「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    風渡る谷地平 ~山の疲れは山で取る~


    かなり無理をした前週の疲れが取れない今週末。

    どーせ梅雨だし、家でごろごろ完全休養日にしますか、なんて思ってた。

    が、予報じゃピーカン、しかも30℃超え・・・。

    こりゃ暑くてたまらんなー、山へ逃げますか、てな感じになり、この時期の恒例行事になりつつある、谷地平へ行ってみた。






    梅雨なんて雰囲気は微塵も感じさせない青空の下、磐梯吾妻スカイラインを浄土平へ。

    で、到着(標高約1,580m)。

    「バタンッ!」とマイカーから降りるや否や、朝の空気たっぷりの爽やかな風に包まれる。今日はここで一日中ひっくり返っててもいいなーと思うも、それじゃ観光客を前にしてただの晒し者かと、準備、準備、そして出発。





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    直ぐに、満開のイソツツジ(磯躑躅)に足止め。

    なぜ、海でもないのに「磯ツツジ」?

    一説によれば、「蝦夷(エゾ)ツツジ」が訛って「イソツツジ」になったとか。

    ただ、「エゾイソツツジ」って種類もあるらしいから植物の世界はややこしい。





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    まずは浄土平のワタスゲ(綿菅)ポイントへ。後方は吾妻小富士。





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    なんか毎年同じ写真ばっか撮らされてるような・・・・・。





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    青空撫でる白穂。





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    浄土平散策はこんぐらいにして姥ケ原へ。/マルバシモツケ(丸葉下野)





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    ツマトリソウ(褄取草)/マイヅルソウ(舞鶴草)





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    トントントントン、小気味良く登りたいところ・・・、脚が重くてドタ、ドタ、ドタ、ドタ、・・・。





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    イワカガミ(岩鏡)/ゴゼンタチバナ(御前橘)





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    辛い登りも、振り返れば吾妻小富士と桶沼が後押ししてくれる。

    ただ、絶景に何度も振り向かされるから、足を引っ張られてる感も否めない。





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    姥ケ原のチングルマ(稚児車=珍車)の花はもう最終盤。





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    個人的には穂も好みなので、両方見られて満足、満足。





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    姥ケ原(標高約1,780m)の木道を西へ進み、今日は駕篭山(かごやま)稲荷を経て谷地平へ。

    木道から折れ、「この道大丈夫?」と不安になる細い道を2~3分行くと、見通しの利く岩場に出る。





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    左に写るのぺーっとした所が駕篭山稲荷で奥が中吾妻山。/岩場を降りて行く。





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    アズマシャクナゲ(東石楠花)





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    駕篭山稲荷までの道は、少々のアップダウンはあるものの傾斜は緩く歩き易い。

    ※低木帯では頭の高さに枝葉が来るので、屈みながら通過しましょう。

    ※途中で涸沢を通過します。スリップに注意し、目印を追って慎重に。





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    吾妻縦走路の眺め(左から東大巓、昭元山、烏帽子山、ニセ烏帽子山)





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    サラサドウダン(更紗満点星=更紗灯台)/エンレイソウ(延齢草)





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    鳥居の少し手前に新しめの倒木が・・・・・。

    鳥居側から来た場合(右の写真)、道に迷う危険性がありますので注意して下さい。現況では、倒木と平行に道が延びてます。





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    サンカヨウ(山荷葉)





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    ダケカンバ???(岳樺)の大木

    ダケカンバかは自信が無いけど、だとすればかなりの大きさでは・・・。




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    駕篭山稲荷神社の鳥居/神社への参道

    塩ビ管の鳥居、黄色い看板、若干ですが工事現場感が漂う。


    ※変則の十字路です。行先を確認して慎重に。

    ※鳥居から駕篭山稲荷神社まで往復すると約10分です。





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    駕篭山稲荷神社(標高1,786m)

    「パン!パン!パン!パン!パン!・・・・・」

    最初の2回は柏手(かしわで)、その後は羽虫退治。





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    鳥居(分岐)まで戻り、谷地平へと降りて行く。





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    チラッと見えた谷地平。





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    谷地平への道は、苔むした岩、ぬかるんだ土、道を覆う植物等で基本滑る。

    駕篭山稲荷から離れる程、傾斜は緩む。

    ※こちらも一ヶ所涸沢を通過。反対方向から来ると迷う危険有り。目印を追って慎重に。

    ※上記の涸沢の近くに小滝への分岐があります。小滝方面へ迷い込まないよう注意して下さい。今回通過した感じではキレイになってましたが、以前通過した際は過剰なまでの印、印、印。あの状態では知らない人は入って行ってしまうかも・・・。とにかく、小滝はとても危険な場所です。安易な気持ちで向かわないで下さい。命を失いかねません!





