コツコツ積み上げ飯豊山 ~川入(御沢)⇔本山~
♪~「夏がくーれば思い出すー」
尾瀬に限らず、人それぞれに浮かびあがる光景があるのでは?
冷やし中華、かき氷、アイス、スイカ、桃、キュウリ、トマト、生ビール・・・。
そんな中(どんな中だよ!)の一つが、2018年に川入から初登頂した飯豊山。
5年前と同じ6月17日、行ってみた。
米沢北IC⇒飯豊町中津川⇒飯豊トンネル⇒川入⇒御沢野営場に到着。
・・・・・眠い。そりゃ当然だよ、まだ4時前だもの。
が、既に10台以上の車、準備する方も数人いた。
※御沢野営場(駐車場:標高約550m)
登山ポストは管理棟の中に有り。
トイレは管理棟裏の別棟。
眠気はとれないが、ここまで来たら行くしかない、と準備をし完了。

「のぼりやましかく」
よしっ!読める明るさになったので出発!
・・・0点。

中十五里
順調に通過。

横峰小屋跡(標高1,334m)
・・・順調さはもう無い。10人以上に先を譲っている。
羽虫に囲まれながらの歩きでストレスも溜まる。

イワカガミ(岩鏡)
自分の眼が変なのかと思ったが、この辺りは殆どが白。

地蔵の水場で補給し三国岳へ。

ヒメサユリ(姫早百合)

剣ヶ峰
上の方に行くと両側が切れ落ちてる。
登りはまだいいが、下りが心配。
・・・出来ればガスっててほしかったよ。

右手の景色。
怖いからカメラだけ向けてる。

三国小屋(標高1,644m)に着く頃には緊張から喉からから。

大日岳!
これ見ちゃうと「頑張ろっかなー」ってなる。

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

次の目標は七森・種蒔の向こう、切合小屋。

七森は小刻みなアップダウンが続く。
個人的にはこの区間が一番苦手。

シラネアオイ(白根葵)

種蒔山を越えれば景色が一変・・・

来て良かった~♪

残雪を行く。

草履塚の雪形
福島県的には種蒔山から見てるから「種を蒔く人」かなー。
山形県的には「花笠音頭」かなー。
新潟県的には「佐渡おけさ」かなー。
私見ですけどね。

切合小屋(標高約1,750m)
両足からピリピリと苦情が出始めたので入念に揉み解す。

雪渓を草履塚へ。
5年前はここを登った先で足が攣った。
そのトラウマなのか、今回ここを登ってる最中の写真を誤って消してしまう。
「全消し」じゃなくて良かったよ。

草履塚(標高1,908m)
ちょいと強めの西風が冷たくて心地良い。

大日岳

御西岳

飯豊山(本山)はようやく現実的な距離に。

オヤマノエンドウ(御山の豌豆)

ずーっと見えてるから何枚も撮らされる。

御秘所
剣ヶ峰に比べれば短い岩尾根も、油断は禁物!

ツガザクラ(栂桜)

ミヤマダイコンソウ(深山大根草)

持ち帰って床の間に飾りたい景色。

最後の難所「御前坂」

花があるから難所も越えられる・・・多分。

ハクサンイチゲ(白山一華=白山一花)

イワウメ(岩梅)

落石注意!

本山小屋

報われた感。

はっ!ここで目が覚め、「夢か・・・」
は、無しでお願いしたい。

登山口から7時間15分、ようやく・・・・・

(^^)v

ここで食える幸せ。

ずーっと見ていられる景色。

ずーっと見ていたい景色。

ずーっとは居られない私。

・・・早くも下山の時。

ミヤマキンバイ(深山金梅)

ミネズオウ(峰蘇芳)

コメバツガザクラ(米葉栂桜)

探さなきゃいいのに、見つけてしまう・・・

三国小屋を。
・・・遠いな。

遠くよりも、足元を見て戻ろ。

〇〇ウスユキソウ(ホニャララ薄雪草)
ミヤマ(深山)かなー?

裏を見たが書いてない。

ミヤマキンバイ(深山金梅)

オヤマノエンドウ(御山の豌豆)

イワカガミ(岩鏡)

ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

草履塚で風に吹かれる。

雪渓を下りる。

この日、何度も見た光景。

お世話になりました。

右にポツンと三国小屋。
背景には喜多方市内と磐梯山。

剣ヶ峰も遠目で見りゃ可愛いもんだよ・・・無駄な強がり。

およそ他人様には見せられない格好で下りて行く。

地蔵の水場
からっからの喉を潤す。

幹が太くなるとゴールは近い。

登山口へ戻る。

この道もある意味ビクトリーロードだなー、なんて思いながらゴール!
距離が長いだけにいろんなことがあって、頭の整理がつかないのが正直なところ。
でもさ、すり傷見りゃヒメサユリが浮かぶし、青タン見りゃオヤマノエンドウが浮かぶし、アイタタタって腰が痛みゃ山頂からのあの景色がよみがえるよ。
やっぱ飯豊はスゲー山だよ。
行ってみた日 2023.6.17
この日の行程
御沢野営場⇒(8分)⇒御沢登山口⇒(64分)⇒上十五里(休憩5分)⇒(32分)⇒横峰(休憩9分)⇒(20分)⇒地蔵の水場⇒(63分)⇒三国小屋(休憩14分)⇒(85分)⇒切合小屋(休憩15分)⇒(31分)⇒草履塚(休憩8分)⇒(66分)⇒本山小屋⇒(15分)⇒飯豊山頂(休憩36分)⇒(15分)⇒本山小屋⇒(50分)⇒草履塚(休憩10分)⇒(20分)⇒切合小屋⇒(74分+休憩6分)⇒三国小屋(休憩15分)⇒(52分)⇒地蔵の水場(休憩11分)⇒(32分)⇒上十五里⇒(45分)⇒御沢登山口⇒(8分)⇒御沢野営場
以上13時間29分(休憩2時間9分含む)の行程でした。 歩行距離 約21.2km
地理院地図(電子国土Web)より
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)飯豊山
<この日の感謝録>
御西小屋宿泊のお二方、埼玉県のお二方(日帰り)、栃木県のお二方(日帰り)、大日岳往復の新潟の方(日帰り)、休憩の際には話にお付き合い下さりありがとうございました。
そのほかにも言葉を交わした方は多数いらっしゃいまして、皆様ありがとうございました。
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