吾妻連峰烏帽子山 ~閉塞感からの脱出~
よく分からないけど4連休ですか。
これが切っ掛けで30連休や60連休なんてならないのを祈るばかり。
恐らくは再び出歩けなくなる世の中になりそうなので、行ける時に行っとこうと山へ行ってしまう。
こういう考えが一番駄目なんだろーなーと思いつつ、吾妻の真ん中、烏帽子山へ行ってみた。
毎度の様に磐梯吾妻スカイライン(県道70号)で浄土平(標高約1,580m)へ。
※浄土平駐車場 今シーズン(2020)も普通車は500円です。
※トイレは使用可能でしたが、時間帯によっては混み合う事も・・・。
※磐梯吾妻スカイラインは自然災害状況等により交通規制が多発しますので、直近の情報を確認の上でお出掛け下さい。
※一切経山周辺の登山道は噴火警戒レベル等により通行制限が出ますので、こちらも直近の情報を「浄土平ビジターセンター」のサイト等で確認の上でお出掛け下さい。

準備して出発!

一切経山(大穴火口)
前夜(7/22~23)、硫黄が燃える事象が発生したらしい。
そのせいか若干硫黄臭有り。

今日は右。酸ガ平へ。

トコトコトコトコ。

酸ガ平から一切経山へ。

この区間、陽の当たらない朝の時間に登るのがよろしいかと。

ご褒美!

噴気孔が登山道に少しづつ迫っているような・・・・・。

ゴロ石帯を行く。

吾妻小富士

磐梯山
後方に燧や会津駒も確認。

一切経山山頂(標高1,949.1m)

福島盆地
一番奥のもこもこラインは鹿狼山~亘理地塁。
この日、太平洋を覆う雲上に牡鹿半島を確認(写真は無し)。

吾妻主稜線
左が最高峰の西吾妻山。

本日の目的地、烏帽子山。

ちょびっと飯豊。

風の落書き

一切経山を降りて行く。

大岩で一休み。

「おはようございます」

蔵王連峰!

家形山の先に月山!

まさかの鳥海山!
見えたのは16回登ってようやく2度目。

ハッ!長居すると岩にされるかも・・・、移動開始!

「ゴックン!」

清々しい朝

静かな休日

刈り払いに感謝。
この辺り朝は夜露でびしょ濡れの時もありましたから。

家形山へ

白龍は遊び

星は歌い

・・・・・ネタ切れ

五色沼(魔女の瞳)

慰霊碑の一文を読み、背筋をシャンとさせる。

家形山への登り。

家形山山頂(標高1,877m)

眺め

しばし寛ぐ。

吾妻縦走路へ。

ちょっと寄り道。家形新道を物見岩へ。

倒木帯

これ以上広がらなきゃいいけど・・・、かなり心配。

家形新道入口(物見岩入口)
確認事項有りで更に寄り道。

「すいませーん、Go To キャンペーンてやってますか?」

返事が無けりゃ灯りも無い・・・。休みか。

物見岩

米沢(置賜)盆地の眺め

朝日連峰(祝瓶山~大朝日岳)

雲の中に月山

烏帽子山へ向かう。

物見岩を背にして直ぐに右折。

3~4分で家形山三叉路。ここから再び縦走路。

滑り易い土質なので注意!

笹が賑やか・・・・・。
段差や木の根、更には泥濘が隠れんぼしてます。注意!

堀田林道に開拓の痕跡有り???

兵子新道入口(姥湯方面)
兵子(ひょっこ)へは復路で余裕があれば寄る予定。

この後、このプレートを見つける度に安堵することとなる。

倒木が多い為か日当り良好で笹の勢いが・・・・・。
「しばらく見ない間に大きくなったなー」
あんたは親戚のおっさんか?
(この道を歩くのは約3年振り)

でも、この辺りはまだ序の口だったりします。

通過に苦労させられた倒木。体が柔けりゃなー。
※途中、熊の落し物が2ヶ所ほど有り。倒木周辺には蟻の巣狙いの個体も出現するかも知れないので、遭遇に注意しましょう。

ニセ烏帽子山(標高1,836m)
ホッと一息。

東吾妻山の眺めが良い。

烏帽子山へは標高差約50m下って、約100m登り返し。
この区間の笹の密度がこの日のメインでしたかねー。
潜って下を見て行きゃ道は分かるんですが、「ゴキッ!」思いっきり頭部に衝撃。倒木も隠れてて・・・・・。
あーあ、デコに傷 (+_+)

