「行ってみたい‼」と思わせ隊

    福島からの山歩き紹介ブログです。

    なだらかに和やかに名号峰に ~再会~




    行かなくてもいいのに行ってしまう、「ただ」と言われると。

    久々のコロナワクチン接種。

    ・・・案の定、翌日から37℃台の微熱と倦怠感。

    山行は諦めかけたが、木曜には平熱に戻り、金曜には怠さも消えた。

    まあ、翌日に面倒な仕事があれば、しょっちゅう倦怠感は出るタイプですが(^_^;)

    何はともあれ週末は山へ行けるってことで一安心。

    好きな秋だけに「どこを歩くか」と新たな悩みは出たが、ちょっとした切っ掛けに背中を押され、名号峰へ行ってみた。






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    遠刈田温泉から峩々(がが)温泉入口にある駐車場(エコーライン旧料金所))へ。

    (旧料金所で分かる人がいるのか・・・)

    峩々温泉入口(地図によっては表登山口):標高880m、トイレ有



    準備して出発!






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    熊鈴を鳴らし、峩々温泉へ。






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    鈴の音が反響。

    子どものように鳴らしまくる。

    ・・・耳がおかしくなる。






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    スノーシェッドを抜け橋を渡ると名号峰への登山口(標高約770m)に。


    ※峩々温泉登山口:駐車場無し






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    山道の歩き始めは勾配きつめも、次第に緩む。






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    『猫鼻』で青根温泉(紅葉台)からの道と合わせる。






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    この看板を見た瞬間から、樹木の傷は全て熊の爪痕に見える。






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    なだらかな坂が続く。






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    ブナ(山毛欅)の大樹に見守られながらの歩き。



    ブナの呟き:別に見守ってねーよ。






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    染まる。






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    ところどころで開けてくる。

    杉ヶ峰と大黒天辺り。






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    お陰様で水霜に足元を濡らすことなく歩けました。

    刈り払い感謝申し上げます。






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    刈田岳






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    刈田嶺神社






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    「あき」の「き」






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    「あき」の「あ」


    「あ」が先に来て欲しかった・・・。






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    辺りの葉色。






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    北蔵王縦走路に出る。

    右へ折れて行くと・・・、






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    名号峰(みょうごうほう)山頂!



    登頂時、北西から弱いながらも冷たい風。






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    標高1,490.7m






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    パズル形式の山名板。

    ・・・解けそうも無いので不参加。



    狭い山頂をグルグル回って景色を味わう。






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    後烏帽子岳~屏風岳、間に不忘山






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    熊野岳






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    月山~村山葉山、山形盆地



    現実は景色を味わっても腹は膨らまない。

    湯を沸かしオニオンスープとチキンカツサンドで満足感。

    その頃には冷たい風も止んで、陽射しが優勢に。

    「ふぁーあーーー」もう眠い。動きたくない。

    きっとこれもワクチンの副作用だなーなんてぼんやりしてた。






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    雁戸山



    そこへラジオの声と共にソロの方。

    8年前に南雁戸山でお会いしたHITOIKIさん!



     ~和やかで楽しい時が流れた~






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    楽しい時間とは瞬く間に過ぎてしまう。

    下山の時となり、途中まで御一緒する。






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    秋日和






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    下山と共に季節は戻る。






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    猫鼻の分岐でHITOIKIさんと別れる、新たな再会を期して。

    「素敵な時間をありがとうございました!」






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    急な静けさ。

    次第に大きくなる渓谷音が「いつも」に返らせる。






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    無事に山道を終えた。






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    峩々温泉辺りの葉色






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    車道を戻る。

    今日一日を振り返りながら・・・。






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    峩々温泉からの道は緩やかで樹木も美しかった。

    天候に恵まれ山頂からの眺めも良く、そして再開もあった。

    すごく充実した一日だった。

    また来よう!名号峰に。






    行ってみた日 2023.10.14





    この日の行程

    峩々温泉入口⇒(26分)⇒峩々温泉⇒(53分)⇒猫鼻⇒(85分)⇒名号峰(休憩180分)⇒(92分)⇒猫鼻⇒(30分)⇒峩々温泉⇒(28分)⇒峩々温泉入口

    以上8時間14分(休憩3時間含む)の行程でした。 歩行距離 約12.1km



    名号峰
    地理院地図(電子国土Web)より


    国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)名号峰




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    コメント一覧 4

    HITOIKI  

    再会できて嬉しかったです

    再会できて嬉しかったです。
    3時間も休憩したことになってしまい、失礼しました。
    山の名前がわかって尊敬します。
    僕は登山歴15年以上でも全くダメです。
    静かな山を歩くのは最高ですね。

