家形山と魔女の瞳と兵子と ~地味に地道に不動沢橋から~
また4連休ですか。
2、3年前ならば4日も休めるなら、遠くの山へとか、4日中2日は山へ、てな感じで目を輝かせていたはずの自分。
が、最近じゃそんな気も起きず・・・・・、土曜、日曜と見送ってしまい、お彼岸だから今週は山を休もうかって思いも。
我ながら悪い老け方をしている。
さすがにこりゃマズイなーと敬老の日の月曜日、家形山へ行ってみた。

不動沢橋登山口(標高約1,200m)から
※橋に近い駐車場にトイレ有

雲海を期待して来るも、高曇りー。

準備してスタート!

最初はスリップ注意の区間。
※雨天時や雪解け期は沢化します。

「賽の河原」(標高約1,370m)を通過
今じゃ賽の河原感は全く有りませんが、数十年前は荒涼とした場所だったそうです。

驚くほど平坦で長い道のりが続く。

「山鳥山」、「湯の平」を経て、「井戸溝」通過。

「慶応吾妻山荘入口」通過

「硯石」(追分、家形山避難小屋入口、標高約1,580m)通過
この辺りから山道らしい傾斜になってくる。

刈り払いに感謝!

「大根森」
置賜(山形)方面の眺めを期待するも・・・・・雲の中。

この後、南西のピークを南(左)から巻き気味に登り、ピークの向こう側をもうひと登り。

「転がって来ないでね」と祈りながら大岩へ向かうと・・・・・

魔女の瞳(五色沼)と一切経山
曇り空、おまけに風が冷たい。テンション上がらず・・・。

家形山へ

家形への登りは落石注意!

家形山山頂(標高1,877m)
居合わせた方々とペチャクチャペチャクチャ楽しい時間。
そんな中、浄土平より登って来られた方から朗報が!
「家形山~東大巓間が刈り払いされたそうです~。」
(詳細はこちら⇒浄土平ビジターセンターさんのブログ)
これはこれは、素晴らしい情報をありがとうございました。
兵子(ひょっこ)まで行ってみた。

東大巓(ひがしだいてん)方面へ

三叉路からちょっと寄り道。物見岩へ。

物見岩から見た吾妻主稜線。
手前から、兵子(中央)、ニセ烏帽子山、烏帽子山(中央奥)、で、重なるのが昭元山、右後方が東大巓、左後方が西吾妻山。

北からゆっくりと湧き上がる雲々。

兵子へ

向かう。

刈り払いに深---------ーく感謝!

兵子(ひょっこ、標高1,823m)到着
※岩場です。登り降り共注意しましょう。

鳥の顔

「わおぉーーーーーん!」

岩の突端に立てば、「MY HEART WILL GO ON」が聞こえてくるかも?

吾妻主稜線

一切経山(左)、東吾妻山(右、雲の中)等

要塞チックな山頂
到着時、雲も厚く風も冷たくだったが、次第に風は弱まり陽も射し始めた。
「長居確定!」

ままごとタイム~♪

地味な色合い・・・・・。
素材本来の味を楽しんだ(他の誉め言葉みつからず)。

家形山と一切経山

一切経山山頂を拡大
数えてみたら約50人。
こちらは1時間40分居ても、だーれも来ない。
魔女の瞳人気って凄い。

北から湧き上がる雲が稜線を越えだした。
帰ろっと。

幹の上部だけ樹皮が剥がれ、樹液が流れてた。
何者の仕業だろう?

童心に帰る道。

コアラのウインク
最近、老眼が酷いもんで・・・・・。

少しづつ、

秋色に。

魔女の瞳、再び。

幸せな方々にはハートに見えるらしい。

この部分だけ何故か波が立ちにくい。
ん!あれ???

謎の英文?気のせいか???

そろそろ閉店らしい。

シラタマノキ(白玉の木)

家形山は閉店。

ここへ来て一瞬の陽射し!

後ろ髪を、

引かれる思いで、

下山。

大根森から黄金色の置賜盆地を確認。

鉢森山辺りに風力発電が登場してた。
調べたところ、栗子山の南や吾妻高原牧場辺りにも建設の予定があるらしい。
野生動物はますます行き場を失う・・・・・。

吾妻山荘へ寄ってみた。

訪ねてみると、管理人さんが新しい方に。
少し・・・と言いつつ、20分程お話してお別れ。
「頑張って下さい!」

「今頃青空かよっ!」 「ベシッ!」

平坦な道を歩き、無事、不動沢橋へ戻った。

ホシガラス(星鴉)飛び交う、兵子への歩きでした。
行ってみた日 2020.9.21
この日の行程
不動沢橋登山口⇒(32分)⇒賽河原⇒(55分)⇒慶応吾妻山荘入口⇒(60分)⇒家形山(休憩31分)⇒(16分)⇒物見岩⇒(27分)⇒兵子(休憩102分)⇒(42分)⇒家形山⇒(55分)⇒慶応吾妻山荘(休憩20分)⇒(46分)⇒賽河原⇒(24分)⇒不動沢橋登山口
以上8時間30分(休憩2時間33分含む)の行程でした。 歩行距離 約13.2km
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)兵子
<感謝録>
●往路家形山で会った、ソロの男性、女性ペア、男性ペア
皆様、楽しい話ありがとうございました。特に女性の方には刈り払い情報を頂き感謝です。
●復路家形付近から登山口まで歩いたソロの男性
お話し一つ一つが大変勉強になり、とても感謝しております。又、長ーい単調な歩きをそのお話しで回避して下さりありがとうございました。
●慶応吾妻山荘の新管理人さん
お忙しい中、外に出てきてお話下さりありがとうございました。
又、伺わせて頂きます。
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