ラクダ山から一切経山 ~降霜のシモフリ新道~
ここ最近、隔週の歩きが続く。特に意識したものでは無く、天候優先の結果。
このぐらいが自分には丁度良いのか・・・と考えてみたけど、やはり毎週歩きたい。
暦は早くも霜降を過ぎ、霜の降る頃となった。
・・・・・シモフリ新道へ行ってみた。
いつものように磐梯吾妻スカイラインを不動沢橋(つばくろ谷)へ
※ 磐梯吾妻スカイラインは令和2年11月15日17:00~冬季閉鎖となります(今後の天候により早まることもあります)。
又、それまでの間、夜間(17:00~翌8:00)通行止めとなります。
ご注意下さい。

GoToキャンペーン御利用のお客様
「おはよーございます」

紅葉見物ですか。
「又の御来福お待ちしておりますー」(^^)/~~~

不動沢橋到着。
※不動沢駐車場
登山者は下の「大型車」用Pへ。
トイレは上のPにあります(冬季は閉鎖)。

不動沢橋登山口(標高約1,200m)
準備して出発!

がさがさの道

ダケカンバ(岳樺)の森

賽河原から左折してシモフリ新道へ(標識無し)。
1ヶ月前(20/9/21)にはあった「遠せん棒」が無くなってた。

ふかふかの道

開けた所へ。ここが本来の賽河原だろうか?

米沢(置賜)盆地を確認。

朝日連峰

月山

シモフリ新道ですから・・・・・。

心強い道標の赤布。

歩く稜線が見えてきた。

が、・・・・道は下る。

不動沢を渡渉(標高約1,400m)。
右に写る丸印の付いた岩にピョンと跳んだら・・・・・

1歩、2歩、3歩、アレレ?前へ進まない。
「凍ってるじゃん!」
一瞬「ドボン!」を覚悟したが、両手両膝をついてなんとか耐えた。
丸印に見えたのは解け残った雪だった。
そろそろメガネが必要かも・・・。
※不動沢の渡渉は出合を通過するため2本渡る感じになります。
沢への降口の段差はスリップ注意です。

沢を渡ると急登区間。

登った先にクマの痕跡が点在。
そう言えば沢の辺りで若干の獣臭を感じた。
近くにお住まいのようですが、表札は見当たらなかった。

パッと開けて、歩かなきゃいけない景色が見えてしまう。
一切経山(右)が遠い。

日陰には雪が目立つ。

白い山肌を登る。

「向こう側」の景色が見えた!

中天狗(標高1,570m)に到着~!

吾妻小富士とシモフリ山

福島盆地

慶応山荘見っけ!

駱駝(ラクダ)山へ

中天狗から西へ下り、赤布を頼りに進む。

分岐らしき所は右へ。
※左へ行くと例の砂防ダムへ出られるのだろうか?

双コブ~

1コブ目
落石注意!

おやつ

2コブ目へ

凄い所へ来ちゃた感!

スカイライン開通以前にこの景色を見た人は、腰を抜かしたかもね~。

駱駝山山頂(標高1,704m)
記念のじゃんけん?

蔵王連峰

朝日連峰、月山も引き続きよく見えておりました。

一切経山へ!

近づく毎にデカさが伝わる。

振り向くとなぜか?安達太良へワーーープ!

カメさんが登って来た。
ウサギさんはどこですか?
もしかして、吾妻小富士の雪うさぎって???

緊張の区間。

掴んだ岩が「ボロッ」と落ちる恐怖!

何枚も撮らされる景色。
似た写真が50枚以上も・・・・・。

ラクダ色の稜線

振り返る。

又、振り返る。

「ザザーッ!」(。Д゚; 三 ;゚Д゚)
谷底に右脚を持ってかれそうになり、走馬灯のスイッチが入りかけた。
かなり焦った。

久々に道らしい道で安堵。

そろそろ山頂と思いきや、まだ「上」あるしー。

振り返る。
~感動中です。暫くお待ち下さい。~

浄土平も見えてきた。

スカイラインは賑わっております。

渋滞発生!小富士への行列も凄っ!

渋滞知らず~♪

ようやく見覚えのある風景。そして人影も。

赤ふん・・・いや、赤布に感謝!

一切経山山頂(標高1,949.1m)\(^^)/

磐梯山
その後方に日光連山、燧、会駒、雪化粧した越後の山々を確認。

いつもの人垣がこの日も出来ておりました。
大岩へ移動して休憩に。

魔女の瞳(五色沼)

東大巓~家形山

西吾妻山~東大巓

写して欲しくて、みんなで背伸びしている飯豊連峰

家形山と月山

遥か彼方に鳥海山も。

魔女の妖術を前に、動けなくなってしまう。

次第に身体が冷たくなる。

アホな事を言ってると、ホントに尻が凍るので下山開始。

「滑りませんよーに」祈りながら下る。

少~しハ~ト

口笛吹きつつ~♪
「フー、フー」・・・・・吹けません。

今年はこれが見納め。
「ありがとうございました」

不動沢へ向かう。

大根森(標高約1,685m)から蔵王連峰を望む。

朝に歩いた稜線。右が中天狗。

慶応吾妻山荘入口

医大生の慰霊碑を過ぎた直後のこと。
道から10mほど左で「バキバキッ!」と樹が裂けるような音がして目を向ける。立て続けに「ドスッ!」と鈍い音がして、黒い何者かが一瞬で森に消えた。
ホッとして握り拳と臨戦態勢を解除。
付近はナナカマド(七竈)が多く、恐らくは食事中の熊さんだったと思われます。遭遇には注意しましょう。
ちなみに私のとった握り拳の臨戦態勢は「最初はグー!」ですから(^_^;)
多分、熊さんはチョキを出せないと読んでいます。
あー怖かった。

井戸溝通過

やがて、車やバイクのモーター音が届き、

無事、ゴール!
何度か冷汗の場面がはありましたが、景色に感動しっ放しのシモフリ新道の歩きでした。
行ってみた日 2020.11.1
この日の行程
不動沢橋登山口⇒(33分)⇒賽河原⇒(40分)⇒不動沢渡渉⇒(34分)⇒中天狗(休憩4分)⇒(37分)⇒駱駝山⇒(70分)⇒一切経山⇒(4分)⇒大岩(休憩58分)⇒(23分)⇒五色沼東(立ち話20分)⇒(19分)⇒慶応山荘入口⇒(35分)⇒賽河原⇒(20分)⇒不動沢橋登山口
以上6時間37分(休憩1時間22分含む)の行程でした。 歩行距離 約11.0km
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)駱駝山
<感謝録>
●大岩で会った女性お二方
休憩中お話し下さり楽しく過ごせました。ありがとうございます。
●五色沼西付近で会った男性(この方もシモフリ新道経由)
歩きながらシモフリ新道のこと等、教えて頂きありがとうございます。
●五色沼東で会った男性
カメラのこと等、いろいろ教えて頂きありがとうございます。
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