笹薮抜けたら、道が無いし・・・。
(ここから左へ登る)

岩が出てくると烏帽子山山頂は近い。

山頂部はシャクナゲ(石楠花)の手荒い歓迎。
ちょっと迷い易いところかも。慎重に。

やがて今までの閉塞感から解き放たれる。
烏帽子山山頂(標高1,879m)\(^o^)/

解放感!!!!!
ここから見る景色が好きなんだなー。

谷地平

縦走路の難所?昭元山(三角)。
右は東大巓(ひがしだいてん)、左は西吾妻山。

鏡沼
地図で見るより小さく感じるような・・・。

ここで2時間程長居する予定だったけど・・・・・、

40分程したら、冷たい風が強くなって、西吾妻の向こうからわんさかわんさか雲が流れてきた。
こりゃ天気の崩れは早いと読んで帰ることに。

帰るのに躊躇する道・・・・・。

遠い一切経山(右)。

前屈みで下るって結構大変。

もう開き直ってリズムよく行くしかない。
笹薮初級編

中級編

上級編

もう頭が編・・・イヤ、変。
「きっと人気者がファンに揉みくちゃにされるってこう言う事なんだろーなー」

唯一、縦走路本来の原型をとどめてる区間。
100mほどですが・・・・・。

空模様を気にして兵子はパス。
家形山へ急ぐ。

地味なダラダラ登りが辛い。

モミジカラマツ(紅葉落葉松草=紅葉唐松)

家形山三叉路
※家形山へは右なので右へ進んだけど、左の物見岩経由の方が泥濘は少ない。道が分かる方は物見岩経由がよろしいかと。

ウソ(鷽)♂
タイミング的にはニセ烏帽子山で会いたかったよ。
「ここが烏帽子山ですよ」
「うっそー」って・・・・・

家形山へ戻る。

直ぐに降り出す心配は無さそうなので、昼飯にして落ち着いた。

家形山を後にする。

下りると高い一切経山・・・・・。

渾身の左!

無駄な力を使いヘロヘロ状態で登り返し。

大岩で再休憩して最後の登り。

「さいなら~」

一切経山山頂へ戻り、後は下るだけ。

雲が切れ、再登場の磐梯山。

木道で足の調子を確認したかったので鎌沼経由で戻る。

親ガモが子ガモに木道の渡り方を教えてた。
邪魔しちゃ悪いとしばし足止め。
どの世界も教育って大変カモ・・・。

鎌沼と東吾妻山
雲が低くなってきた。

実は今回、裏テーマでネモトシャクナゲ(根本石楠花)を探して歩いていたけど、発見に至らず。

急ぐ者。

遅れる者。

自然界も人間界もサイクルが乱れている。
何時になったら戻るのか・・・・・。

ポツポツと雨が落ち始めた頃、無事、浄土平へ戻った。
行ってみた日 2020.7.24
この日の行程
浄土平⇒(40分)⇒酸ガ平⇒(34分)⇒一切経山(休憩10分)⇒(40分)⇒家形山(休憩10分)⇒(18分)⇒物見岩(休憩7分)⇒(23分)⇒兵子入口⇒(21分)⇒ニセ烏帽子山⇒(28分)⇒烏帽子山(休憩50分)⇒(26分)⇒ニセ烏帽子山⇒(14分)⇒兵子入口⇒(40分)⇒家形山(休憩30分)⇒(34分)⇒一切経山(休憩18分)⇒(21分)⇒酸ガ平⇒(29分)⇒鎌沼入口⇒(30分)⇒浄土平
以上8時間43分(休憩2時間5分含む)の行程でした。 歩行距離 約15.6km
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)烏帽子山
<感謝録>
●烏帽子山で会った東大巓へ向かっていた男性とトレランの男性
お忙しい中、足を止めてお話下さりありがとうございました。
●家形山で会った男性
山の話、仕事の話、勉強になりました。ありがとうございます。
●一切経山の大岩で会った男性
カメラの話、ネオワイズ彗星の話、新鮮で楽しかったです。ありがとうございました。
●酸ガ平で会った男女ペア
鳥の名前を教えて頂きありがとうございました。