・・切りが無い。

    これ、駄目なパターン。

    地蔵の祠から少し先に慰霊碑があった。それを思い出して帰ることを決意。

    碑に戻り、再び手を合わせ礼を言って立ち去る。





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    飯森山までの行程上、距離も時間も約半分の地点。

    半人前の自分には丁度いいんじゃないの?と言い聞かせて下山開始!





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    降りてったらガスが消え、戻る稜線の向こうに会津盆地が広がった。

    敗北感に苛(さいな)まれる登山者を、山が景色で癒してくれた。





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    次第に傾斜を増す坂を降りて行く。

    ん?、気付いてしまう。木肌の様子がおかしい。

    降りだから登りと反対側の木肌が見える訳で、こっち側から見ると高さ1mくらいのところに、やたらと傷やら剥がれた跡が多い。

    見晴台辺りからその木肌を注視しながら降りて行く。

    そーしたら・・・・・、





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    何者かが表皮を剥いだばっかの状態。これって熊さんの仕業だねー。

    左が松(ヒメコマツ=姫小松かな?)で右が杉。

    何の為にやってるかは、身内に熊さんが居らんからわからんけど、よくまあ器用に剥がすもんだなー。



    こんな感じで、排泄物を含めた熊さんの痕跡が数多くあります。

    ダムができ、道路ができ、次第に居場所を失う熊さんたち・・・・・。そんな熊さんを守る様に、人を寄せ付けないオーラを放つ日中飯森山。


    ※ちなみにこの日は人っ子一人会いませんでした。日曜なのに。


    これ以上の開発はしないで、そっとしときましょう。それが自然と人とが共存出来る道なのかも・・・・・。





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    なーんてこと思ってたら、「ドシーンッ!」と熊さんがあたふたするような尻もち。

    あんたが一番騒がしい( ̄▽ ̄;)



    登山口の鳥居を潜り振り向くと、森の奥で熊さんたちが手を振っているような気がした日中飯森山の歩きでした(行けてないけど・・・)。






    行ってみた日 2018.6.10






    この日の行程

    日中ダム⇒(5分)⇒登山口⇒(45分)⇒見晴台(休憩5分)⇒(40分)⇒薬師寺の祠⇒(75分)⇒地蔵の祠(折り返し15分)⇒(45分)⇒薬師寺の祠⇒(25分)⇒見晴台(休憩5分)⇒(25分)⇒登山口⇒(5分)⇒日中ダム

    以上4時間50分(休憩15分含む)の歩きでした。



    日中飯森山(地蔵)
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)日中飯森山







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