本名御神楽、御神楽岳 ~晩秋の夏日~
会越国境にそびえる本名御神楽と御神楽岳。
日本二百名山に選ばれてるらしいので行ってみた。
つーか、昨年も登る気まんまんで来て、「JR只見線再開通!」の誘惑に負け、観光して帰ったっけなー。
今年こそは、行ってみた。
道の駅かねやまで休憩し国道252号を西へ進み、本名トンネルの入口を左に折れ旧道へ入る。
スノーシェッドを抜けると本名ダムが有り、そこから林道本名室谷線へ。
砂利道を約8km、御神楽橋を渡り500mほどで登山口に着いた。
が、既に駐車スペースは埋め尽くされていて(この日は7+2台)御神楽橋近くの広場へ戻り駐車。
低い雲の下、準備して出発!(標高435m)
御神楽橋
前日に降ったらしく水溜り多め。
洗車してきたのに・・・・・。
御神楽橋から約10分で登山口(標高約450m)。
だそうです。
霧来沢の流れを左に聞きながら歩く。
やがて八乙女滝。
ここから滝を巻く区間が個人的には最大の難所。
一度登った所から川岸の岩場へ降りる鎖場。
濡れてて怖かった。
降りたら今度は鎖とロープでへつる。
かなり不格好だったがどうにかクリア。
「フー」、深く息を吐いて沢沿いの道を行く。
こんな所もあった。
右へ登って行くのかと思ったら、左に印と道。
下ばかり見てると見逃すかも?
鞍掛沢を渡渉。
ブナ(山毛欅)の子どもたち。
大きなブナを合図に登り始める。
足を止めると絡み付かれるんじゃないかと必死に登る。
おっ、陽射し!
雲の上に出た。
名前はあるのか?
とりあえず1,145m峰と書いておく。
杉山ヶ崎(標高約910m)
まだ3.3km地点ですか・・・。
もう7~8kmは歩いた疲労感。
眼前にようやく本名御神楽。
道の右側が切れ落ちてる箇所有り。
1,145m峰
・・・見えてしまう。アレを登るらしい。
思っていたよりも足場はしっかり。何よりも濡れてないのが安心。
鎖場を登った先に避難小屋(標高約1,120m)。
季節外れの暑さに汗が止まらず脱水気味。
登った先に伊佐須美神社の祠、と言うことは・・・
本名御神楽山頂!!!(標高1,266m)
石柱に標高1,315mとある。謎・・・。
風が吹き始め、疲労が少し飛んでいく、「ここで帰るか」って思いと一緒に。
御神楽岳へ向かってみる。
もー、ずーっと右側に崖のプレッシャーを感じながらの歩き。
湯沢の頭~水晶尾根
念の為、枝や笹を掴みながら歩く。ビビリなもんで・・・
御神楽岳山頂(標高1,386.5m)(^^;)v
まずは休憩して疲労回復。
落ち着かせてから山座同定盤で360度の眺めを楽しんだ。
見るだけで十分のスラブ地形。
飯豊連峰
本名御神楽
帰りますか・・・。
本名御神楽より杉山ヶ崎(左端)
ようやく崖を見下ろせるようになったが、もう直ぐ森へ。
陰影のせいか、往路とは違う印象に映った1,145m峰。
杉山ヶ崎
登りでは見かけなかった・・・、見つけたから無事に帰れるってことか。
強まる風に秋が去る。
へつり区間
八乙女滝
登山口
御神楽橋
無事に戻れた。
高所の恐怖感に苦戦するも、あの上からの眺めは又登りたくなる山だよなー。
その時まで、精神も体力も向上させなきゃって思わされる歩きでした。
行ってみた日 2023.11.3
この日の行程
御神楽橋⇒(10分)⇒登山口⇒(19分)⇒八乙女滝⇒(34分)⇒鞍掛沢⇒(71分)⇒杉山ヶ崎⇒(58分)⇒避難小屋⇒(22分)⇒本名御神楽(休憩21分)⇒(42分)⇒御神楽岳(休憩40分)⇒(32分)⇒本名御神楽(休憩11分)⇒(9分)⇒避難小屋⇒(30分)⇒杉山ヶ崎(休憩7分)⇒(46分)⇒鞍掛沢⇒(29分)⇒八乙女滝⇒(14分)⇒登山口⇒(9分)⇒御神楽橋
以上8時間24分(休憩1時間19分含む)の行程でした。 歩行距離 約12.6km
地理院地図(電子国土Web)より
地理院地図(電子国土Web)より
国土地理院のサイト⇒地理院地図(電子国土Web)標準地図(25000)御神楽岳
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