    2023/10/16 (Mon) 20:33 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    Re: 再会できて嬉しかったです

    HITOIKIさん、こんばんは!
    3時間ぐらいの休憩は他の山でもすることなので気にしないで下さい。
    長い時間山頂に居座ってるので、山の姿格好も覚えてしまいます。
    いつもは理由も無しに景色を眺めているだけですが、今回はワクワクがあったので時間なんか忘れてましたよ。
    本当は第一声で「HITOIKIさんですか?」と声を掛けたかったのですが、ちょっと様子を伺ってしまい大変失礼いたしました。
    あの時は嬉しさを堪えるのに必死でした。
    15年の経験から、静かな山、素敵な道をまた教えて頂けたら幸いです。
    今度はメモを取りながら一言一句を逃さないつもりで望みますのでよろしくお願いします。
    ありがとうございました!

    2023/10/16 (Mon) 21:50 | EDIT | REPLY |   

    暇人  

    おはよう

    今回は名号峰ですか。
    以前コメントしたNHKのクルーは同じコースを辿って熊野岳でした。
    個人的にはそのルートは歩いてませんが、いい感じですね。
    羨ましいです。
    さて、大菩薩峠ですが追い風さんの教えにより水を大量に飲み早起きをして、道路状況を確認すると流れが良いそうなので車で行きました。
    麓の駐車場はすでに満車で少し下った場所を案内の方に教わりましたが、途中の細い道で側溝に脱輪しました。ダム湖に映る逆さ富士が見事すぎて脇見運転です。
    愛車は四駆なのでタイヤホイールに傷が付いた程度で済みましたがついでにザックの中身を確認すると水を忘れたことに気がつき歩くのは断念しました。
    通りかかったバイクの人に尋ねると、近くのコンビニは遥か遠くで、仕方なく二人で富士山を眺めながら山歩き談義を楽しみました。
    その後、国道沿いに道の駅を見つけシャインマスカットを安く仕入れ、駅そばと似たような蕎麦を食べて富士五湖経由で帰途につきました。
    しばらく山歩きをしてないので装備品のチェックが疎かだったようで、とても残念です。
    今回の教訓は装備品のチェックを忘れずに、そして狭い道では脇見をしないこです。
    また、先週末は急激な気温低下と強風で山は断念しました。
    そうで無ければ、今回山の報告をするつもりでしたけど。
    前回の男鹿半島と牡鹿半島を間違えちゃいましたね、宮城に居る頃にも勘違いをしてばかりで学習能力が無いようで恥ずかしいです。
    さて、10月も下旬になりこの寒さも一段と厳しくなり冠雪の情報もちらほらです。
    それに伴い低体温症での遭難の話題も増える時期ですね、
    追い風さんも山でお知り合いに会えて楽しそうでこれまた羨ましいです。
    楽しく歩いて、楽しく家に帰りたいですね。
    寒くなるので、体調には気をつけてください(お互い様ですけど)

    追伸
    カップ麺のブタさんには失礼しました。
    追い風さんの自画像だったんですね。

    2023/10/23 (Mon) 11:23 | EDIT | REPLY |   

    追い風  

    Re: おはよう

    暇人さん、こんにちは!
    名号峰への道は豊かな森のとても静かな素敵な道でした。
    大菩薩峠、お疲れ様でした。
    「水を大量に飲み」「流れが良い」「側溝」「ダム湖」「水を忘れた」・・・水に関するワードに溢れてます。
    是非、占いに行ってみて下さい。きっとこう言われます。
    「水難の相が出てます」・・・・・冗談です。

    脱輪は大事に至らなくてホッとしましたよ。
    でもー、逆さ富士が見えたんじゃしょうがないですよねーって駄目ですよ!脇見運転は。気をつけて下さい!

    水を忘れたのは残念でしたけど、富士山を眺めながら山談義ができたし、ブドウもそばも食べられたし、富士五湖も行けたし、もう山梨満喫!じゃないですか。羨ましいです。
    失敗して反省は勿論ですが、良い方に考えて焦らずゆっくり行きましょうよ。

    「楽しく歩いて、楽しく家に帰りたい」、そうですね、その言葉大事ですよね。
    いつも忘れないよう歩きたいと思います。
    また、お話聞かせて下さい。
    以上、ブタ似の追い風でしたー。

    2023/10/23 (Mon) 18:53 | EDIT | REPLY |   

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