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    小さな湿原に出て、小屋(谷地平避難小屋)の三角屋根が見えホッと一息。

    更に沢の向こうに2時間振りに人の姿(小屋の方へ行ってしまった)を確認。





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    魚がスイスイ泳ぐ沢を渡渉すると、笹原に大きな道標。

    ここから木道に乗り谷地平へ。





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    ハクサンチドリ(白山千鳥)/コバイケイソウ(小梅蕙草)/その先笹薮

    笹薮はわずか10m程です。





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    谷地平の入口にはコバイケイソウ(小梅蕙草)がわんさかわんさか。

    木道沿いのには蕾がついてて、離れたのにはついてないような気がした。なぜ?





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    ズミ(酸実)が満開!





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    やって来ました谷地平(標高約1,500m)。

    後方は烏帽子山(左)とニセ烏帽子山。





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    昭元山(左)を入れてもう一枚。





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    木道の両サイドにはふわふわゆらゆら。





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    怖い顔に見えてしまう池塘。2つの「目」が可愛いけりゃコアラに見えなくもないか?

    後方は中吾妻山の並びで1933m峰(左)と継森(右)。





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    時折、心地の良い風が吹き渡る。





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    左から烏帽子山、ニセ烏帽子山、家形山。





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    振り返ると、歩いて来た駕篭山(中)、左には東吾妻山。





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    東方向、左から前大巓、1,798m峰、東吾妻山。





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    イルカっぽい池塘。





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    休~憩~





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    吾妻の峰々やワタスゲ達に囲まれ、贅沢な時間が流れる。





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    ゴロゴロしながら雲や蜻蛉を眺めること1時間。

    疲れなんざぁ、どっかに飛んでった。





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    この後、ちらほらと人の姿。

    小屋泊の人、先を急ぐ人、休憩する人。

    リフレッシュした効果か、話も弾み楽しい時間が続く。





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    すっかり長居すること約3時間、帰りたくないけど帰らなきゃ。

    ようやく重~い腰を上げる。



    帰りは、居合わせた方と御一緒させて頂き避難小屋経由で戻る。





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    渡渉⇒避難小屋⇒渡渉を経て、森の中へ。




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    木の根や岩に何度も足をとられながらも姥ケ原へ脱出!

    傍らの姥神様に御礼を言って木道へ。





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    鎌沼を経て、





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    酸ガ平を経て、





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    吾妻小富士の待つ浄土平へ無事戻った。



    これからがジメジメモアモアの梅雨本番。

    今日の風を心に吹かせ、今日の光景を頭に浮かべ、梅雨を乗り切ろう!

    そんな風に思った谷地平の歩きでした。






    行ってみた日 2018.6.24






    この日の行程

    浄土平(散策20分)⇒(50分)⇒駕篭山稲荷入口(姥神様)⇒(55分)⇒駕篭山稲荷神社⇒(45分)⇒谷地平(休憩170分)⇒(90分)⇒姥神様(休憩5分)⇒(60分)⇒浄土平

    以上8時間15分(休憩2時間55分含む)の行程でした。 歩行距離 約12.3km


    谷地平
    地理院地図(電子国土Web)より



    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)谷地平





    <感謝録>

    ●谷地平でお会いした小屋泊の男性(会津若松市の方)

     小屋泊の楽しみ方、吾妻の登山道の情報等、足を止めて話して下さりありがとうございました。とても楽しい時間が過ごせました。

    ●谷地平で休憩された男女お二方(会津坂下町の方々)

     同じ場所で同じ時間を共有しお話し下さりありがとうございました。私の声が喧しく、静かな山の景色をぶち壊してしまったのではと反省しております、申し訳ございませんでした。

    ●谷地平でお会いして復路浄土平まで御一緒させて頂いた男性(Sさん、福島市の方)

     同じ駕篭山稲荷経由で来たのにはちょっと驚きましたが、休憩中は楽しい話盛り沢山で笑顔の休憩となりました。又、辛い帰り道もお陰様で無事に乗り切れました。本当にありがとうございました。

    ●帰宅途中、高湯温泉の下で渋滞発生時に前方の状況を教えて下さった前の車の女性(つくばナンバー)

     車から降り前方の状況(事故)を確認し、それを、私を含めた後続の皆に歩き伝えて下さいました。お陰様でイライラも解消されました。ありがとうございます。









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    コメント一覧 2

    だいてん  

    先日は吾妻山系でお世話になりました。
    今思うと、せっかくの谷地平の一人の時間を邪魔してしまったのかと思い反省しています。
    一度は歩いてみたいと思っていた、吾妻山の原風景の駕篭山稲荷経由の谷地平、ワタスゲに癒されました。
    そして、追い風さんの足跡が心強かったです。
    機会がありましたら、近場のマイナーな山登りを楽しみましょう。


    2018/06/28 (Thu) 22:03 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    だいてんさんへ

    こちらこそたいへんお世話になりました。
    駕篭山稲荷の道、谷地平からの景色、そしてワタスゲ。
    同じ時間と感動を共有出来て光栄です。
    お陰様で休憩と復路、とても楽しい時間を過ごせましたし、最後まで疲れることなく歩けました。
    又の機会がありましたらよろしくお願いします。
    ありがとうございましたー!

    2018/06/29 (Fri) 07:14 | EDIT | REPLY |   

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